最初に、3試合の結果を一覧で確認しよう。すべてドジャー・スタジアムで開催された。
| 日付 | 試合結果 | 勝利投手 | 敗戦投手 | 主な見どころ |
|---|---|---|---|---|
| 6月5日 | ドジャース 1-0 エンゼルス | ブレイク・トライネン | カービー・イエーツ | フリーマンのサヨナラ弾 |
| 6月6日 | ドジャース 9-2 エンゼルス | 山本由伸 | ジャック・コハノウィッツ | 1回裏に9得点 |
| 6月7日 | ドジャース 5-13 エンゼルス | ホセ・ソリアーノ | エメット・シーハン | エンゼルスが7回に6得点 |
※スコアはホームチームのドジャースを左側に表記。勝敗投手は公式ボックススコアに基づく。
6月5日(金):フリーマンのサヨナラ本塁打で1-0| イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンゼルス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| ドジャース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
初戦は、両チームの投手が互いに譲らない緊迫した投手戦となった。
ドジャースの先発は佐々木朗希。エンゼルスの先発はリード・デトマーズだった。
佐々木は7回を投げて被安打2、無失点、10奪三振。メジャーでの自己最多奪三振を記録し、最速100.6マイルの速球も披露した。
対するデトマーズも6回を2安打無失点に抑え、ドジャース打線を封じ込めた。8回終了時点でもスコアは0-0。試合は最後まで決着がつかない展開だった。
勝敗を決めたのは9回裏だった。
エンゼルスの救援投手カービー・イエーツに対し、フレディ・フリーマンがフルカウントからの投球を捉え、センター方向へサヨナラ本塁打を放った。
この一発でドジャースが1-0の勝利。勝利投手はブレイク・トライネン、敗戦投手はイエーツとなった。
MLB公式の試合記事によれば、フリーマンにとって通算20度目のサヨナラ安打(ポストシーズンを含む)に当たる記録的な一打だった。
6月6日(土):山本由伸が好投、ドジャースが9-2で連勝| イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンゼルス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| ドジャース | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 9 |
第2戦は、山本由伸の安定した投球と、ドジャース打線の爆発が重なった試合だった。
先発の山本は8回を投げ、被安打2、失点1、自責点1、奪三振4。9回のマウンドをジャック・ドレイヤーに託すまで、エンゼルス打線をほぼ完璧に封じ込めた。
一方、エンゼルス先発のジャック・コハノウィッツは、ドジャースの猛攻を止められず、わずか1アウトで降板。0回1/3で7失点(自責点6)という厳しい内容になった。
試合を決定づけたのは1回裏の9得点だ。
エンゼルスは1回表、オズワルド・ペラザの三塁打で先制。しかし、その直後にドジャースが一気に試合をひっくり返した。
主な得点シーンは次のとおり。
- アンディ・パヘスが2ラン本塁打を放ち、2-1と逆転。
- ライアン・ウォードの2点適時二塁打で4-1。
- ザック・ネトの送球エラーも絡み、さらに3点を追加。
- 大谷翔平が2ラン本塁打を放ち、9-1。
大谷の本塁打は今季11号。パヘスは今季14号だった。
ドジャースが1イニングに9点を挙げたのは、2021年以来となる規模の猛攻。MLB公式記事でも、2026年シーズンのチーム最多イニング得点として紹介された。
9回表にはザック・ネトがソロ本塁打を放ったものの、反撃は1点止まり。ドジャースが9-2で連勝し、シリーズ勝ち越しを決めた。
6月7日(日):エンゼルスが13-5で反撃、7回に試合を決める| イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンゼルス | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | 0 | 1 | 13 |
| ドジャース | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 |
最終戦は、エンゼルスのホセ・ソリアーノとドジャースのエメット・シーハンが先発した。
エンゼルスは2回表にセバスチャン・リベロの2点適時打で先制。4回にもリベロが2点適時打を放ち、6回を終えるまでに6-1とリードを広げた。
しかし、ドジャースも6回裏に反撃する。
ダルトン・ラッシングが3ラン本塁打を放ち、続いてライアン・ウォードもソロ本塁打。4点を返して6-5と1点差まで迫った。
この時点では、ドジャースの逆転も十分に期待できる展開だった。
ところが、7回表に流れが一変する。
【勝敗の分岐点】最終戦7回の攻防でエンゼルスが6点を奪取

このイニングこそ、6月7日の試合を理解するうえで最も重要な場面だ。
ドジャースは救援投手のジョナサン・ヘルナンデスを投入したが、エンゼルスの打線を止められなかった。
7回表の得点経過は次のとおり。
7回表・エンゼルスの攻撃
ジョー・アデルの2ラン本塁打
ノーラン・シャニュエルを一塁に置き、左中間方向へ一発。6-5から8-5へとリードを広げた。
セバスチャン・リベロの適時打
ニック・マドリガルが生還し、9-5。さらに追加点を挙げた。
ザック・ネトの3ラン本塁打
ジョゼ・シリとリベロを塁に置き、センター方向へ本塁打。スコアを12-5とした。
7回表の得点6点
7回終了時のスコア12-5
アデルの本塁打は飛距離433フィート(約132メートル)。ネトも3ラン本塁打で試合を大きく動かした。
このイニングで特筆すべきなのは、単に本塁打が2本出たことだけではない。アデルの一発で相手の反撃ムードを断ち切り、リベロの適時打で走者を進め、ネトが再び長打で大量得点につなげたという攻撃の連続性だ。
加えて、エンゼルスの下位打線が際立った働きを見せた。
MLB公式の試合後レポートによれば、6〜9番を打った4選手は合計15打数13安打、10得点、10打点を記録。リベロは5打数5安打、6打点という圧倒的な成績だった。
アデルも4安打4得点を記録し、ネトは3打点を挙げた。
一方のドジャースは、6回に4点を返した直後の7回に6点を失ったことが致命的だった。
最終的には13-5。エンゼルスが一矢報いる勝利を収め、ドジャースの3連勝を阻止した。
【選手・関係者一覧】大谷翔平、山本由伸、フリーマンらの役割
今回のフリーウェイシリーズ2026では、スター選手だけでなく、下位打線や救援投手の働きも勝敗に大きく影響した。
主要人物と試合での役割を整理すると、次のようになる。
| 選手 | 所属・役割 | 6月5〜7日の主な記録 | 試合との関係 |
|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | ドジャース・DH | 6月6日に11号本塁打 | 9得点の猛攻を締めくくる一発 |
| フレディ・フリーマン | ドジャース・内野手 | 6月5日にサヨナラ本塁打 | 初戦の決勝打 |
| 山本由伸 | ドジャース・先発 | 6月6日、8回1失点 | 第2戦の勝利投手 |
| 佐々木朗希 | ドジャース・先発 | 6月5日、7回無失点、10奪三振 | 初戦の投手戦を支えた |
| ホセ・ソリアーノ | エンゼルス・先発 | 6月7日、6回5失点 | 最終戦の勝利投手 |
| エメット・シーハン | ドジャース・先発 | 6月7日、1回1/3で降板 | 最終戦の敗戦投手 |
| ザック・ネト | エンゼルス・内野手 | 6月6日に11号、7日に12号 | 最終戦で3ラン本塁打 |
| ジョー・アデル | エンゼルス・外野手 | 6月7日に4安打、10号本塁打 | 7回の追加点を演出 |
| セバスチャン・リベロ | エンゼルス・捕手 | 6月7日に5安打、6打点 | 最終戦の攻撃の中心 |
大谷の存在感が特に際立ったのは6月6日だ。
1回裏の猛攻で2ラン本塁打を放ち、ドジャースの9得点に貢献した。試合序盤から長打を期待できる打者が結果を出したことで、エンゼルスの投手交代を含むゲームプランにも大きな影響を与えた。
ただし、3連戦全体を大谷一人の本塁打数だけで評価するのは適切ではない。初戦の決勝打はフリーマン、最終戦の反撃はラッシングとウォード、エンゼルスの勝利は下位打線が主導した。
フレディ・フリーマン:初戦の均衡を破った勝負強さフリーマンのサヨナラ本塁打は、シリーズ全体の印象を決める象徴的なプレーだった。
8回まで無得点という展開では、一つの失投、一つの打球が勝敗を左右する。そこで結果を出したのがフリーマンだった。
山本由伸:大量援護を生かした8回の好投山本は6月6日に8イニングを投げて1失点。大量援護を受けた後も集中力を維持し、エンゼルスに反撃のきっかけを与えなかった。
この試合では打線の爆発が注目されたが、山本が長いイニングを投げたことで、ドジャースは救援陣の消耗を抑えられた。
【ドジャース対エンゼルス対戦成績】2026年シーズンは5勝1敗
ここで注意したいのが、6月5〜7日の3連戦と、2026年シーズン全体の対戦成績は別の数字だという点だ。
両チームは2026年5月にも3連戦を行っている。
| 開催日 | 勝利チーム | スコア |
|---|---|---|
| 5月15日 | ドジャース | 6-0 |
| 5月16日 | ドジャース | 15-2 |
| 5月17日 | ドジャース | 10-1 |
| 6月5日 | ドジャース | 1-0 |
| 6月6日 | ドジャース | 9-2 |
| 6月7日 | エンゼルス | 13-5 |
2026年シーズンの最終対戦成績
ドジャース5勝
エンゼルス1勝
6試合のシーズン対戦成績。6月の3連戦だけならドジャース2勝、エンゼルス1勝。
5月の3連勝に続き、6月も最初の2試合をドジャースが制した。そのため、6月7日にエンゼルスが勝ったとはいえ、シーズン全体の対戦ではドジャースが大きく勝ち越している。
また、2025年はエンゼルスがドジャースとのシーズン対戦で6戦全勝していた。2026年はその構図が逆転し、ドジャースが5勝1敗と優位に立った。
【プロの結論】試合速報で注目すべきは得点経過と投手交代
今回の3連戦から読み取れるのは、野球の試合結果を最終スコアだけで判断すると、勝敗の本質を見落とすということだ。
それぞれの試合には、異なる勝敗の分岐点が存在した。
- 6月5日:9回裏の決定力。 投手戦を続けた両チームの差は、最後の打席で生まれた。
- 6月6日:1回裏の大量得点。 早い段階で9点を奪ったことで、試合の主導権が決まった。
- 6月7日:7回表の救援陣の崩れ。 1点差まで追い上げたドジャースが、直後に6点を失った。
特に最終戦は、6回裏にドジャースが4点を返したという事実を抜きにしては語れない。
一度は6-5まで接近した試合が、わずか1イニングで12-5になった。この落差こそが、7回の攻防をシリーズ最大の見どころにしている。
MLBライブスコアで確認したい5つの項目今後のドジャース戦やエンゼルス戦をリアルタイムで追いかける場合、次の情報を確認すると試合展開を理解しやすい。
1. イニング別スコア: どの回に得点が集中しているか。
2. 投手の投球回数: 先発投手がどこまで試合を作っているか。
3. 安打と四死球: 得点が長打によるものか、走者をためた結果なのか。
4. 救援投手の交代: 勝負どころで誰がマウンドに上がったか。
5. 本塁打と打点: 誰が実際に得点を生み出しているか。
MLB公式の試合速報・Gamedayでは、イニングごとの得点、打席結果、投手成績などを確認できる。単純なスコア表示だけでなく、プレーごとの経過を追うことが勝敗分析には有効だ。
【ドジャース対エンゼルス試合速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年6月5〜7日のドジャース対エンゼルスの試合結果は?
A1:ドジャースが2勝1敗で勝ち越した。6月5日は1-0、6月6日は9-2でドジャースが勝利し、6月7日はエンゼルスが13-5で勝利した。
Q2:最終戦で勝敗を分けた7回には何が起きた?
A2:6-5と1点差だった7回表に、エンゼルスが6点を追加した。ジョー・アデルの2ラン本塁打、セバスチャン・リベロの適時打、ザック・ネトの3ラン本塁打が主な得点シーンだった。
Q3:山本由伸はエンゼルス戦に先発した?
A3:6月6日の第2戦に先発した。8回を投げて2安打1失点、4奪三振を記録し、ドジャースの9-2の勝利に貢献した。
Q4:大谷翔平はフリーウェイシリーズ2026でホームランを打った?
A4:6月6日の試合で今季11号の2ラン本塁打を記録した。ドジャースが1回裏に9点を挙げた猛攻の一部を担った。
Q5:2026年シーズンのドジャース対エンゼルスの通算対戦成績は?
A5:2026年のレギュラーシーズン6試合では、ドジャースが5勝1敗で勝ち越した。6月5〜7日の3連戦だけを見ると、ドジャース2勝、エンゼルス1勝となる。
2026年6月5〜7日のドジャース対エンゼルス3連戦は、ドジャースが2勝1敗で勝ち越した。初戦はフレディ・フリーマンのサヨナラ本塁打、第2戦は大谷翔平の本塁打と山本由伸の好投が光った。
そして最終戦では、ホセ・ソリアーノが勝利投手となり、ジョー・アデルとザック・ネトが7回に本塁打を放つなど、エンゼルスが13-5で勝利。セバスチャン・リベロの5安打6打点も大きなインパクトを残した。
シリーズの勝敗だけを見ればドジャースの勝ち越しだが、最終戦の7回はエンゼルスの攻撃力とドジャース救援陣の課題が鮮明になった場面だった。さらにシーズン全体ではドジャースが5勝1敗。3連戦の1敗と年間の対戦成績を分けて捉えることが、2026年のフリーウェイシリーズを正確に理解するポイントとなる。