2026年11月4日現在、藤枝東高校サッカー部は第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会でベスト4に進出し、11月7日に東海大翔洋との準決勝を迎える。10月25日の浜松工戦では5対0、10月31日の清水東戦では1対0と勝利し、2試合連続無失点で準決勝まで駒を進めた。
今季のチームを象徴する選手が、3年生FWの増田瑛斗だ。浜松工戦でハットトリックを達成し、清水東戦でも決勝ゴールを記録。プリンスリーグ東海2026でもチームの得点源として存在感を発揮している。さらに2026年は、1926年に創部したサッカー部が100周年を迎える記念すべき年でもある。
【2026年最新】藤枝東サッカー部は選手権静岡県大会ベスト4へ

藤枝東は第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会の決勝トーナメントで、安定した戦いを続けている。
2025年度の第104回大会では準優勝。全国大会出場まであと一歩という悔しさを経験したチームにとって、2026年度の選手権は雪辱を果たす重要な大会だ。
準決勝までの試合結果藤枝東はプリンスリーグ東海所属校としてシードされ、決勝トーナメントから登場した。初戦の浜松工戦では攻撃力を見せつけ、続く清水東戦では接戦をものにしている。
- 10月25日・決勝トーナメント1回戦:藤枝東 5-0 浜松工
- 10月31日・準々決勝:藤枝東 1-0 清水東
- 11月7日・準決勝:藤枝東-東海大翔洋(予定)
2試合の合計は6得点、失点ゼロ。大量得点で勢いをつけた初戦と、守備の粘りが問われた準々決勝では試合内容が異なる。異なる展開に対応できている点は、現在のチームを評価するうえで重要だ。
第105回大会の静岡県ベスト411月7日の準決勝に進出したのは、静岡学園、浜松開誠館、藤枝東、東海大翔洋の4校だ。
対戦カードは静岡学園対浜松開誠館、藤枝東対東海大翔洋。いずれも静岡県内の強豪校同士による対戦となる。
藤枝東にとっては、まず東海大翔洋を突破して決勝進出を果たすことが目標となる。準決勝の勝者が11月14日の決勝に進み、全国大会への切符を懸けて戦う。
【試合結果を徹底分析】浜松工5対0、清水東1対0の勝因
浜松工戦:増田瑛斗のハットトリックで5得点10月25日に藤枝総合運動公園陸上競技場で行われた浜松工との初戦は、藤枝東が5対0で快勝した。
試合は前半3得点、後半2得点という展開。特に注目を集めたのが、FW増田瑛斗の公式戦初ハットトリックだった。
日刊スポーツの試合報道によると、増田は前半5分に右CKからヘディングで先制点を記録。前半29分には自ら獲得したPKを決め、後半のアディショナルタイムにもゴール前のこぼれ球を押し込んだ。
残る2得点は望月瑠斗と森田一颯。藤枝東高校サッカー部OB会・後援会の公式発表でも、増田3得点、望月1得点、森田1得点と記録されている。
この試合では雨によってピッチに水がたまり、通常のパスサッカーを展開しにくい状況だった。細かなボールコントロールが難しい環境でも、セットプレーやPK、ゴール前の反応から得点を重ねたことは評価できる。
また、増田はプリンスリーグ東海でも9得点を挙げていたと日刊スポーツが報道している。選手権だけでなく年間を通じて得点力を発揮している点が、エースとしての存在感につながっている。
清水東戦:増田瑛斗の先制点を守り切る10月31日の準々決勝は、清水東との伝統校対決となった。会場はIAIスタジアム日本平。藤枝東が1対0で勝利し、準決勝進出を決めた。
試合が動いたのは前半3分。DF大橋大洋が左サイドからクロスを送り、FW増田瑛斗が頭で合わせて先制した。
浜松工戦に続いて増田が結果を残した一方、その後は追加点を奪えず、清水東のサイド攻撃によって後半は守勢に回る時間が増えた。
そこで存在感を発揮したのがGK吉田悠真だ。好セーブで相手の攻撃をしのぎ、最後までリードを守った。
スポーツ報知の報道では、増田自身も決定機を仕留め切れなかったことが苦しい展開につながったと振り返っている。勝利したものの、攻撃の決定力には改善の余地が残る試合だった。
浜松工戦が攻撃力を示した試合なら、清水東戦は守備の対応力と勝ち切る力を示した試合だった。準決勝以降では、この2つの要素を同時に発揮できるかが重要になる。
【プリンスリーグ東海2026】藤枝東の順位と現在の実力
選手権の結果だけでは、藤枝東の年間を通じた実力を十分に判断できない。そこで確認したいのが、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2026東海の成績だ。
2026年11月4日時点の順位表では、藤枝東は15試合8勝2分5敗、勝ち点26で4位。得点25、失点16、得失点差はプラス9となっている。
プリンスリーグ東海の順位表同リーグには静岡学園、清水エスパルスユース、浜松開誠館、東海大翔洋など東海地区の強豪が参加している。
| 順位 | チーム | 試合 | 勝点 | 勝・分・敗 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 静岡学園 | 15 | 39 | 12・3・0 |
| 2位 | 清水エスパルスユース | 15 | 29 | 9・2・4 |
| 3位 | 浜松開誠館 | 15 | 26 | 7・5・3 |
| 4位 | 藤枝東 | 15 | 26 | 8・2・5 |
| 5位 | 帝京大学可児 | 15 | 24 | 7・3・5 |
| 6位 | 東海大翔洋 | 15 | 24 | 7・3・5 |
この数字から読み取れるのは、藤枝東が東海地区の上位グループに位置する実力を持ちながら、圧倒的な独走状態にはないということだ。
首位の静岡学園とは勝ち点13差がある。一方、3位の浜松開誠館とは勝ち点で並んでおり、4位という順位だけを見てチームの力を過小評価する必要もない。
得点力と守備力のバランス15試合で25得点という数字は、1試合平均にすると約1.67得点。失点は16で、平均約1.07失点となる。
大きく崩れる試合を減らし、勝ち点を積み重ねていることが現在の特徴だ。選手権での2試合連続無失点も、リーグ戦で培ってきた守備の安定性が表れた結果と考えられる。
一方で、リーグ戦では5敗を記録している。強豪相手に試合を支配し続けられるか、少ないチャンスを確実に得点へ変えられるかは、引き続き課題となる。
リーグ戦の直近では、10月3日に愛工大名電を3対1、10月17日に富士市立を2対1で下した。選手権でも勝利を重ねており、秋の公式戦で結果を出していることは好材料だ。
【11月7日決戦】藤枝東対東海大翔洋の準決勝を徹底予想
2026年の選手権静岡県大会で、藤枝東にとって最大級の関門となるのが東海大翔洋との準決勝だ。
試合は11月7日(土)10時30分キックオフ、エコパスタジアムで開催される。両校はプリンスリーグ東海でも対戦しており、互いの特徴を把握したうえでの再戦となる。
今季の直接対決は1勝1敗2026年のプリンスリーグ東海では、両校が1勝ずつを挙げている。
- 4月25日・第4節:東海大翔洋 1-3 藤枝東
- 9月26日・第13節:藤枝東 1-2 東海大翔洋
4月は藤枝東が3対1で勝利したが、9月の対戦では東海大翔洋が2対1で勝った。直近の直接対決で敗れている藤枝東にとっては、選手権の舞台で雪辱を果たす機会となる。
東海大翔洋の攻撃力にも警戒が必要東海大翔洋も準決勝まで順調に勝ち上がってきた。
決勝トーナメント1回戦では科学技術に8対0、準々決勝では常葉大橘に2対1で勝利。攻撃力を示す一方、準々決勝では接戦を制する勝負強さも見せた。
プリンスリーグ東海では15試合7勝3分5敗、勝ち点24の6位。順位では藤枝東が上回っているものの、勝ち点差はわずか2だ。
準決勝の注目要点は3つ1つ目は増田瑛斗の決定力。浜松工戦で3得点、清水東戦で決勝ゴールを記録したエースが、東海大翔洋の守備を突破できるか。今大会の攻撃の中心となる存在だけに、ゴール前での働きが勝敗を左右する。
2つ目は先制点の重要性。藤枝東は清水東戦で前半3分に先制し、そのまま逃げ切った。早い時間帯に得点できれば、自分たちのペースを作りやすくなる。ただし、先制後に追加点を奪えない展開は避けたいところだ。
3つ目は守備陣の対応。東海大翔洋は8得点を記録した試合もあり、攻撃の勢いを持つ。GK吉田悠真を中心に、相手の攻撃をどこまで抑えられるかが鍵となる。
リーグ戦の直接対決が1勝1敗という状況は、両チームの実力が拮抗していることを示している。過去の順位だけで勝敗を決めつけることはできない。
【創部100周年】藤枝東高校サッカー部の伝統と歴史
藤枝東の強さを理解するには、1920年代から続くサッカーとの関係を知る必要がある。
藤枝東高校の前身である旧制志太中学校では、1924年に初代校長の錦織兵三郎がサッカーを校技に指定した。そこから2年後の1926年にサッカー部が創部された。
つまり、学校がサッカーを校技にした年と、サッカー部が正式に創部された年は異なる。高校自体の創立100周年は2024年、サッカー部の創部100周年は2026年だ。この違いは混同されやすいポイントである。
全国大会で築いた輝かしい実績藤枝東高校サッカー部は、長年にわたって全国の舞台で実績を残してきた。
全国高校サッカー選手権では4度の優勝を経験している。JFAの歴代優勝記録に掲載されている優勝年度は次の通りだ。
- 1962年:第41回大会優勝
- 1963年:第42回大会優勝
- 1966年:第45回大会で秋田商業と両校優勝
- 1970年:第49回大会優勝
また、藤枝東高校サッカー部OB会の公式沿革では、選手権準優勝3回という実績も紹介されている。
高校総体では1971年に優勝。全日本ユース大会や国民体育大会でもタイトルを獲得しており、複数の全国大会で結果を残してきたことが伝統校としての評価を支えている。
長谷部誠をはじめとする卒業生藤枝東の歴史を語るうえで欠かせない卒業生の一人が、元日本代表主将の長谷部誠だ。
日本代表として長く活躍し、ドイツを中心とした海外クラブでもキャリアを築いた長谷部は、藤枝東が輩出した代表的な選手の一人である。
伝統校の価値は、全国大会で獲得したタイトルだけではない。卒業後も競技の第一線で活躍する選手や指導者を輩出してきたことも、学校と地域にとって大きな財産となっている。
2026年11月22日に100周年記念行事を開催藤枝東高校サッカー部OB会・後援会の公式発表によると、2026年11月22日(日)に創部100周年記念行事が予定されている。
- 記念試合:藤枝東対清水東、10時開始、藤枝東高校人工芝グラウンド
- 記念講演:田嶋幸三氏(日本サッカー協会名誉会長)、15時開始
- 祝賀会:17時30分開始、ホテルアンビア松風閣
清水東との記念試合は、10月31日の選手権準々決勝に続く対戦としても興味深い。長い歴史を持つ両校の関係を振り返る機会にもなる。
創部100周年は単なる記念行事ではない。過去の実績を受け継ぎながら、次の世代にどのようなチーム文化を残すかを考える節目でもある。
【強さと評判を検証】藤枝東サッカー部の現在地と今後の課題
藤枝東高校サッカー部の強さは、全国大会での優勝経験だけで判断するものではない。2026年の成績を見れば、伝統に加えて、現在も東海地区の上位で競争できる力を持っていることが分かる。
現在の実力を評価する3つの基準第一の基準は、リーグ戦での安定性だ。プリンスリーグ東海4位という順位は、年間を通じて一定以上の競争力を維持していることを示している。
第二の基準は、選手権での勝負強さ。浜松工戦では5得点、清水東戦では1点を守り切った。大量得点と接戦の両方で勝利できたことは、チームの対応力を示す材料となる。
第三の基準は、個人の得点力とチーム全体の連動性だ。増田瑛斗の活躍は目立つが、浜松工戦ではCKからの得点機会や複数選手による得点も生まれている。特定の選手だけに依存しない攻撃を構築できるかが今後のポイントとなる。
伝統だけでは測れない現在の競争環境静岡県には静岡学園、浜松開誠館、東海大翔洋、藤枝明誠など実力校が集まっている。全国大会を目指すには、県内の強豪校との競争を勝ち抜かなければならない。
また、プリンスリーグ東海には清水エスパルスユースなどクラブチームも参加している。高校サッカー部だけでなく、クラブの育成組織とも年間を通じて競い合う環境だ。
藤枝東高校サッカー部の公式サイトには、GPSデバイスを活用した競技力の数値化や、トレーニングの分析、負傷予防を目指すパートナーシップも紹介されている。伝統を守るだけではなく、現代的な育成環境を取り入れようとする姿勢も見逃せない。
今後の注目点は決定力と試合運び現在の藤枝東にとって、特に注目したい課題は追加点を奪う力だ。
清水東戦では早い時間帯に先制したものの、その後に追加点を挙げられず、後半は守備の時間が増えた。東海大翔洋のような攻撃力を持つ相手に同じ展開を許せば、失点のリスクが高まる。
一方、増田瑛斗が好調を維持していることは大きな強みだ。増田を起点に複数の選手が得点に絡めるようになれば、相手守備陣にとって対応はさらに難しくなる。
藤枝東の現在の実力を評価するなら、歴史的な優勝回数だけでなく、リーグ順位、選手権での試合内容、強豪との直接対決、そして得点を生み出す選手層を総合的に見ることが大切だ。
【藤枝東サッカー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:藤枝東高校サッカー部は2026年現在、どのくらい強い?
A1:2026年11月4日時点で、プリンスリーグ東海4位。15試合で8勝2分5敗、勝ち点26を記録している。第105回選手権静岡県大会でも準決勝に進出しており、東海地区の上位を争う実力を持つ。
Q2:藤枝東の浜松工戦と清水東戦の結果は?
A2:2026年10月25日の浜松工戦は5対0、10月31日の清水東戦は1対0で勝利した。浜松工戦では増田瑛斗がハットトリックを達成し、清水東戦でも増田が決勝ゴールを決めた。
Q3:藤枝東と東海大翔洋の準決勝はいつ?
A3:2026年11月7日(土)10時30分からエコパスタジアムで開催予定。今季のプリンスリーグ東海では藤枝東が3対1で勝利した試合と、東海大翔洋が2対1で勝利した試合があり、対戦成績は1勝1敗となっている。
Q4:藤枝東高校サッカー部の創部100周年はいつ?
A4:サッカー部の創部は1926年で、2026年が100周年に当たる。11月22日には清水東との記念試合、田嶋幸三氏による記念講演、祝賀会が予定されている。なお、高校自体の創立100周年は2024年だった。
Q5:藤枝東高校サッカー部の選手権優勝回数は?
A5:全国高校サッカー選手権では4度の優勝実績がある。1962年、1963年、1966年(秋田商業との両校優勝)、1970年に全国の頂点に立った。
2026年の藤枝東高校サッカー部は、創部100周年という歴史的な節目を迎えながら、選手権静岡県大会でベスト4に進出している。
浜松工戦の5対0は攻撃力を示し、清水東戦の1対0は守備の粘りと勝負強さを示した。増田瑛斗の得点力、吉田悠真を中心とした守備陣、そしてプリンスリーグ東海4位という年間成績を総合すれば、現在も高い競争力を維持していることが分かる。
ただし、東海大翔洋との準決勝は簡単な試合にはならない。今季の直接対決は1勝1敗であり、直近のリーグ戦では藤枝東が敗れている。早い時間帯の得点、追加点を奪う力、後半の試合運びが勝敗を分けるポイントになる。
注目すべき日程は、11月7日の選手権準決勝、11月14日の決勝、そして11月22日の創部100周年記念行事だ。さらにプリンスリーグ東海もシーズン終盤を迎える。
藤枝東の本当の強さは、過去の栄光だけではなく、現在の選手たちが伝統を背負いながら結果を残せるかどうかにある。100年の歴史を次の全国舞台につなげられるのか。2026年11月の戦いは、その答えを示す重要な時間になる。
主な確認資料