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【新三役の誕生】美ノ海が沖縄県勢初の小結、義ノ富士も再昇進

森崎 琥珀 森崎 琥珀 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
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今場所の番付で歴史的な意味を持つのが、美ノ海の新小結昇進だ。美ノ海は9月場所で西前頭3枚目から10勝5敗を挙げ、3枚上昇して東小結に昇進した。

美ノ海は33歳でつかんだ初の三役

日本相撲協会の公式番付トピックスによると、美ノ海は沖縄県出身力士として初めての小結となった。木瀬部屋からは2024年1月場所の宇良以来、日本大学出身者としては2026年7月場所の義ノ富士以来20人目の新小結である。

特筆すべきは昇進までの時間だ。美ノ海は初土俵から63場所を要して新三役に到達した。学生相撲出身者としては最も遅い昇進記録で、33歳5か月での新三役は戦後4位の高齢記録に当たる。

早期昇進だけが力士の評価ではないことを示す経歴だ。長い幕下・十両での経験を積み、幕内で着実に成績を伸ばしてきた美ノ海にとって、今回の小結昇進はキャリアの大きな転換点となる。

義ノ富士は小結に復帰

西小結には義ノ富士が入った。9月場所は西前頭2枚目で9勝6敗。今回、2026年7月場所以来となる小結への復帰を果たした。

義ノ富士は日本大学出身で、美ノ海と同じく学生相撲を経て上位に進出した力士だ。新小結の美ノ海と再小結の義ノ富士が東西に並ぶ構図は、今場所の三役戦線を特徴づける。

藤ノ川と熱海富士は関脇を維持

関脇の藤ノ川は11勝4敗で2場所連続の関脇。熱海富士は8勝7敗で4場所連続の関脇となった。熱海富士は三役在位も5場所連続となり、上位陣との対戦経験を積み重ねている。

三役で勝ち越しを続けることは、大関昇進を視野に入れるうえでも重要だ。ただし、関脇での勝ち越し1回だけで大関昇進が決まるわけではない。複数場所の成績や相撲内容などを含めた評価が必要になる。

日本相撲協会の公式資料が示す美ノ海の昇進記録と、義ノ富士の復帰、藤ノ川・熱海富士の継続在位を合わせると、11月場所は三役の顔ぶれに注目が集まる場所となった。

【新入幕・再入幕の注目力士】出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄の3人が幕内へ

相撲番付最新

2026年11月場所では、新入幕力士が3人誕生した。出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄である。検索時に出羽ノ龍と嵐富士の名前だけが目に入ることもあるが、旭海雄も今回の新入幕に含まれる。

出羽ノ龍は西前頭14枚目

出羽ノ龍は出羽海部屋所属で、9月場所は東十両筆頭で10勝5敗。今回、西前頭14枚目に昇進した。

出羽海部屋からの新入幕は、2015年11月場所の御嶽海以来となる。十両上位で勝ち越しを重ねた結果、幕内の土俵に進出した。新しい環境でどこまで持ち味を発揮できるかが焦点だ。

嵐富士は東前頭16枚目で新入幕

嵐富士は伊勢ヶ濱部屋所属。前場所は西十両5枚目で10勝5敗を挙げ、東前頭16枚目への昇進を決めた。

伊勢ヶ濱部屋からは、前場所の寿之富士に続く新入幕となる。また、福岡県出身者としては2013年5月場所の大喜鵬以来、戦後24人目の新入幕と日本相撲協会が紹介している。

地元・福岡で迎える九州場所での幕内デビューは、本人にとっても特別な舞台となる。

旭海雄も新入幕を達成

旭海雄は大島部屋所属で、西前頭16枚目に入った。9月場所は西十両筆頭で8勝7敗。勝ち越しを確保して幕内昇進を果たした。

大島部屋からは、現師匠が部屋を創設して以来初めての新入幕。日本体育大学出身者としては、前場所の朝翠龍に続く15人目の新入幕となる。

3人の昇進経緯を比較すると、出羽ノ龍と嵐富士は10勝5敗、旭海雄は8勝7敗での昇進だ。十両での地位が異なるため、同じ勝ち越しでも昇進幅には違いが生じている。

玉鷲は41歳11か月で再入幕

新入幕と並んで注目されるのが、玉鷲の幕内復帰だ。東十両3枚目で10勝5敗を記録し、東前頭15枚目に再入幕した。

玉鷲は41歳11か月での再入幕となり、日本相撲協会の記録では昭和以降の最年長再入幕を更新する。長く幕内で活躍してきたベテランが再び上位の土俵に戻ることは、九州場所の大きな見どころだ。

さらに北の若も東十両6枚目から西前頭15枚目へ、大青山も東十両2枚目から東前頭17枚目へ復帰した。今回の幕内は、新入幕3人に加えて再入幕3人という顔ぶれになった。

幕内から十両へ降下した力士は6人

一方、前場所の成績によって幕内から十両に降下したのは6人。正代、若隆景、千代翔馬、翔猿、湘南乃海、若ノ勝だ。

特に正代の十両降下は大きなニュースとなった。2015年九州場所以来、11年ぶりの十両となる。2016年初場所に新入幕を果たしてから64場所連続で幕内の座を守ってきたが、9月場所は3勝12敗。西前頭11枚目から西十両3枚目へと降下した。

若隆景も秋場所を全休し、東前頭12枚目から西十両5枚目に下がった。若ノ勝も全休によって東前頭16枚目から西十両10枚目となっている。

十両側では旭富士と竜鳳が新十両に昇進した。旭富士は初土俵から所要6場所での昇進で、付け出しを除く最速記録に並ぶ。竜鳳は19歳で西十両14枚目に名を連ねた。幕内だけでなく、十両にも世代交代を感じさせる動きがある。

【相撲番付の読み方】東西・前頭・三役の違いと昇降の仕組み

番付表を初めて見る人にとって、東と西、前頭何枚目、小結や関脇といった用語は少し分かりにくい。基本的な仕組みを知っておくと、発表された番付から力士の立場や前場所の評価を読み取りやすくなる。

東と西では東が上位

大相撲の番付は東方と西方に分かれている。同じ地位・同じ枚目なら、東の力士が西の力士より半枚上位として扱われる。

たとえば、今場所の前頭3枚目は東が高安、西が伯乃富士だ。両者は同じ前頭3枚目だが、番付上は東の高安が上位となる。

ただし、東西の配置は単純な人気順や実力投票ではない。前場所の成績や過去の番付、全体の人数と配置を踏まえて決められる。

横綱・大関・関脇・小結・前頭の序列

幕内の地位は、基本的に横綱、大関、関脇、小結、前頭の順に並ぶ。

  • 横綱:大相撲で最高位。横綱昇進後は特別な地位として扱われる。
  • 大関:横綱に次ぐ地位。安定した高い成績が求められる。
  • 関脇:三役の一つ。大関昇進を目指す力士が集まる重要な地位。
  • 小結:三役の一つ。前頭上位から昇進するケースが多い。
  • 前頭:幕内の一般力士。前頭筆頭から前頭17枚目まで、数字が小さいほど上位となる。
  • 十両:幕内の一つ下の階級。ここから上が関取と呼ばれる。

関脇と小結は一般に三役と呼ばれ、幕内上位の実力を持つ力士が集まる。横綱・大関も含めて上位陣の相撲を指して三役以上と表現する場合もあるため、文脈に注意したい。

勝ち越しと負け越しが番付に与える影響

本場所は原則15日間で、幕内・十両の力士は15番の取組を行う。8勝以上で勝ち越し、7勝以下で負け越しとなる。

勝ち越しは昇進の基本的な条件だが、勝ち越しの数字だけで昇進幅が決まるわけではない。前場所の地位、勝ち星の数、上位力士の昇降、同じ地位にいる力士の成績などが関係する。

今回の番付を例にすると、美ノ海は前頭3枚目で10勝5敗を挙げて小結に昇進した。出羽ノ龍は十両筆頭で10勝5敗を挙げて前頭14枚目に入った。一方、旭海雄は十両筆頭で8勝7敗ながら前頭16枚目に昇進している。

このように、勝ち越しの幅だけを見て番付を予想すると、実際の昇降と食い違うことがある。前場所の地位と周囲の成績を合わせて見ることが、番付を正しく理解するポイントだ。

番付発表後に順位は変わるのか

番付は本場所ごとに編成されるもので、15日間の取組中に勝敗によって地位が上下することはない。場所中の成績は次の場所の番付に反映される。

したがって、11月場所の番付表は11月8日の初日から千秋楽まで基本的に同じものが使われる。途中休場や優勝争いによって翌場所の評価は変わるが、現在の番付そのものが書き換えられるわけではない。

【相撲番付最新2026年11月場所】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年11月場所の番付発表日はいつですか?
A1:2026年10月26日(月)に日本相撲協会から発表されました。場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開催されます。

Q2:2026年11月場所の横綱と大関は誰ですか?
A2:横綱は東が大の里、西が豊昇龍です。大関は東に安青錦と霧島、西に琴櫻が位置しています。

Q3:2026年11月場所の新小結は誰ですか?
A3:美ノ海です。沖縄県出身力士として初めて小結に昇進しました。西小結には、2026年7月場所以来の再昇進となる義ノ富士が入っています。

Q4:2026年11月場所の新入幕力士は誰ですか?
A4:出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄の3人です。出羽ノ龍は西前頭14枚目、嵐富士は東前頭16枚目、旭海雄は西前頭16枚目に位置しています。

Q5:2026年11月場所で再入幕した力士は誰ですか?
A5:玉鷲、北の若、大青山の3人です。特に玉鷲は41歳11か月での再入幕となり、昭和以降の最年長記録を更新しました。

Q6:番付の東と西ではどちらが上位ですか?
A6:同じ地位・同じ枚目であれば東が上位です。東西の違いは番付上の序列を示しており、取組で必ず東の力士が勝つという意味ではありません。

2026年11月場所の番付は、10月26日に発表された。横綱は大の里と豊昇龍、大関は安青錦、琴櫻、霧島。関脇には藤ノ川と熱海富士が並び、東小結には沖縄県勢初の新三役となった美ノ海、西小結には義ノ富士が入った。

幕内では出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄の3人が新入幕を達成。玉鷲、北の若、大青山も再入幕し、正代や若隆景ら6人が十両へ降下するなど、階級の入れ替わりも目立つ番付となった。

【プロの結論】今回の番付を見るうえで重要なのは、単に誰が何枚目にいるかだけでなく、前場所の成績と昇降の理由をセットで確認することだ。

特に注目したい要点は次の3つ。

  • 優勝争い:12勝3敗の大の里と、復帰が注目される豊昇龍の横綱対決。
  • 三役の勢力図:美ノ海の新小結としての挑戦と、義ノ富士の再昇進。
  • 幕内の世代交代:出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄の新入幕と玉鷲の再入幕。

番付は過去の成績を反映した結果であると同時に、次の15日間に何が起こるかを予想するための重要な資料でもある。2026年11月場所では、上位陣の優勝争いだけでなく、新三役・新入幕力士がどこまで存在感を示すかにも注目したい。

なお、番付の確定情報は日本相撲協会の公式発表を基準にし、場所中の勝敗や休場情報は最新の星取表と照合するのが確実だ。

主な参考資料:日本相撲協会「令和八年十一月場所 番付トピックス」、日本相撲協会公式番付情報、日刊スポーツ「九州場所新番付」2026年10月26日付、2026年11月場所東西番付資料。

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森崎 琥珀
トレンドリサーチャー 森崎 琥珀
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調理師免許を持ちフードライターへ。栄養価は公的食品データベース、調理法はメーカー公式表記で裏取りし、旬の情報は市場入荷記録を参照します。

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