演歌界を代表する歌手・五木ひろしさんが、2025年7月に慢性閉塞性肺疾患(COPD)と気管支炎のため緊急入院したことは、大きな注目を集めました。東京・明治座で開催されていたデビュー60周年記念公演を休演し、予定されていた舞台や歌謡ショーにも影響が出たため、ファンの間では病状や復帰時期を心配する声が広がりました。
しかし、2026年11月4日現在、五木さんは歌手活動に復帰し、全国コンサートツアーや新曲の発表など精力的な活動を続けています。2026年1月には完全禁煙による体調管理も報じられ、5月のインタビューでは入院を経験した心境や日々の健康習慣について自ら語っています。
【病気の真相】五木ひろしが2025年7月に緊急入院した理由とは?

五木ひろしさんの入院が明らかになったのは、2025年7月12日です。
当時、五木さんは東京・明治座で「デビュー60周年記念 五木ひろし特別公演 坂本冬美特別出演」に出演していました。7月5日に開幕したばかりの公演で、本人も座長として舞台に立っていました。
ところが、数日前からせきなどの風邪に似た症状が出ており、11日の公演終了後、本人とスタッフが体調の異変を重く受け止めました。
日刊スポーツが2025年7月12日に報じた事務所関係者の説明によると、都内の病院で検査を受けた結果、血液中の白血球の数値がかなり高くなっていることが判明。公演を続けることに医師からストップがかかり、緊急検査入院となりました。
その後、7月13日に明治座の公式サイトを通じて公表された診断名は、次の2つです。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 気管支炎
この診断発表によって、単なる風邪による一時的な体調不良ではなかったことが明らかになりました。
なお、白血球の数値が高かったことは当時の報道で確認できますが、その数値が上昇した具体的な原因や、2つの診断との医学的な関係について、詳細な検査結果は公表されていません。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とはどのような病気なのか慢性閉塞性肺疾患は、英語のChronic Obstructive Pulmonary Diseaseを略してCOPDと呼ばれる呼吸器疾患です。
日本呼吸器学会によると、主にたばこの煙などの有害物質を長期間吸い込むことによって肺や気道に障害が起こり、空気の通りが悪くなる病気です。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
- 長期間続くせき
- たんが出やすくなる
- 階段や坂道を歩いたときの息切れ
- 呼吸が苦しくなる
- 呼吸器感染症などをきっかけとした症状の急激な悪化
COPDは慢性的に進行する可能性があり、感染症などをきっかけに急激に症状が悪化すると、入院治療が必要になることもあります。
ただし、五木さんについて公表されているのは病名と入院の経緯です。肺機能の数値、病期、肺の損傷の程度、具体的な治療内容などは明らかにされていません。
また、COPDの主要な危険因子が喫煙であることと、五木さん個人の発症原因が特定されていることは別の話です。過去の喫煙歴だけから、今回の入院の直接的な原因を断定することはできません。
【入院から復帰まで】2025年7月の明治座公演休演を時系列で整理
今回の入院で注目すべきなのは、診断発表後もすぐに舞台へ戻ったわけではなかったことです。
当初は比較的早い段階での復帰も期待されていましたが、医師の判断によって静養期間が延長されました。結果的に、五木さんは予定していた芝居への出演を取りやめ、歌謡ショーから段階的に復帰する形になりました。
五木ひろしの入院・休演・復帰の経緯| 日付 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2025年7月5日 | 明治座公演開幕 | デビュー60周年記念公演がスタート。 |
| 7月11日 | 体調悪化 | せきなどの症状が続き、公演終了後に病院で検査入院。 |
| 7月12日 | 公演中止・入院公表 | 12日と13日の計3公演が中止となる。 |
| 7月13日 | 病名公表 | 慢性閉塞性肺疾患と気管支炎の診断が明らかになる。 |
| 7月18日 | 休演期間延長 | 医師の判断で24日まで静養することが発表される。 |
| 7月23日 | 復帰日決定 | 25日から第二部のスペシャルショーのみ出演すると発表。 |
| 7月25日 | ステージ復帰 | 14日ぶりに明治座の歌謡ステージへ復帰。 |
| 7月27日 | 公演千秋楽 | 明治座の座長公演が予定どおり千秋楽を迎える。 |
この経緯から分かるのは、入院後の復帰判断が医師との相談を踏まえて慎重に進められていたことです。
7月18日に休演延長が発表された理由当初、五木さんは7月19日まで休演する予定でした。しかし、7月18日に明治座が新たな発表を行い、24日まで休演を延長すると説明しました。
明治座は、病状は快方に向かっているものの、医師の診断によって引き続き静養が必要と判断されたと公表しています。
つまり、症状が改善傾向にあったことと、すぐに通常どおりの舞台出演が可能だったことは同じではありません。
歌手としての歌唱だけでなく、芝居を含めた長時間の舞台出演には体力が必要です。特に呼吸器に関係する病気の場合、無理な活動再開を避けることには大きな意味があります。
【病気の影響と回復】COPDと気管支炎は完治したのか?
気管支炎と慢性閉塞性肺疾患は同じ病気ではない五木さんの病名を調べる際に注意したいのが、COPDと気管支炎を同じものとして扱わないことです。
気管支炎は、空気の通り道である気管支に炎症が起きる病気です。急性と慢性があり、原因や症状の持続期間も異なります。
一方、COPDは肺の気流が制限される慢性的な呼吸器疾患です。慢性気管支炎はCOPDに関係する病態の一つですが、すべての気管支炎がCOPDというわけではありません。
五木さんについては、明治座が公表した診断名が「慢性閉塞性肺疾患、気管支炎」となっているため、それ以上に細かい病態を推測することはできません。
退院後は自宅療養を経てステージへ2025年7月23日のTBS NEWS DIGの報道では、五木さんはすでに退院して自宅療養中と説明されていました。
そして、7月25日、入院から14日ぶりに明治座の舞台へ戻りました。
ただし、ここで重要なのは、復帰したのが公演のすべてではなかったという点です。
第一部の芝居「花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛」では、五木さんが演じていた中山安兵衛役を太川陽介さんが引き続き担当しました。五木さんが出演したのは第二部の「スペシャルショー」です。
日刊スポーツやスポニチの報道によると、復帰当日は「夜明けのブルース」や「よこはま・たそがれ」などを披露。客席から大きな拍手を受けました。
この段階的な復帰は、歌手活動への復帰を果たしながらも、負担を考慮した出演形態だったと理解できます。
2026年現在、病気は完治したと発表されているのか2026年11月4日現在、五木さんは全国各地でコンサートを開催し、テレビ関連の活動や新曲制作も続けています。
2026年5月3日に公開された関西プレスのインタビューでは、前年の入院について本人が振り返り、健康への意識が変わったことを語っています。
「一日一日を今まで以上に大事に生きよう」
また、同インタビューでは、日々の健康習慣についても説明しています。早朝や夜中に犬の散歩をする時間が癒やしであり、健康の秘訣かもしれないと話していました。
一方、COPDが医学的に完治したという公式発表や、肺機能が正常値まで回復したという検査結果は確認できません。
したがって、現在の状況を正確に表現するなら、入院から回復して歌手活動を再開し、精力的に活動しているものの、COPDそのものの医学的な完治が公表されたわけではないということになります。
【坂本冬美との共演】五木ひろしの休演を支えた明治座の出演者たち
2025年7月の明治座公演では、五木さんの休演によって出演者の役割が大きく変わりました。
特に注目されたのが、特別出演していた坂本冬美さんです。
坂本冬美が歌謡ショーの中心を担った明治座の公演は、第一部が芝居、第二部がスペシャルショーという二部構成でした。
五木さんが休演した期間、第二部では坂本冬美さんが中心となって歌唱し、日替わりの応援ゲストとともに公演を支えました。
坂本さんは自身の公式サイトに掲載した2025年7月12日付の「冬美便り」で、五木座長の緊急検査入院による公演中止を報告し、回復を願うメッセージを発信しています。
7月18日以降の公演でも、吉幾三さん、山本譲二さん、里見浩太朗さん、辰巳ゆうとさんなどが応援ゲストとして出演する予定が発表されました。
休演中の代役を務めた出演者第一部の芝居では、五木さんが演じていた中山安兵衛役を太川陽介さんが代演しました。
また、清水一学役は花柳一さん、小林平八郎役は安永稔さんが担当。限られた時間の中で役割を引き継ぎ、公演の継続を支えました。
2026年5月のインタビューで五木さん自身も、休演中に仲間たちが支えてくれたことへの感謝を語っています。吉幾三さんをはじめとする歌手仲間の支援が、復帰後の心境にも大きな意味を持ったことがうかがえます。
この出来事は、五木さん個人の回復だけでなく、長年にわたり演歌界で築いてきた人間関係が、舞台を守る力になった出来事でもありました。
【2026年現在の体調と活動】完全禁煙・全国ツアー・新曲の最新情報
2026年1月、完全禁煙と体調回復が報じられる五木さんの現在の健康状態を考えるうえで、大きな節目となったのが2026年1月26日のコンサートです。
スポニチアネックスは2026年1月27日、五木ひろし名義で再デビュー55周年を迎えた記念全国ツアーが、名古屋の日本特殊陶業市民会館で開幕したと報じました。
記事では、前年夏の体調不良を振り返りながら、完全禁煙によって体調も万全と紹介されています。
初日のステージでは、70年代、80年代、90年代、21世紀のヒット曲を披露し、新曲を含む30曲を熱唱しました。
これは、2025年7月の入院後も、長時間の歌唱を伴うコンサートに取り組める状態まで回復していたことを示す具体的な活動実績です。
ただし、完全禁煙は健康管理上の重要な取り組みですが、それだけでCOPDの完治を意味するわけではありません。
2026年の全国コンサートツアーは順調に展開五木ひろし公式サイトのコンサート情報には、2026年のアニバーサリーコンサートが複数の地域で掲載されています。
「よこはま・たそがれ」から55年という節目を記念したツアーで、東京、大阪、愛知、静岡、埼玉、千葉、群馬、神奈川、兵庫、山口など、各地で公演が組まれました。
2026年11月4日時点で確認できる主な活動は次のとおりです。
- 1月26日:名古屋で55周年記念ツアー開幕
- 3月16日:東京国際フォーラム公演
- 5月23日・24日:御園座スペシャルコンサート
- 9月9日・10日:兵庫・山口公演
- 10月3日・6日:東京・神奈川公演
- 11月18日:長野・ホクト文化ホール公演予定
- 12月24日:東京プリンスホテルでクリスマスディナーショー予定
特に、2026年10月13日には東京国際フォーラムで開催された「浜圭介リスペクトコンサート」にも出演しています。
11月4日時点で、11月18日の長野公演や12月のディナーショーも公式スケジュールに掲載されており、今後の出演予定も確認できます。
2026年の新曲と由紀さおりとのデュエット2026年はコンサートだけでなく、音楽制作の面でも活動が続いています。
4月8日には「千年の懸想文」「あさきゆめみし」「渚の女」を収録した作品を発売。五木さん自身が作曲を手掛けた楽曲も含まれています。
加えて、10月14日からは新曲「陽光の旅路」のデジタル配信が始まりました。
この作品には、由紀さおりさんとのデュエット曲「太陽と月の恋」も関連作品として発表されています。公式ディスコグラフィでは、2曲を収録したシングルの発売日は2026年11月11日と案内されています。
つまり、2026年11月現在の五木さんは、過去のヒット曲を歌い続けるだけでなく、新しい楽曲の制作や他の歌手との共演にも取り組んでいる状況です。
2026年5月のインタビューで語った健康への意識2026年5月3日の関西プレスのインタビューでは、五木さんは入院を経験したことで、健康に対する考え方が変わったと説明しました。
以前は健康に自信があり、60歳のときには1年間キックボクシングに通って体を鍛えていたことも明かしています。
また、愛犬との別れを経験したことや、現在は娘が飼っている犬を預かり、散歩を日課にしていることも語りました。
今後については、94歳で現役を続ける渡辺貞夫さんの姿に勇気をもらったと話し、次のような意欲を示しています。
「五木ひろしができる間は、五木ひろしを全うする。」
病気を経験した後も、歌手としての活動を続けたいという本人の意思は明確です。
【ネットの噂を検証】五木ひろしの病気について分かっていること・分からないこと
五木さんの入院以降、健康状態や復帰時期についてさまざまな情報が取り上げられてきました。ここでは、報道や公式情報から判断できる事柄を整理します。
「重病で歌手活動を引退する」という情報は事実なのか2025年7月の入院は事実ですが、歌手活動を引退するという公式発表はありません。
むしろ、2026年には全国ツアーを開催し、30曲を披露したコンサートや新曲の発表、他の歌手との共演などが確認できます。
2026年5月の本人インタビューでも、今後も歌い続けたいという意思を語っています。
したがって、入院した事実から引退や活動終了を結び付けるのは誤りです。
「COPDは完全に治った」という情報は確認できるのか2026年1月には体調が万全と報じられ、5月には本人が健康への意識や生活習慣について語っています。
しかし、これは活動状況や本人の近況を示す情報であり、COPDの医学的な完治を証明する検査結果ではありません。
慢性閉塞性肺疾患は、適切な治療や禁煙などによって症状の改善や進行抑制を目指す病気です。日本呼吸器学会も、禁煙や適切な治療によって増悪を防ぐことの重要性を説明しています。
五木さんの現在の肺機能や病気の進行度については、個別の医療情報が公表されていないため、断定できません。
「完全禁煙」は報道されているのか2026年1月27日のスポニチアネックスの記事には、完全禁煙で体調も万全という内容が掲載されています。
したがって、完全禁煙については報道上の根拠があります。
ただし、禁煙を始めた正確な時期や、医師から受けている具体的な治療・指導の内容まで公表されているわけではありません。
禁煙と健康状態の改善には医学的な関連がありますが、五木さんの病状がどの程度改善したかを禁煙だけで説明することはできません。
現在の健康状態を判断する際に確認したい情報芸能人の健康情報は、病名だけが独り歩きすることがあります。五木さんの近況を正確に理解するには、次の3つを区別することが大切です。
- 医療上の事実:明治座が公表した診断名、入院日、休演期間など。
- 活動上の事実:コンサート出演、テレビ出演、新曲発売などの実績。
- 本人の発言:健康管理、禁煙、日常生活、今後の目標など。
特に、コンサートに出演しているからといって、病気が医学的に完治したと判断することはできません。反対に、過去に入院したという理由だけで、現在も重篤な状態だと考えることも適切ではありません。
本人の発言、公式スケジュール、医療機関や主催者による公表内容を分けて確認することが、健康状態をめぐる情報を見極めるポイントです。
【五木ひろしの病気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:五木ひろしは何の病気で入院したのですか?
A1:2025年7月、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と気管支炎と診断されました。7月11日の公演終了後に体調不良を訴え、都内の病院に緊急検査入院しています。
Q2:五木ひろしは2025年7月にいつ復帰しましたか?
A2:2025年7月25日です。明治座の座長公演で、第二部の歌謡ショー「スペシャルショー」に出演しました。第一部の芝居は太川陽介さんが代役を務めました。
Q3:五木ひろしの病気は2026年現在、完治していますか?
A3:医学的に完治したという公式発表は確認できません。ただし、2026年には全国ツアーや新曲発表などの活動を続けており、2026年1月には完全禁煙で体調も万全と報じられています。
Q4:五木ひろしは2026年もコンサート活動をしていますか?
A4:はい。2026年は「よこはま・たそがれ」から55年のアニバーサリーコンサートを全国で開催しています。11月18日の長野公演や12月24日のクリスマスディナーショーも公式スケジュールに掲載されています。
Q5:五木ひろしは現在、禁煙しているのですか?
A5:2026年1月のスポニチアネックスの報道では、完全禁煙で体調も万全と紹介されています。本人の具体的な禁煙開始時期などは公表されていません。
五木ひろしさんの2025年7月の緊急入院について、明らかになっている診断名は慢性閉塞性肺疾患と気管支炎です。
数日前から続いていたせきなどの症状に加え、検査で白血球の数値の上昇が確認され、医師の判断によって公演を休演することになりました。
当初予定されていた復帰時期は延長されましたが、退院後の自宅療養を経て7月25日に明治座の歌謡ショーでステージ復帰。坂本冬美さんや太川陽介さんをはじめとする出演者の協力もあり、公演は7月27日に千秋楽を迎えました。
その後の活動を見ても、2026年1月には55周年記念全国ツアーをスタートし、30曲を歌唱。5月には健康への意識や日常生活について本人が語り、10月には浜圭介リスペクトコンサートに出演するなど、音楽活動を継続しています。
加えて、由紀さおりさんとのデュエット曲を含む新作の発売も予定されており、11月以降の公演予定も発表されています。
【プロの結論】
五木ひろしさんの現在を理解するうえで大切なのは、「病気から復帰したこと」と「病気が医学的に完治したこと」を混同しないことです。
2025年の入院は確かな出来事であり、2026年の精力的な活動もまた確認できる事実です。一方で、COPDの病期や肺機能、現在の治療状況については詳細が公表されていません。
現時点で注目したいのは、完全禁煙などの健康管理に取り組みながら、本人が長く歌い続ける意欲を示していることです。
2026年11月以降も全国公演や新曲の展開が控えています。これからも五木ひろしさんの健康状態については公式発表や本人の発言を確認しながら、歌手としての新たな挑戦を見守っていきたいところです。
主な事実確認資料
- 明治座の2025年公演・休演に関する公式発表。
- 日刊スポーツの2025年7月入院・復帰報道。
- 日本呼吸器学会のCOPD解説。
- スポニチアネックスの2026年1月ツアー開幕・禁煙報道。
- 関西プレスの2026年5月本人インタビュー。
- 五木ひろし公式サイトの2026年コンサート情報・ディスコグラフィー。