2026年11月4日現在、早稲田大学駅伝部は、大学駅伝界で最も勢いのあるチームの一つだ。10月12日の第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で16年ぶり3度目の優勝を飾ると、11月1日の第58回全日本大学駅伝対校選手権大会でも大会新記録を樹立。16年ぶり6度目の優勝を果たし、大学駅伝2冠を達成した。
チームを牽引するのは、最終区で圧巻の走りを見せた工藤慎作、次世代のエースとして台頭する鈴木琉胤、新妻遼己、本田桜二郎、山口竣平らだ。花田勝彦監督の指導体制と、駅伝主将・小平敦之を中心とするチームの結束も見逃せない。2010年度以来となる大学駅伝三冠、そして2027年1月の箱根駅伝総合優勝に向け、早稲田は大きな節目を迎えている。
【2026年最新】早稲田大学駅伝部が出雲・全日本を連続制覇!16年ぶりの快挙
2026年の早稲田大学競走部駅伝部門を語るうえで欠かせないのが、秋の大学三大駅伝で見せた圧倒的な強さだ。
出雲駅伝と全日本大学駅伝は、どちらも単なる優勝ではない。両大会で大会記録を更新し、異なる距離や区間構成に対応できるチームの総合力を証明した。
第38回出雲駅伝:16年ぶり3度目の優勝2026年10月12日に開催された第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で、早稲田大学は2時間5分56秒を記録。大会新記録で16年ぶり3度目の優勝を達成した。
出雲駅伝は全6区間、総距離45.1km。短い距離の中でスピードと流れを維持する能力が問われる大会だ。
早稲田は1区の吉倉ナヤブ直希が22分58秒、区間7位でスタート。続く2区の本田桜二郎が15分42秒で区間賞を獲得し、チームを先頭へ押し上げた。
3区の鈴木琉胤は23分31秒で区間3位ながら早稲田新記録を樹立。4区の新妻遼己は17分10秒、5区の山口竣平は17分35秒で、それぞれ区間賞と区間新記録を獲得した。
最後は4年生の工藤慎作が6区を29分00秒で走り、区間賞の走りで優勝を決定づけた。
2位の國學院大學との差は58秒。1年生から4年生までが役割を果たした点に、このチームの特徴が表れている。4区間で区間賞を獲得した選手層の厚さも、優勝を支えた大きな要因だった。(早稲田大学競走部公式大会記録)
第58回全日本大学駅伝:大会新記録で16年ぶり6度目の優勝続く2026年11月1日、第58回全日本大学駅伝対校選手権大会が愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮まで、全8区間106.8kmのコースで開催された。
早稲田大学の総合タイムは5時間3分31秒。従来の大会記録だった駒澤大学の5時間6分47秒を3分16秒更新する快挙だった。
この優勝は16年ぶり6度目。10月の出雲駅伝に続く2冠となり、大学駅伝三冠に王手をかけた。
特に印象的だったのは、序盤の1年生トリオと、中盤以降を担った上級生の連携だ。
1区の本田桜二郎が先頭と2秒差の2位で襷をつなぐと、2区の増子陽太が区間新記録でトップに浮上。3区の新妻遼己も区間新記録をマークし、後続との差を拡大した。
その後も小平敦之、鈴木琉胤、堀野正太、山口竣平が安定した走りを見せ、最終8区の工藤慎作が区間賞でフィニッシュ。2位の國學院大學に3分34秒差をつけた。
大会MVPには3区で区間新記録を樹立した新妻遼己が選出された。1年生が勝負の流れをつくり、上級生が最後まで守り切る展開は、2026年の早稲田を象徴するレースだった。(早稲田大学競技スポーツセンター、花田勝彦監督による大会報告)
【区間成績を徹底検証】早稲田大学駅伝部メンバーの強さと選手間の関係
2026年の2大会を振り返ると、早稲田大学の強さは特定のエースだけに依存していないことが分かる。
工藤慎作が長距離区間を締め、新妻遼己や本田桜二郎らの1年生が序盤から流れをつくる。加えて、鈴木琉胤や山口竣平といった中核選手が中盤を支える構造だ。
出雲駅伝・全日本大学駅伝の主要選手と成績一覧両大会の公式記録と花田監督の大会報告をもとに、主要メンバーの役割を整理した。
| 選手名 | 2026年度の学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | チーム内の役割 |
|---|---|---|---|---|
| 吉倉ナヤブ直希 | 3年 | 1区・22分58秒・7位 | 出走なし | 出雲のスタートを担当 |
| 本田桜二郎 | 1年 | 2区・15分42秒・1位 | 1区・27分47秒・2位 | 序盤の流れをつくる新戦力 |
| 増子陽太 | 1年 | 出走なし | 2区・30分51秒・1位・区間新 | 全日本で首位を奪取 |
| 新妻遼己 | 1年 | 4区・17分10秒・1位・区間新 | 3区・32分45秒・1位・区間新 | 出雲・全日本で活躍、全日本MVP |
| 小平敦之 | 4年 | 出走なし | 4区・33分24秒・4位 | 駅伝主将としてチームを牽引 |
| 鈴木琉胤 | 2年 | 3区・23分31秒・3位・早稲田新 | 5区・34分31秒・1位・区間新 | 中距離・長距離双方で存在感 |
| 堀野正太 | 2年 | 出走なし | 6区・36分55秒・3位 | 中盤の安定した走り |
| 山口竣平 | 3年 | 5区・17分35秒・1位・区間新 | 7区・50分58秒・3位 | 長距離区間を支える主力 |
| 工藤慎作 | 4年 | 6区・29分00秒・1位 | 8区・56分20秒・1位 | 両大会のアンカーを務めるエース |
※学年は2026年度。出雲・全日本の記録は各大会の公式記録および監督報告に基づく。出走なしは当該大会の出走メンバーに含まれないことを示す。
工藤慎作:箱根路でも期待されるチームの大黒柱工藤慎作は、2026年の早稲田を象徴する存在だ。
出雲駅伝では最終6区を29分00秒で走り、区間賞を獲得。全日本大学駅伝では19.7kmの最長区間となる8区を担当し、56分20秒で区間賞を獲得した。
花田監督の2026年11月3日の活動報告によれば、工藤は2位と2分30秒以上の差をつけて襷を受け取り、前半は落ち着いたペースで進めた。後半5kmでペースを上げ、自身の前年の記録を30秒以上更新する走りで優勝を決定づけたという。
箱根駅伝でも2025年の第101回大会で5区を走り、区間2位を記録。2026年の第102回大会では5区を1時間9分46秒、区間3位で走った。
山登りを含む特殊な条件への対応力と、伊勢路の長距離区間で見せた勝負強さは、2027年の箱根駅伝でも大きな注目点になる。
鈴木琉胤:スピードと持久力を兼ね備えた次世代の主力鈴木琉胤は2026年度の2年生。出雲駅伝では3区を23分31秒で走り、区間3位ながら早稲田新記録を樹立した。
さらに全日本大学駅伝では5区を担当。34分31秒の区間新記録で区間賞を獲得し、チームのリードを維持した。
2026年1月の箱根駅伝でも4区を走り、1時間0分1秒で区間賞を獲得している。短い区間でのスピードだけでなく、長距離でも結果を残せる点が強みだ。
新妻遼己・本田桜二郎:1年生がチームの競争力を押し上げる新妻遼己は2026年4月に入学した1年生。出雲駅伝4区では区間新記録を樹立し、全日本大学駅伝でも3区で区間新記録をマークした。
特に全日本では、2区の増子陽太から先頭で襷を受け取り、後続との差を広げた。1年生ながら大舞台で結果を残したことは、今後のチーム編成にとって大きな意味を持つ。
本田桜二郎も同じく1年生。出雲では2区で区間賞を獲得し、全日本では1区を27分47秒、区間2位で走った。異なる距離と展開のレースで安定した走りを披露している。
新妻と本田に加え、増子陽太も全日本で区間新記録を樹立。1年生が3区間連続で序盤を担当したことは、早稲田の新しい強さを示している。
【新入生とチーム体制】花田勝彦監督・小平敦之主将が支える早稲田の強さ
2026年の早稲田大学競走部は、実力のある選手が集まっているだけではない。監督、学生幹部、上級生、下級生がそれぞれの役割を担う体制が整っている。
2026年度の早稲田大学競走部新入生早稲田大学が2026年4月7日に公開した紹介記事では、長距離チームの新入生4名が取り上げられた。
- 上杉敦史:スポーツ科学部1年・八千代松陰高校出身。
- 本田桜二郎:スポーツ科学部1年・鳥取城北高校出身。
- 新妻遼己:スポーツ科学部1年・西脇工業高校出身。
- 増子陽太:スポーツ科学部1年・学法石川高校出身。
このうち、本田、新妻、増子の3人は第58回全日本大学駅伝で1区から3区までを担当。全員が序盤の流れをつくる重要な役割を果たした。
入学したばかりの選手を大舞台の主要区間に配置できることは、早稲田の育成力と競争環境を考えるうえで要点だ。
花田勝彦監督の指導方針は「強い個の集合体」駅伝部門を率いるのは、花田勝彦監督だ。
花田監督は早稲田大学競走部のOBで、現役時代には全日本大学駅伝の区間賞や箱根駅伝の区間賞を獲得。1996年アトランタ五輪では10000m、2000年シドニー五輪では5000mと10000mの日本代表に選ばれた実績を持つ。
2022年6月から駅伝監督として選手指導にあたり、選手それぞれの能力を引き出すことを重視している。
競走部の公式入部案内では、花田監督が目指すチームについて次のように説明している。
「私が目指しているチームは『強い個の集合体』です。」
この考え方は、2026年の駅伝結果にも表れている。工藤のような上級生だけに頼らず、1年生から4年生までが各区間で結果を残しているからだ。
個人の競技力を高めながら、チームとして襷をつなぐ。その両立が早稲田の駅伝強化の軸となっている。(早稲田大学競走部・花田勝彦監督紹介)
駅伝主将・小平敦之が担うチームのまとめ役2026年度の駅伝主将は小平敦之。政治経済学部に所属する4年生で、早稲田大学競走部112代目の学生幹部として正式に発表されている。
全日本大学駅伝では4区を担当し、33分24秒で区間4位。2位の國學院大學に差を詰められながらも、首位を維持して次の鈴木琉胤へ襷を渡した。
主将としてチームをまとめるだけでなく、レースでも自ら役割を果たす選手だ。
なお、競走部全体の主将は関口裕太であり、小平は駅伝部門の主将を務める。この2つの役職は混同されやすいが、公式発表では明確に区別されている。
早稲田大学競走部は駅伝だけの組織ではない「早稲田大学駅伝部」という名称は一般的に使われるが、正式には早稲田大学競走部の中に駅伝部門が設けられている。
競走部は1914年創部。長距離だけでなく、短距離、中距離、障害、跳躍、投擲、混成、マネージャー、トレーナーなど複数のブロックから構成される総合的な陸上競技組織だ。
2026年5月時点の部員数は145名。これは駅伝部門だけの人数ではなく、競走部全体の数字である。
練習・活動場所は所沢キャンパスの織田幹雄記念陸上競技場。競技力向上と学生生活の両立を目指す体制が整えられている。
【早稲田大学競走部の歴代成績】2010年度の三冠から2026年の復活へ
早稲田大学の駅伝を語るうえで、過去の実績は欠かせない。
箱根駅伝の第1回大会から出場してきた伝統校であり、総合優勝は13回。瀬古利彦、渡辺康幸、大迫傑など、日本の長距離界を代表する選手を輩出してきた。
2010年度に達成した大学駅伝三冠早稲田大学が最後に大学駅伝三冠を達成したのは2010年度だ。
2010年の出雲駅伝、全日本大学駅伝を制し、翌2011年1月の第87回箱根駅伝でも総合優勝。18年ぶり13度目の箱根制覇を果たした。
当時の箱根駅伝では、往路2位から復路で逆転。最終的に東洋大学を21秒差で振り切り、総合優勝を決めている。
この三冠達成は、早稲田大学にとって歴史的な転換点となった。
その後の箱根駅伝と2026年までの歩み2011年の優勝以降、早稲田大学は箱根駅伝で苦戦する時期も経験した。2017年と2018年には連続総合3位を記録したものの、優勝には届かなかった。
2022年には総合13位となり、厳しい結果を経験。その後、花田勝彦監督のもとで駅伝部門の強化を進めてきた。
2025年の第101回箱根駅伝では総合4位。続く2026年の第102回大会でも総合4位を記録した。2026年は往路2位、復路8位、総合10時間44分29秒という成績だった。
その一方、2026年秋には出雲駅伝と全日本大学駅伝を連続制覇。箱根駅伝での総合力を高めるための成果が、明確な形で現れ始めている。
2026年までの主な歴史的実績を整理すると、次のようになる。
- 1914年:早稲田大学競走部創部。
- 2011年:第87回箱根駅伝で総合13度目の優勝。大学駅伝三冠を達成。
- 2017・2018年:箱根駅伝で2年連続総合3位。
- 2022年:箱根駅伝総合13位。
- 2025年:第101回箱根駅伝総合4位。
- 2026年1月:第102回箱根駅伝総合4位。
- 2026年10月:第38回出雲駅伝で16年ぶり3度目の優勝。
- 2026年11月:第58回全日本大学駅伝で16年ぶり6度目の優勝。大会新記録を樹立。
特筆すべきは、2026年の出雲・全日本での優勝が、2010年度以来の三冠達成を現実的な目標に変えたことだ。単に過去の名門校として評価される段階から、再び大学駅伝の頂点を狙うチームへと変化している。
【箱根駅伝2027】早稲田大学は大学駅伝三冠を達成できるのか?
2026年11月4日時点で、早稲田大学が次に目指す最大の目標は第103回箱根駅伝だ。
大会は2027年1月2日・3日に開催される。2026年1月の第102回大会で総合4位に入った早稲田大学は、シード校として本大会への出場が決まっている。
出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した現在、残るタイトルは箱根駅伝の総合優勝のみ。3大会を同一年度に制覇すれば、2010年度以来2度目の大学駅伝三冠となる。
箱根駅伝2027で注目したい選手2027年の箱根駅伝では、秋の2大会で活躍した主力選手の起用と区間配置が大きな注目を集める。
工藤慎作は最終学年で迎える箱根路。2025年、2026年と箱根で結果を残してきた経験があり、2027年もチームの中心として期待される。
鈴木琉胤は、2026年の箱根4区で区間賞を獲得した実績がある。全日本でも区間新を記録しており、スピードと持久力の両面で重要な存在だ。
山口竣平は長距離区間への対応力が魅力。出雲では5区区間賞、全日本では7区区間3位と、異なるレースで安定した成績を残した。
新妻遼己、本田桜二郎、増子陽太の1年生トリオも見逃せない。2027年の箱根では2年生となり、大学駅伝での経験を積んだ状態で大舞台に臨むことになる。
一方、駅伝主将の小平敦之も最後の箱根駅伝を迎える。主力としての走力だけでなく、チームをまとめる役割も重要になる。
三冠達成に向けた3つの課題1. 10区間を通じた選手層の維持
出雲は6区間、全日本は8区間で構成されるのに対し、箱根駅伝は往路5区間・復路5区間の合計10区間。総距離217.1kmという長丁場だ。短い大会での勝負強さを、2日間の長距離レースでも維持する必要がある。
2. 復路の安定感
2026年の第102回箱根駅伝では、早稲田は往路2位から復路8位となり、総合4位に終わった。2027年に総合優勝を狙うには、前半の勢いを後半まで維持することが重要になる。
特に、復路の各区間で大きな順位変動を起こさない選手配置が求められる。
3. 上級生と下級生の融合
2026年の全日本では、1年生が序盤の主導権を握り、4年生の工藤が最後を締めた。箱根駅伝でも、この世代を超えた連携を維持できるかが鍵になる。
個々の選手が強いだけでは、217.1kmの襷リレーを制することはできない。チーム全体の安定性が問われる。
花田勝彦監督が見据える箱根の頂点全日本大学駅伝の優勝後、花田監督は自身の活動報告で、次のように今後の目標を示した。
「この結果に満足することなく、チームとして最大の目標である箱根駅伝総合優勝に向けて、チーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。」
この言葉が示すように、秋の2冠は最終目標ではない。花田監督が見据えているのは、箱根駅伝での総合優勝だ。
2010年度の三冠を知る伝統校が、16年の時を経て再び同じ頂点に立てるのか。2027年1月の箱根駅伝は、早稲田大学にとって歴史を塗り替える可能性を秘めた大会になる。
【早稲田大学駅伝部に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:早稲田大学駅伝部の正式名称は何ですか?
A1:正式には早稲田大学競走部で、その中に駅伝部門が設けられています。「早稲田大学駅伝部」は一般的な呼び方です。
Q2:2026年の早稲田大学駅伝部は出雲駅伝で優勝しましたか?
A2:はい。2026年10月12日の第38回出雲駅伝で、2時間5分56秒の大会新記録を樹立し、16年ぶり3度目の優勝を達成しました。
Q3:2026年の全日本大学駅伝の優勝記録は?
A3:2026年11月1日の第58回大会で、5時間3分31秒の大会新記録を樹立しました。16年ぶり6度目の優勝です。
Q4:早稲田大学駅伝部の監督は誰ですか?
A4:駅伝部門の監督は花田勝彦です。2022年6月から駅伝監督を務め、選手の自主性と個々の能力を重視する指導を行っています。
Q5:2026年度の駅伝主将は誰ですか?
A5:小平敦之です。2026年度の早稲田大学競走部112代目学生幹部として駅伝主将に就任しています。
Q6:早稲田大学駅伝部の2026年新入生は誰ですか?
A6:大学が紹介した長距離チームの新入生は、上杉敦史、本田桜二郎、新妻遼己、増子陽太の4名です。特に本田、新妻、増子は全日本大学駅伝でも活躍しました。
Q7:早稲田大学は大学駅伝三冠を達成したことがありますか?
A7:あります。2010年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝、第87回箱根駅伝を制して大学駅伝三冠を達成しました。2026年度は出雲と全日本を制しており、2027年1月の箱根駅伝で2度目の三冠を狙います。
Q8:箱根駅伝2027の開催日はいつですか?
A8:第103回箱根駅伝は2027年1月2日が往路、1月3日が復路です。早稲田大学は2026年の第102回大会で総合4位に入ったため、シード校として出場します。
2026年の早稲田大学競走部駅伝部門は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で連続優勝を達成し、大学駅伝界に強烈な存在感を示した。
工藤慎作の安定した走り、鈴木琉胤のスピード、新妻遼己や本田桜二郎ら新入生の台頭、そして小平敦之主将のリーダーシップ。こうした選手たちの力が、花田勝彦監督の指導方針のもとで結実している。
2026年11月4日時点で、早稲田大学は大学駅伝2冠。残る目標は2027年1月の箱根駅伝総合優勝だ。
注目すべき判断基準は、秋の大会の優勝回数だけではない。10区間を走り切る選手層、復路での安定感、そして上級生と下級生の連携が、箱根の結果を左右する。
2010年度以来となる大学駅伝三冠を達成できるのか。16年ぶりに出雲と全日本を制した早稲田大学が、次の箱根路でどのような襷リレーを見せるのか。2026年度の大学駅伝シーズンは、いよいよ最終章を迎える。