2026年の対戦日程は、3月26日から29日の開幕シリーズ、6月8日から10日、7月27日から29日、そして8月18日から20日の4シリーズで構成された。
以下が、エンゼルス対アストロズ全13試合の確定スコアである。スコアはエンゼルスを左、アストロズを右に統一した。
出典:MLBの試合記録、2026年対戦履歴をもとに整理。
3月:開幕シリーズは2勝2敗3月26日から29日までの4連戦は、ヒューストンのダイキン・パークで開催された。
エンゼルスは初戦を3対0、第2戦を6対2で連勝。開幕直後の直接対決で好スタートを切った。
ところが、第3戦ではアストロズが11対9、第4戦では9対7で勝利。いずれも点の取り合いとなり、アストロズが連敗を止めてシリーズを2勝2敗で終えた。
6月:エンゼルスがホームで巻き返す6月8日から10日の3連戦は、エンゼル・スタジアムで行われた。
初戦は延長10回の末、アストロズが5対4で勝利。しかし、翌9日はエンゼルスが10対1と大差をつけ、最終10日も延長10回を3対2で制した。
このシリーズはエンゼルスが2勝1敗。特に2試合が延長戦となったことからも、両チームの実力が拮抗した局面があったことが分かる。
7月:アストロズが3連勝で優位に立つ7月27日から29日の対戦は、アストロズにとって2026年のシーズンシリーズを決定づける重要な期間となった。
アストロズは6対4、3対2、7対4と3試合すべてに勝利。エンゼルスはホーム開催にもかかわらず、1勝も挙げられなかった。
この3連敗によって、エンゼルスは年間の対戦成績でアストロズに先行を許した。
8月:最終シリーズでエンゼルスが意地を見せる8月18日から20日の3連戦は再びダイキン・パークが舞台となった。
初戦はエンゼルスが3対1で勝利。19日はアストロズが3対2で競り勝った。そして20日、エンゼルスが18対3という大差で最終戦を制した。
結果はエンゼルスの2勝1敗。シーズンシリーズ全体ではアストロズが勝ち越したものの、最後の試合で強烈な印象を残したのはエンゼルスだった。
【球場別成績を比較】ダイキン・パークとエンゼル・スタジアムで何が違った?

2026年の対戦を分析するうえで見逃せないのが、開催球場による勝敗の違いだ。
エンゼルスはアストロズの本拠地であるダイキン・パークでは勝ち越した一方、自軍のエンゼル・スタジアムでは負け越している。
ダイキン・パーク:エンゼルス4勝3敗ヒューストンで開催された試合は、3月の4試合と8月の3試合、合計7試合だった。
エンゼルスは3月の開幕シリーズで2勝2敗。8月のシリーズでも2勝1敗とし、最終的に4勝3敗でアストロズの本拠地で勝ち越した。
得点面では、エンゼルス48点、アストロズ29点。特に8月20日の18対3という試合が大きく数字を押し上げている。
ただし、8月18日の3対1もエンゼルスの勝利であり、最終戦だけが勝ち越しの理由ではない。
エンゼル・スタジアム:アストロズ4勝2敗一方、アナハイムで行われた6試合では、エンゼルスが2勝4敗と負け越した。
6月は2勝1敗と勝ち越したが、7月の3連戦ではアストロズに3連敗。ホームでの成績を大きく落とした。
興味深いのは、6試合の総得点ではエンゼルスが27点、アストロズが24点だったことだ。得点合計ではエンゼルスが上回っているにもかかわらず、勝敗では2つ負け越している。
つまり、得点を多く取った試合と、勝利につながった試合が必ずしも一致しなかった。
球場別の成績から見えること| 比較項目 | ダイキン・パーク | エンゼル・スタジアム |
|---|---|---|
| 試合数 | 7 | 6 |
| エンゼルス勝利 | 4 | 2 |
| アストロズ勝利 | 3 | 4 |
| エンゼルス総得点 | 48 | 27 |
| アストロズ総得点 | 29 | 24 |
| エンゼルス勝敗 | 勝ち越し | 負け越し |
この結果だけで球場が勝敗の直接的な原因だったとは断定できない。しかし、ホームとアウェーで勝敗の傾向が逆転していたことは、2026年の対戦を特徴づける重要なデータだ。
特に、エンゼルスは敵地でアストロズを上回る試合を複数作りながら、アナハイムでの7月3連敗を取り返せなかった。シーズンシリーズを1勝差で落とした背景には、この偏りがある。
【18対3の衝撃】8月20日の最終対戦で何が起きたのか?
2026年のエンゼルス対アストロズで最も目を引く試合は、8月20日の18対3だ。
ヒューストンのダイキン・パークで開催されたこの試合で、エンゼルスは18安打18得点を記録。アストロズは8安打3得点にとどまり、15点差で敗れた。
MLB公式の試合報道は、この敗戦をアストロズにとって約3年ぶりの大差負けとして取り上げた。エンゼルスにとっても、3年ぶりの高得点となる試合だった。
ザック・ネトが5安打7打点の大活躍5安打7打点
2026年8月20日の試合成績
本塁打も記録し、エンゼルス打線を牽引した。
この日の主役はザック・ネトだった。
ネトは6打数5安打、1本塁打、7打点を記録。キャリア最多となる7打点で大量得点を演出した。
特に5回には3ラン本塁打を放ち、エンゼルスのリードを14対2に広げた。試合を決定づける一打となり、アストロズの反撃を難しくした。
MLBの試合ハイライトでも、ネトの5安打7打点がこの試合の中心的な記録として紹介されている。
投手戦ではなく、序盤から崩れたアストロズ投手陣エンゼルスの先発はグレイソン・ロドリゲス。7イニングを投げ、失点は自責点のつかない2点に抑えた。奪三振は6だった。
対するアストロズの先発ピーター・ランバートは、3回2/3で9失点。今季の安定した先発投手として期待されていたが、この日はエンゼルス打線に捕まった。
さらに救援陣も流れを止められず、エンゼルスの得点は18点まで膨らんだ。
8月18日の3対1も見逃せない18対3だけを見ると、エンゼルスが突然爆発したようにも感じられる。しかし、同じ3連戦の初戦でもエンゼルスは3対1で勝利している。
この試合では若手投手ジョージ・クラッセンが7イニングを投げ、わずか1安打、無失点、7奪三振という好投を披露した。
つまり、8月のシリーズでは投手力で勝った試合と、打撃力で圧倒した試合の両方が存在していた。
8月19日はアストロズが3対2で勝利したものの、シリーズ全体ではエンゼルスが2勝1敗。最終戦の18対3は、単なる大量得点ではなく、投打の両面でエンゼルスが存在感を示したシリーズの締めくくりだった。
【通算対戦成績と2026年の順位】直接対決とシーズン成績は別物
2026年の13試合だけを見ると、アストロズが7勝6敗でわずかに優位だった。
しかし、両チームのシーズン全体の成績を比較すると、チームとしての立ち位置には大きな差があった。
エンゼルス対アストロズの通算成績2026年までの対戦履歴を掲載するChamps or Chumpsの集計では、エンゼルスの通算成績は94勝145敗。長期的にはアストロズが優勢となっている。
| 対戦区分 | エンゼルス | アストロズ |
|---|---|---|
| 2026年 | 6勝 | 7勝 |
| 通算 | 94勝 | 145勝 |
2026年は1勝差の接戦だったものの、通算ではアストロズが大きくリードしている。
この差は、単年の直接対決だけではチーム間の長期的な力関係を判断できないことを示している。
アメリカンリーグ西地区の2026年最終順位2026年のレギュラーシーズンが終了した時点で、アストロズはア・リーグ西地区1位。エンゼルスは同地区5位だった。
- アストロズ:81勝81敗、勝率.500、地区1位
- エンゼルス:62勝100敗、勝率.383、地区5位
アストロズは勝率5割で地区優勝を果たした一方、エンゼルスは100敗を記録。球団史上初めてシーズン100敗に到達した。
この数字からも、直接対決の結果とシーズン全体の成績は分けて考える必要がある。
エンゼルスはアストロズとの対戦で6勝を挙げ、敵地でも勝ち越した。しかし、162試合を通した安定性という点では苦しいシーズンだった。
アストロズも圧倒的な成績ではなかったが、勝率5割を維持し、地区内で最上位を確保した。
つまり、2026年の両チームの差は、直接対決における打撃力だけでは説明できない。シーズン全体を通じて勝ち星を積み重ねる能力にも違いが表れていた。
【プロの結論】2026年はアストロズが勝ち越したが、得点力ではエンゼルスが上回った
2026年のエンゼルス対アストロズを評価する際には、勝敗、得点、球場別成績という3つの視点を分ける必要がある。
第一に、勝敗ではアストロズが優勢だった。 13試合で7勝6敗。特に7月の3連勝が最終的な勝ち越しを決定づけた。
第二に、得点力ではエンゼルスが上回った。 総得点は75対53で、22点の差がある。18対3という試合を除いても、エンゼルス57点、アストロズ50点となり、エンゼルスが7点リードする。
第三に、球場別ではエンゼルスが敵地で強さを見せた。 ダイキン・パークで4勝3敗、エンゼル・スタジアムでは2勝4敗だった。
ここから読み取れるのは、2026年の両チームの直接対決では、アストロズが試合を勝ち切る回数で上回った一方、エンゼルスは得点を生み出す力で存在感を示したという構図だ。
ただし、18対3のような大勝は、シーズン全体の安定性を保証するものではない。実際、エンゼルスはシーズン62勝100敗で地区最下位に終わっている。
野球の対戦成績を正しく評価するなら、単一の試合のインパクトだけでなく、13試合の勝敗、総得点、開催球場、そして162試合の最終成績を合わせて見ることが大切だ。
【エンゼルス対アストロズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のエンゼルス対アストロズは何勝何敗でしたか?
A1:レギュラーシーズン全13試合で、エンゼルス6勝、アストロズ7勝でした。アストロズが1勝差でシーズンシリーズを制しています。
Q2:2026年のエンゼルス対アストロズで最後の試合は何対何でしたか?
A2:8月20日の最終対戦は、エンゼルスが18対3でアストロズに勝利しました。ダイキン・パークで行われ、ザック・ネトが5安打7打点を記録しています。
Q3:18対3の試合はどこの球場で行われましたか?
A3:アストロズの本拠地、ヒューストンのダイキン・パークです。エンゼルスは18安打18得点を記録しました。
Q4:エンゼルスはダイキン・パークとエンゼル・スタジアムのどちらで強かったですか?
A4:ダイキン・パークです。エンゼルスは敵地で4勝3敗と勝ち越しました。一方、ホームのエンゼル・スタジアムでは2勝4敗でした。
Q5:2026年のアメリカンリーグ西地区でアストロズとエンゼルスは何位でしたか?
A5:アストロズが81勝81敗で1位、エンゼルスが62勝100敗で5位でした。直接対決では僅差でしたが、シーズン全体では大きな差がつきました。
Q6:2026年の両チームの対戦では、どちらが多く得点しましたか?
A6:エンゼルスです。全13試合の合計得点はエンゼルス75点、アストロズ53点でした。勝利数ではアストロズが上回ったものの、総得点ではエンゼルスが22点リードしています。
2026年のエンゼルス対アストロズは、全13試合でアストロズが7勝、エンゼルスが6勝という結果で幕を閉じた。
3月の開幕シリーズでは互角、6月はエンゼルスが勝ち越し、7月はアストロズが3連勝、8月はエンゼルスが2勝1敗と巻き返した。
球場別ではダイキン・パークでエンゼルスが4勝3敗、エンゼル・スタジアムではアストロズが4勝2敗。得点合計では75対53でエンゼルスが上回り、最後の直接対決では18対3という印象的な勝利を収めた。
一方、シーズン最終順位ではアストロズがア・リーグ西地区1位、エンゼルスが5位。直接対決の1勝差だけでは見えない、シーズン全体の安定性の違いも浮き彫りになった。
2026年の対戦を一言で表すなら、勝ち越したのはアストロズ、得点で圧倒したのはエンゼルス。 この両面を押さえることが、今季の対戦成績を正しく理解するポイントとなる。