広島東洋カープの2026年公式戦最終戦は、10月7日(水)の阪神タイガース戦だった。会場は甲子園球場。セ・リーグ公式戦25回戦として行われ、広島は延長11回の末、1対2でサヨナラ負けを喫した。
日本野球機構(NPB)の公式試合記録によると、試合開始は18時、終了は21時43分。試合時間は3時間43分で、42,647人が来場した。両チームとも失策はなく、広島6安打、阪神8安打という接戦だった。
10月7日の試合スコア広島東洋カープ
1

VS
11回
阪神タイガース
2
2026年10月7日・甲子園・25回戦
| 項目 | 広島 | 阪神 |
|---|---|---|
| 安打 | 6 | 8 |
| 得点 | 1 | 2 |
| 失策 | 0 | 0 |
| 本塁打 | 0 | 0 |
投手成績
- 広島先発:玉村昇悟
- 阪神先発:西勇輝
- 勝利投手:岡留英貴
- 敗戦投手:F.ターノック
出典:日本野球機構の2026年10月7日公式試合記録。
広島が先制したのは4回表だった。坂倉将吾の右前安打などで好機をつくり、佐々木泰が右前への適時打を放って1点を先取。序盤の投手戦で、広島が先に試合を動かした。
先発の玉村昇悟は7回を投げ、101球、被安打5、1失点、5奪三振。阪神打線を大きく崩さず、試合をつくった。ところが7回裏、大山悠輔の二塁打を足掛かりに髙寺望夢の適時打で同点に追いつかれる。
8回以降は遠藤淳志、大瀬良大地、髙太一が登板。広島は阪神の追加点を許さず、試合は延長戦に突入した。
決着がついたのは11回裏。広島はターノックを投入したが、小野寺暖の四球から植田海の二盗、熊谷敬宥の犠打で阪神が三塁に走者を進める。髙寺を敬遠して満塁とした後、梅野隆太郎にショートへの適時打を許し、サヨナラ負けとなった。
この試合で注目すべきなのは、玉村の好投と打線の得点力の差だ。先発投手が7回1失点と役割を果たした一方、広島打線は6安打で1得点にとどまった。延長戦で追加点を奪えなかったことが、最終的な敗戦につながった。
【セ・リーグ順位表】カープは61勝78敗4分で4位
2026年のセ・リーグは阪神タイガースが79勝62敗2分、勝率.560で優勝。広島は61勝78敗4分、勝率.439で4位となった。
NPBの2026年度公式勝敗表では、広島の上にDeNA、巨人、阪神が並ぶ。首位阪神とのゲーム差は17.0。5位ヤクルトとは1ゲーム差で、6位中日には1ゲーム差をつけた。
2026年セ・リーグ最終順位出典:NPB 2026年度セ・パ公式戦勝敗表。全143試合終了時点。
広島と5位ヤクルトの勝利数は61で並んだが、広島は敗戦数が78、ヤクルトは80。引き分け数も広島が4、ヤクルトが2で、最終的な勝率は広島が.439、ヤクルトが.433となった。
4位という順位は、優勝争いからは離れた結果だったものの、最下位ではない。シーズン終盤まで順位が確定しない状況では、1勝の価値が順位に直結することも改めて示された。
2025年との比較で見るカープの変化過去の公式成績と比較すると、2025年は59勝79敗5分、5位。2026年は61勝78敗4分、4位だった。
前年から勝利数は2つ増え、敗戦数は1つ減少。勝率も.428から.439に上昇した。大幅な躍進とはいえないが、順位と勝率の両方で小幅な改善が見られた。
一方、優勝した阪神との勝率差は大きく、シーズンを通して勝ち星を積み上げる力には課題が残った。2026年の成績を評価するなら、前年からの改善と、上位球団との実力差を分けて見る必要がある。
【シーズン終盤の試合結果】最終5試合は3勝2敗
カープの2026年最終盤は、3連勝から始まり、阪神との連戦で2連敗して終わった。特に10月3日の阪神戦で勝利した後、甲子園で連敗した流れは、シーズンの締めくくりを象徴している。
2026年10月の最終5試合| 日付 | 対戦相手 | スコア | 結果 | 球場 |
|---|---|---|---|---|
| 10月1日 | 中日 | 5-1 | マツダ | |
| 10月3日 | 阪神 | 6-4 | マツダ | |
| 10月4日 | ヤクルト | 7-4 | 神宮 | |
| 10月6日 | 阪神 | 1-2 | 甲子園 | |
| 10月7日 | 阪神 | 1-2 | 甲子園 |
最終5試合の成績は3勝2敗。10月1日の中日戦では床田寛樹が勝利投手となり、10月3日の阪神戦では6対4で勝利。10月4日のヤクルト戦も7対4で制した。
ところが、10月6日は阪神に1対2で敗れ、翌7日も同じ1点差で敗戦。最後の2試合はいずれも甲子園で行われ、得点力の差が勝敗に表れた。
この5試合だけを切り取れば、広島は3連勝で勢いをつけながら、最後の阪神2連戦を取りこぼした形だ。シーズン最終戦に限れば、先発の玉村が試合をつくっただけに、打線がもう1点を奪えていれば違った結果になった可能性もある。
NPBの10月公式記録には、対戦相手、球場、先発投手、責任投手、スコアが掲載されている。10月7日をもって広島の2026年レギュラーシーズン日程は終了した。
【2026年の投打成績】打率.223と防御率3.39から見える課題
カープの2026年を数字で分析すると、最も目立つのは攻撃面の数字だ。チーム打率は.223、総得点431。本塁打は91本で、セ・リーグ6球団の中でも低い水準だった。
一方、投手陣はチーム防御率3.39。極端に崩れた数字ではないものの、リーグ5位にとどまった。打線の得点力不足と投手陣の失点抑制の両面で、上位球団との差が出たシーズンだった。
チーム打撃成績| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 試合数 | 143 |
| チーム打率 | .223 |
| 安打 | 1,058 |
| 得点 | 431 |
| 本塁打 | 91 |
| 打点 | 406 |
| 二塁打 | 148 |
| 三塁打 | 22 |
| 盗塁 | 73 |
| 出塁率 | .288 |
| 長打率 | .322 |
興味深いのは、打率や得点、本塁打が伸び悩む一方で、三塁打は22本を記録したことだ。リーグ内で最も多い数字であり、走力や長打以外の形で進塁する力は持っていた。
しかし、出塁率.288、長打率.322という数字を見ると、走者をためて一気に得点する攻撃の安定感には改善の余地があった。盗塁73個も記録したが、機動力だけでは年間の得点不足を埋められなかった。
チーム投手成績| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| チーム防御率 | 3.39 |
| 勝利 | 61 |
| 敗北 | 78 |
| セーブ | 34 |
| ホールド | 123 |
| 奪三振 | 1,083 |
| 失点 | 520 |
| 完投 | 5 |
| 完封勝 | 8 |
投手陣では、救援陣の運用にも注目したい。ホールド123、セーブ34という記録が残り、複数の投手が試合終盤を支えた。一方でチーム防御率は3.39、失点520で、投手陣全体として圧倒的な安定感を示したわけではない。
つまり、2026年の広島は単純に投手力だけが足りなかったのではなく、得点力と失点抑制の両方で上位球団に届かなかった。接戦を勝ち切るためには、攻撃と守備の両面から改善が必要な成績だった。
個人打撃成績で光った選手
坂倉将吾.251
打率
140試合出場、127安打、15本塁打、74打点。チームの安打数と打点で中心的な役割を果たした。
S.ファビアン16本
チーム最多本塁打
限られた出場機会の中でチーム最多の本塁打を記録し、長打力を示した。
辰見鴻之介28盗塁
チーム最多盗塁
走塁面で存在感を発揮。チームの機動力を支えた。
打撃面では坂倉の74打点が際立つ。ファビアンの16本塁打、辰見の28盗塁と合わせて見ると、選手ごとに異なる強みがチームを支えていたことが分かる。ただし、個人の活躍をチーム全体の得点力に結びつけることが課題として残った。
個人投手成績で注目したい選手| 選手 | 主な成績 |
|---|---|
| 床田寛樹 | 8勝、防御率2.76 |
| 森下暢仁 | 112奪三振 |
| 森浦大輔 | 27セーブ |
| ハーン | 防御率1.53、26ホールド |
| 髙太一 | 防御率1.90、24ホールド |
先発では床田寛樹が8勝、防御率2.76でチームをけん引。奪三振では森下暢仁が112個を記録した。救援では森浦大輔の27セーブ、ハーンの26ホールドが目立つ。
特に救援陣の数字は、勝ち試合を最後まで守るための戦力が存在したことを示している。今後の評価では、個々の防御率だけでなく、先発投手がどれだけ長いイニングを投げられたか、救援投手にどの程度負担が集中したかも見る必要がある。
【カープ対戦成績】阪神との25試合とMAZDAスタジアムの結果
2026年の広島対阪神戦は、シーズンを振り返るうえで重要な対戦カードだった。対戦成績をまとめたデータでは、25試合で広島11勝、阪神13勝、1引き分け。広島の勝率は.458だった。
広島は阪神相手にチーム打率.238、本塁打19本を記録。一方の阪神は打率.230、本塁打16本だった。打率と本塁打では広島が上回ったものの、得点は広島67、阪神78。阪神の方が11点多く、勝利数にも差がついた。
この数字は、単純な打率や本塁打だけでは対戦成績を説明できないことを示している。四球数は広島37に対して阪神73。出塁機会を増やす力や、走者を得点に結びつける攻撃の効率も勝敗を左右した。
10月の阪神3連戦を比較シーズン最後の阪神3連戦は、マツダスタジアムでの勝利から甲子園での連敗へと展開した。
- 10月3日:マツダスタジアムで6対4の勝利
- 10月6日:甲子園で1対2の敗戦
- 10月7日:甲子園で延長11回、1対2の敗戦
広島の本拠地であるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島では10月3日に阪神を破った。しかし、敵地甲子園では2試合連続で1点差の敗戦。特に最終戦は延長11回まで戦いながら、最後の1点を奪われた。
本拠地と敵地の違いだけで勝敗を説明することはできないが、最後の3試合の結果は、同じ相手に対しても試合展開や得点機会の生かし方によって結果が大きく変わることを示している。
【プロの結論】2026年カープの成績は打線の得点力が最大の検証ポイント
2026年の広島東洋カープを評価するうえで、61勝78敗4分という最終成績だけを見るのでは不十分だ。打率.223、得点431、防御率3.39、失点520という数字を合わせると、チームの課題がより明確になる。
特に注目したいのは、打線の出塁率.288と長打率.322だ。安打を打つ能力だけでなく、四球を選び、走者をため、長打でまとめて返すという攻撃の連続性が十分ではなかった。
投手陣にも改善の余地はあったが、床田や森浦など、個人成績で存在感を示した選手はいる。したがって、2026年の敗因を特定の投手や野手だけに求めるのではなく、チーム全体で得点と失点のバランスを改善できるかが重要になる。
また、2025年の5位から2026年の4位へ順位を上げた点は、前進として評価できる。ただし、優勝した阪神とは17ゲーム差があった。上位を目指すには、前年からの小幅な改善にとどまらず、年間を通じて勝ち越せる戦力バランスが求められる。
ファンが今後のカープを評価する際には、次の3点を確認するとシーズンの変化を把握しやすい。
1. チーム打率だけでなく、出塁率と得点数が改善しているか。
2. 先発投手が長いイニングを投げ、救援陣の負担を減らせているか。
3. 阪神や巨人など上位球団との直接対決で勝ち越せているか。
この3つを継続的に確認すれば、順位だけでは見えにくいチームの成長や課題を判断できる。
【カープ試合結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カープの今日の試合結果は?
A1:2026年11月4日時点では、広島の2026年レギュラーシーズン公式戦は全日程終了しています。最後の試合は10月7日の阪神戦で、1対2の敗戦でした。
Q2:カープの2026年最終成績と順位は?
A2:143試合で61勝78敗4分、勝率.439。セ・リーグ4位でシーズンを終えました。
Q3:10月7日の阪神戦でカープの先発投手は誰?
A3:玉村昇悟です。7回101球、5安打1失点、5奪三振と好投しました。試合は延長11回に阪神がサヨナラ勝ちし、岡留英貴が勝利投手、F.ターノックが敗戦投手となりました。
2026年の広島東洋カープは、61勝78敗4分、勝率.439でセ・リーグ4位。前年の5位から順位を一つ上げたものの、優勝した阪神とのゲーム差は17.0だった。
シーズン最終戦となった10月7日の阪神戦は、玉村昇悟の7回1失点という投球も実らず、延長11回に1対2で敗戦。最終5試合は3勝2敗で、最後の2試合を1点差で落とす幕切れとなった。
一方、坂倉将吾の74打点、ファビアンの16本塁打、床田寛樹の8勝、森浦大輔の27セーブなど、個人の活躍には明るい材料もあった。
2026年の記録から浮かび上がる最大のテーマは、個々の力をチーム全体の得点と勝利につなげることだ。カープの次の戦いを見守るうえでも、打線の出塁率、先発投手の安定感、上位球団との対戦成績が重要な判断材料になる。
2026年の公式記録を確認するなら、試合ごとのスコアはNPB公式試合結果、年間の勝敗と順位はNPB公式勝敗表、個人の打撃・投手成績は年度別公式成績を基準にすると、速報値と最終確定値を混同せずにシーズンを振り返れる。