- チーム防御率3.55、WHIP1.14: 2025年から投手陣全体の安定感が向上。 - 山本由伸が14勝、防御率2.53: 185イニングを投げ、先発ローテーションの中心を担った。 - 大谷翔平は防御率1.79: 14試合の先発登板で8勝を挙げ、圧倒的な効率を記録した。 - 佐々木朗希は123奪三振: 防御率4.49ながら、奪三振能力を示した。 - 救援陣は46セーブ: タナー・スコットを中心に、複数のリリーフ投手が試合終盤を支えた。
【2026年チーム成績】ドジャース投手陣は防御率3.55、100勝を支えた実力

2026年のドジャース投手陣を評価するうえで、まず注目したいのがチーム全体の数字だ。
レギュラーシーズン162試合のチーム成績は100勝62敗。投手陣は防御率3.55、WHIP1.142、奪三振1521を記録した。
特に防御率は2025年の3.95から0.40ポイント改善。WHIPも1.258から1.142へ下がっている。
失点は2025年の683点から2026年には600点となり、83点減少した。単に勝ち星を増やしただけでなく、相手打線に得点機会を与えにくい投手陣へと変化したことが数字に表れている。
チーム投手成績の基本データ| 項目 | 2026年 |
|---|---|
| 試合数 | 162 |
| 勝敗 | 100勝62敗 |
| チーム防御率 | 3.55 |
| WHIP | 1.142 |
| 奪三振 | 1,521 |
| 投球回 | 1,435.2 |
| 被安打 | 1,159 |
| 与四球 | 480 |
| 被本塁打 | 172 |
| セーブ | 46 |
防御率3.55は、162試合を通じて投手陣が安定した失点管理を実現したことを示す。
さらに注目したいのがWHIP1.142だ。
WHIPは1イニング当たりに許した被安打と与四球の合計を示す指標で、走者をどれだけ出したかを把握するのに役立つ。
被安打や四球による出塁を抑えれば、長打や犠牲フライなどで失点するリスクも下がる。ドジャースのWHIP改善は、投手陣全体が走者をためにくい状態を維持したことを示している。
また、2026年はチーム奪三振が1521個。2025年の1505個から16個増えており、打者を三振で打ち取る力も維持した。
【投手個人成績一覧】山本由伸・大谷翔平・佐々木朗希の数字を比較
2026年のドジャース投手成績で、日本人投手として特に注目されるのが山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希の3人だ。
ただし、3人の役割と登板数は異なる。
山本は年間を通じて先発ローテーションを支え、大谷は登板数こそ限られるものの高い防御率を記録。佐々木は先発として一定の投球回を確保しながら、奪三振能力を示した。
2026年主要投手のレギュラーシーズン成績以下はMLB公式選手成績などに掲載された2026年レギュラーシーズンの記録を整理したもの。ポストシーズンの成績は含まない。
| 投手 | 役割 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 山本由伸 | 先発 | 14勝9敗 | 2.53 | 185.0 | 182 | 0.87 |
| 大谷翔平 | 先発 | 8勝2敗 | 1.79 | 85.2 | 95 | 0.95 |
| 佐々木朗希 | 先発 | 5勝5敗 | 4.49 | 122.1 | 123 | 1.32 |
| ジャスティン・ロブレスキー | 先発中心 | 12勝5敗 | 3.66 | 140.0 | 118 | 1.14 |
| タイラー・グラスノー | 先発 | 5勝2敗 | 3.53 | 74.0 | 98 | 0.95 |
| タナー・スコット | 救援 | 1勝6敗 | 2.69 | 63.2 | 82 | 0.99 |
| ジャック・ドライヤー | 救援 | 5勝2敗 | 3.20 | 64.2 | 73 | 1.10 |
| アレックス・ベシア | 救援 | 3勝1敗 | 2.64 | 58.0 | 74 | 1.07 |
| エドガルド・エンリケス | 救援 | 4勝1敗 | 2.85 | 60.0 | 71 | 1.03 |
出典:MLB公式選手成績、2026年レギュラーシーズン。各投手の登板数・投球回・勝敗・防御率・WHIPを集計。
山本由伸:14勝、防御率2.53で先発陣を牽引2.53
2026年レギュラーシーズン防御率
14勝9敗・185イニング・182奪三振
2026年の山本由伸は、28試合すべてに先発登板。14勝9敗、防御率2.53という成績を残した。
特に評価したいのは、185イニングという投球回数だ。
先発投手には、試合序盤だけでなく中盤以降も安定した投球を続ける能力が求められる。山本はシーズンを通してローテーションを支え、救援陣に過度な負担をかけない働きを見せた。
さらにWHIPは0.87。今回取り上げた主要投手の中でも優秀な数字であり、出塁を許しにくい投球内容だったことが分かる。
2025年は12勝8敗、防御率2.49、173.2イニング、201奪三振だった。2026年は防御率がわずかに上昇した一方、投球回数は増加し、WHIPも0.99から0.87へ改善している。
三振数だけでなく、走者を出さずに長いイニングを投げる能力が際立ったシーズンだった。
大谷翔平:防御率1.79、14先発で8勝1.79
2026年レギュラーシーズン防御率
8勝2敗・85.2イニング・95奪三振
2026年の大谷翔平は、投手として14試合に先発登板し、8勝2敗、防御率1.79を記録した。
特筆すべきは、防御率の高さだ。
1.79という数字は、今回紹介する主要投手の中で最も優れている。WHIPも0.95で、1イニング当たりの走者を抑える能力が高かった。
奪三振は95個。85.2イニングでこれだけの三振を奪っており、奪三振率も高い。
ただし、山本由伸とは投球回数に大きな差がある。山本が185イニングを投げたのに対し、大谷は85.2イニングだった。
そのため、防御率だけを比較して大谷がチームで最も重要な先発投手だったと判断するのは早い。
大谷の評価では、限られた登板数の中で残した防御率とWHIPの優秀さ、そして打者としても出場する二刀流選手としての役割を合わせて考える必要がある。
佐々木朗希:123奪三振、防御率4.49のシーズン123
2026年レギュラーシーズン奪三振
5勝5敗・防御率4.49・122.1イニング
佐々木朗希は26試合に登板し、うち23試合で先発。5勝5敗、防御率4.49、123奪三振という成績だった。
注目したいのは、投球回数と奪三振の関係だ。
122.1イニングで123奪三振を記録しており、奪三振能力そのものは数字に表れている。9イニング換算の奪三振率は約9.05個だ。
一方、WHIPは1.32。山本の0.87、大谷の0.95と比較すると、走者を許す頻度に改善の余地がある。
防御率4.49という結果を理解するには、奪三振数だけでなく、被安打や四球、本塁打を含めて評価することが欠かせない。
佐々木にとって2026年は、先発として122.1イニングを投げた経験を、次のシーズンにどうつなげるかが焦点となる。
ジャスティン・ロブレスキー:12勝で先発陣を支える12勝
2026年レギュラーシーズン勝利数
12勝5敗・防御率3.66・140イニング
2026年のドジャースを語る際、山本や大谷と並んで注目したいのがロブレスキーだ。
28試合に登板し、22試合に先発。12勝5敗、防御率3.66、140イニングを記録した。
WHIPは1.14で、先発投手として安定した数字を残している。
山本のような圧倒的な防御率ではないものの、年間を通じて140イニングを投げ、12勝を挙げた点は大きい。
長いシーズンでは、エースだけに負担を集中させないことが重要になる。ロブレスキーの存在は、先発ローテーション全体の厚みを考えるうえで見逃せない。
【先発ローテーションの成績】山本・大谷・佐々木を軸にした投手構成
2026年のドジャース先発陣は、複数のタイプの投手を組み合わせて戦う構成だった。
中心となったのは、山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希、ジャスティン・ロブレスキー、タイラー・グラスノーらだ。
それぞれの成績を見ると、先発陣の強みと課題が明確になる。
先発陣の注目ポイント山本由伸はイニング消化能力が最大の武器。
185イニングを投げ、防御率2.53、WHIP0.87を記録した。先発投手に求められる安定性と継続性を両立した。
大谷翔平は高い失点抑止力。
14試合の先発で防御率1.79。登板数は山本より少ないが、投げた試合で高い結果を残した。
佐々木朗希は奪三振能力と安定性の両立が課題。
123奪三振は評価できる一方、WHIP1.32、防御率4.49という数字には改善の余地が残る。
ロブレスキーは先発陣の層を厚くした。
12勝5敗、140イニングという実績は、年間を通じたローテーションの維持に貢献する数字だ。
グラスノーも見逃せない存在5勝2敗、防御率3.53、74イニング、98奪三振、WHIP0.95。
グラスノーは13試合に先発し、74イニングで98奪三振を記録した。
投球回数は限られるものの、奪三振能力とWHIPの数字は優秀だ。山本やロブレスキーとは違うタイプの先発投手として、ローテーションの選択肢を広げた。
一方、先発陣を評価する際には、単純な防御率ランキングだけで判断しないことが大切だ。
先発投手の価値は、登板数、投球回数、WHIP、奪三振、そしてシーズンを通じた稼働状況を合わせて判断する必要がある。
【リリーフ投手の成績】タナー・スコットを中心に46セーブ
先発投手が試合の前半を支える一方、勝利を最後まで守るのが救援陣の役割だ。
2026年のドジャースは、チーム合計46セーブを記録。さらにホールドは32だった。
救援陣では、タナー・スコット、アレックス・ベシア、ジャック・ドライヤー、エドガルド・エンリケスらが存在感を示した。
タナー・スコット:25セーブで終盤を担当25
2026年セーブ数
防御率2.69・82奪三振・WHIP0.99
2026年の救援陣で特に目立ったのがスコットだ。
69試合に登板し、25セーブ、防御率2.69を記録した。
WHIPは0.99。63.2イニングで82奪三振を奪っており、三振を取る能力と走者を抑える能力の両方が数字に表れている。
勝敗は1勝6敗だが、救援投手の評価では勝敗だけでなくセーブ数、防御率、登板状況を重視したい。
25セーブという数字は、チームの勝利を締めくくる役割を果たしたことを示す。
ベシア、ドライヤー、エンリケスも安定した成績
アレックス・ベシア
防御率2.64、WHIP1.07、74奪三振。左腕救援投手として、複数の場面で登板した。
ジャック・ドライヤー
防御率3.20、64.2イニング、73奪三振。67試合に登板し、救援陣の登板機会を支えた。
エドガルド・エンリケス
防御率2.85、60イニング、71奪三振。WHIPは1.03で、安定した救援成績を残した。
救援投手の成績を見るとき、セーブとホールドを混同しないことも大切だ。
- セーブ(SV): リードを守って試合を締めくくった投手に記録される。
- ホールド(HLD): セーブ機会の場面で登板し、リードを保って次の救援投手へ引き継いだ投手に記録される。
2026年のドジャースは46セーブ、32ホールドを記録した。
スコットのように試合を締めくくる投手だけでなく、ベシアやドライヤーのように途中の重要な局面を任される投手も、ブルペンの戦力を構成する重要な存在だ。
【2025年・2026年投手成績比較】ドジャースはどれだけ改善した?
2026年の投手陣を評価するなら、前年との比較が欠かせない。
2025年も地区1位だったドジャースは、93勝69敗を記録した。2026年は100勝62敗となり、勝利数を7つ増やしている。
投手成績を比較すると、チーム全体の改善がより明確になる。
チーム投手成績の年度比較| 項目 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 勝敗 | 93勝69敗 | 100勝62敗 |
| 防御率 | 3.95 | 3.55 |
| WHIP | 1.258 | 1.142 |
| 奪三振 | 1,505 | 1,521 |
| 失点 | 683 | 600 |
| セーブ | 46 | 46 |
| 完投 | 0 | 1 |
数字から分かる改善点は3つある。
1つ目は防御率の改善。
3.95から3.55へ低下した。シーズンを通して失点を抑える能力が向上したことを示す。
2つ目はWHIPの改善。
1.258から1.142となった。走者を許す頻度が減り、相手打線に得点のきっかけを与えにくくなった。
3つ目は奪三振数の増加。
1505個から1521個へ増加した。投手陣全体の三振を奪う力も維持されている。
山本由伸の2025年・2026年比較山本個人の成績にも興味深い変化がある。
| 項目 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 勝利 | 12 | 14 |
| 敗戦 | 8 | 9 |
| 防御率 | 2.49 | 2.53 |
| 投球回 | 173.2 | 185.0 |
| 奪三振 | 201 | 182 |
| WHIP | 0.99 | 0.87 |
2026年は勝利数と投球回数が増加した一方、奪三振数は減少した。
防御率は2.49から2.53へわずかに上がったものの、WHIPは0.99から0.87へ改善している。
つまり、2026年の山本は三振数だけで打者を圧倒するのではなく、より少ない走者で長いイニングを投げることにも成功した。
投手の成長を評価するとき、奪三振数だけを見てしまうと、こうした変化を見落とす。
【プロの結論】2026年ドジャース投手陣を評価する3つの視点
2026年のドジャース投手成績を総合的に見ると、最大の強みは特定のエースだけに依存しない投手陣の構成にある。
山本由伸が185イニングを投げ、大谷翔平が防御率1.79を記録。ロブレスキーも12勝を挙げ、先発陣の厚みを支えた。
一方、救援陣ではスコットが25セーブを記録し、ベシアやドライヤー、エンリケスがブルペンを支えた。
ただし、佐々木朗希の防御率4.49やWHIP1.32、先発投手ごとの投球回数の違いを見ると、個々の課題も残っている。
2026年の成績を見るときの判断基準| 評価するポイント | 確認すべき数字 |
|---|---|
| 先発の安定性 | 防御率・WHIP |
| シーズンを支える力 | 先発数・投球回 |
| 三振を取る能力 | 奪三振・奪三振率 |
| 走者を出さない能力 | WHIP・与四球 |
| 救援の信頼性 | 防御率・セーブ・ホールド |
特に重要なのは、投手の役割に合わせて評価基準を変えることだ。
先発投手は長いイニングを安定して投げられるか、救援投手は限られた登板機会でリードを守れるかが評価の軸になる。
また、防御率が優秀でも投球回数が少ない投手と、シーズンを通じて200イニング近く投げる投手では、チームへの貢献の形が違う。
2026年のドジャース投手陣は、山本の安定感、大谷の高い失点抑止力、ロブレスキーの勝利数、そして救援陣のセーブ能力が組み合わさった構成だった。
【ドジャース投手成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のドジャースで最も勝利数が多い投手は誰?
A1:山本由伸とジャスティン・ロブレスキーがともに12勝を記録した、というわけではなく、山本が14勝、ロブレスキーが12勝。チーム内最多勝は山本由伸の14勝だ。
Q2:2026年の大谷翔平の投手成績は?
A2:レギュラーシーズンは14試合に先発登板し、8勝2敗、防御率1.79、85.2投球回、95奪三振、WHIP0.95だった。
Q3:2026年の佐々木朗希の防御率と奪三振数は?
A3:26試合に登板して5勝5敗、防御率4.49、122.1投球回、123奪三振を記録した。WHIPは1.32だった。
Q4:ドジャースの2026年チーム防御率とWHIPは?
A4:チーム防御率は3.55、WHIPは約1.14。2025年の防御率3.95、WHIP1.258から改善している。
Q5:2026年のドジャースで最もセーブを記録した投手は?
A5:タナー・スコット。レギュラーシーズンで25セーブ、防御率2.69を記録した。
2026年のドジャースは、100勝62敗という成績を残し、投手陣もチーム防御率3.55、WHIP1.142と優れた数字を記録した。
個人成績では、山本由伸の14勝・防御率2.53・185イニングが際立つ。大谷翔平は防御率1.79、佐々木朗希は123奪三振を記録し、それぞれ異なる持ち味を示した。
ジャスティン・ロブレスキーの12勝、タナー・スコットの25セーブも見逃せない。
2025年と比較しても、チーム防御率、WHIP、失点のすべてで改善が見られる。
今後のドジャース投手陣を追うなら、勝利数だけでなく、防御率、WHIP、投球回、奪三振、セーブ、ホールドを組み合わせて確認したい。数字を多角的に見ることで、エースの実力だけでなく、チーム全体を支える投手陣の本当の強さが見えてくる。