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【2026年最新成績】西舘勇陽は巨人で何を残した?防御率3.00と65奪三振を分析

光 直 光 直 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

2026年シーズン終了時点の西舘勇陽の成績は、次のとおりだ。




読売ジャイアンツ・背番号17

3.00

西舘勇陽

2026年シーズン防御率



登板数

14




勝敗

2勝4敗




奪三振

65




投球回

57回




先発登板

10試合




WHIP

1.26




出典:NPB公式年度別成績、2026年シーズン終了時。先発数などの詳細はスポーツナビの年度別記録を参照。

特に目を引くのは、57イニングで65奪三振を記録したことだ。奪三振率は9イニング換算で10.26。2025年の7.59、2024年の7.34から大きく上昇している。

単に試合数をこなしただけではなく、打者を三振に仕留める能力が向上したことが数字に表れている。

一方、2勝4敗という勝敗だけで投手の価値を判断するのは適切ではない。防御率3.00は一定の評価に値するものの、被本塁打10本、与四球25個という数字も残っている。

つまり、2026年の西舘は奪三振能力を伸ばした一方、長打を許さない投球や制球面には改善の余地を残した。

また、WHIPは1.26。1イニング当たりの被安打と与四球の合計を示す指標であり、走者を出す頻度を把握する際に役立つ。防御率だけでなく、この数字も併せて評価したい。

【2024〜2026年成績推移】中継ぎから先発へ、3年間の変化を比較

西舘のプロ入り後3年間を振り返ると、起用方法と投球内容の両方に変化が見られる。

特に重要なのは、2024年に中継ぎとして結果を残した投手が、2025年以降に先発としての適性を試されていることだ。

年度別の投手成績一覧
年度 2024年 2025年 2026年 登板 28 15 14 先発 1 7 10 勝敗 1勝3敗 2勝3敗 2勝4敗 防御率 3.82 4.22 3.00 投球回 30.2 53.1 57 奪三振 25 45 65 ホールド 20 1 0 セーブ 1 0 0

出典:NPB公式年度別投手成績、スポーツナビ。投球回の「30.2」「53.1」は、それぞれ30回2/3、53回1/3を意味する。

2024年:中継ぎとして20ホールドを記録

プロ1年目の2024年は、主にリリーフとして起用された。

28試合に登板し、1勝3敗、防御率3.82、20ホールド、1セーブを記録。30回2/3という投球回数に対して25奪三振を奪っている。

特に注目したいのは20ホールドという数字だ。

ホールドは、リードを保った状態で中継ぎ投手が一定の条件を満たして降板した際に記録される。チームが勝利するための重要な局面を任されていたことがうかがえる。

新人投手として一軍で28試合に登板し、勝ちパターンを含む救援陣の一角を担った経験は、その後のキャリアにもつながる財産だ。

2025年:先発への挑戦と防御率4.22

2025年は15試合に登板し、7試合で先発を務めた。

成績は2勝3敗、防御率4.22、53回1/3を投げて45奪三振。ホールドは1だった。

2024年と比べて登板数は減少したが、投球回は約23イニング増加している。これは先発起用によって、一度の登板で長いイニングを投げる機会が増えたためだ。

ただし、防御率は3.82から4.22に悪化。被安打も58本に増えており、先発として複数の打者と繰り返し対戦する難しさが数字に出た。

一方、与四球は11個にとどまり、K/BB(奪三振と与四球の比率)は4.09だった。制球面には一定の安定感があった。

2026年:奪三振能力を伸ばし、防御率も改善

2026年は14登板のうち10試合で先発。2勝4敗、防御率3.00、65奪三振という結果になった。

前年と比べて登板数は1試合少ないものの、投球回は3回と2/3増加し、奪三振は20個増えている。

防御率も4.22から3.00へ改善した。

注目すべきは、奪三振率の上昇だ。2024年の7.34、2025年の7.59に対して、2026年は10.26まで伸びた。

ただし、与四球は25個と前年の11個から増えている。奪三振が増えたことだけを見て完成度が高まったと判断するのではなく、空振りを奪う力と制球の安定性を両立できるかが今後の評価ポイントになる。

西舘勇陽は2002年3月11日生まれ、岩手県出身。2026年11月時点で24歳だ。

NPB公式プロフィールによると、身長185cm、体重88kg、右投右打。花巻東高校から中央大学に進み、2023年ドラフト1位で巨人に入団した。

花巻東高校時代:甲子園を経験した岩手出身の右腕

高校は岩手県の花巻東高校。

同校は菊池雄星や大谷翔平らを輩出した野球の強豪校として知られている。

西舘は高校2年時に春夏の甲子園に出場し、3年夏にも出場。2年春にはベスト8進出を経験した。

高校時代から将来性を評価され、中央大学進学後も着実に実績を積み上げていった。

中央大学時代:リリーフから先発へ転向

中央大学では1年秋からリーグ戦に出場した。

大学時代の大きな転換点は、投手としての役割をリリーフから先発へ変えたことだ。

中央大学の2023年の紹介記事によると、3年春のリーグ戦までは主にリリーフで活躍し、同年春の入れ替え戦から先発に転向。3年秋にはベストナインに選ばれた。

同大学が掲載したインタビューでは、本人がクイックモーションを継続できることや、走者を出してからも落ち着いて投げられることを自身の強みとして挙げている。

また、当時のプロフィールでは、最速155キロのストレートと制球力が持ち味として紹介されていた。

大学時代から先発とリリーフの両方を経験していたことは、プロ入り後の起用の幅にもつながっている。

2023年ドラフト:巨人と日本ハムの2球団競合

2023年10月26日のプロ野球ドラフト会議では、巨人と北海道日本ハムファイターズが西舘を1位指名した。

抽選の結果、巨人が交渉権を獲得。阿部慎之助監督がくじを引き当てた。

大学球界でも評価の高い右腕を2球団が競合したことからも、当時の期待の大きさが分かる。

日刊スポーツのドラフト報道では、最速155キロの直球に加え、独特の投球フォームや変化球を操る能力、走者を背負っても投球スタイルが変わらない点が紹介されていた。

巨人が求めていたのは、単に速い球を投げる投手ではない。状況に応じて投球を組み立てられる即戦力右腕だった。

【先発か中継ぎか】西舘勇陽の現在の役割と巨人での起用事情

西舘の評価を考えるうえで外せないのが、先発と中継ぎのどちらを主戦場にするのかという問題だ。

2024年は明確に救援投手として結果を残した一方、2025年からは先発としての起用が増えた。

そして2026年は14試合中10試合が先発だった。

数字だけを見ると先発への移行が進んでいる。ただし、シーズン終盤には再び救援登板も経験しており、完全に先発専任となったわけではない。

2026年8月末から9月にかけての起用変更

日刊スポーツの2026年9月2日付報道によると、西舘は8月28日の阪神戦で、そのシーズン初めて中継ぎとして登板した。

この試合では4回から2番手で登板し、2イニングを投げて1失点。シーズン終盤に向けて救援陣に加わる可能性も浮上していた。

ところが、9月2日のDeNA戦では予定されていた井上温大の体調不良による登録抹消を受け、代役先発を任された。

このように、チーム事情に応じて先発と中継ぎの双方に対応できる柔軟性が求められていた。

この起用変更は、西舘が単なる先発候補でも救援専門でもなく、複数の役割を担える投手として考えられていたことを示す材料だ。

先発起用で期待されるメリット

先発投手として定着する最大のメリットは、試合の序盤から長いイニングを任せられることだ。

西舘は大学時代にも先発経験を積んでいるため、プロで先発に挑戦すること自体が未知の領域ではない。

2026年は10試合に先発し、57イニングを投げた。奪三振率10.26という数字は、先発投手としても魅力的な武器になる。

一方、先発として評価を確立するには、三振を奪うだけでなく、球数を抑えながら6回、7回と投げ進める能力が必要になる。

中継ぎ起用にも適性がある理由

西舘には2024年に20ホールドを記録した実績がある。

リリーフ投手には、試合途中から登板して短い時間で打者を抑える集中力や、走者を背負った状況への対応力が求められる。

中央大学時代から本人が強みとして挙げていたクイックモーションも、救援での登板時に生かせる技術だ。

巨人にとっても、先発陣の状況やブルペンの負担に応じて起用を調整できる投手は貴重な存在になる。

ただし、毎年起用法が変わり続けると、調整方法や登板間隔の確立が難しくなる。2027年以降は、どの役割を中心に育成するのかが注目される。

【投球スタイルを分析】65奪三振の裏側と防御率3.00の評価

西舘の特徴は、力強いストレートだけではない。

中央大学時代からクイックモーションを多用し、走者の有無にかかわらず投球動作を大きく変えないスタイルを持ち味としてきた。

大学時代の紹介では、ストレートに加えてスライダー、カットボール、カーブ、スプリットなどを操る投手として評価されていた。

こうした複数の球種を使い分ける能力が、プロ入り後の奪三振にもつながっている。

奪三振率10.26は大きな武器

2026年の奪三振率は10.26。

9イニングを投げた場合に約10個の三振を奪うペースであり、打者を力でねじ伏せる能力が向上していることを示す。

年度別に並べると、次のようになる。

- 2024年:7.34
- 2025年:7.59
- 2026年:10.26

3年間で最も高い数字を記録した。

先発投手は1試合で多くの打者と対戦するため、球種の組み立てや打者との駆け引きが重要になる。奪三振能力が高いことは、ピンチでアウトを取る手段を持っているという意味でも価値がある。

改善したいのは与四球と被本塁打

一方、2026年の与四球は25個。2025年の11個と比べて増加している。

また、被本塁打も2025年の6本から2026年は10本になった。

ここは防御率3.00という結果だけでは見えにくい部分だ。

奪三振を増やすために強い球を投げ込むことは重要だが、制球が乱れれば走者をためるリスクが高まる。加えて、長打を許せば失点につながりやすい。

今後は、次の3点が改善の判断材料になる。

1. 与四球の削減: ストライクゾーンで勝負できる割合を高める。
2. 被本塁打の抑制: 長打を防ぎ、失点の集中を避ける。
3. 先発としての投球回: 安定して長いイニングを投げ、先発ローテーションを支える。

2026年は奪三振能力が伸びた年だった。次の段階は、その能力をより少ない失点と安定した投球につなげることだ。

【プロの結論】西舘勇陽の評価と2027年以降の展望

西舘勇陽の2026年を評価するなら、先発投手としての可能性を示しながら、投球の完成度をさらに高める必要があるシーズンだった。

2024年の20ホールドは救援投手としての実績を示している。2025年は先発への挑戦で防御率4.22と苦戦したが、2026年には防御率3.00、65奪三振まで数字を伸ばした。

これは前進と評価できる。

ただし、14登板という登板数は、年間を通じて先発ローテーションを担ったと判断するにはまだ十分とはいえない。

2027年以降に注目したい3つのポイント

1. 先発ローテーションへの定着

最も大きなテーマは、先発として継続的に登板できるかどうかだ。

先発投手として年間を通じて実績を積むには、登板間隔に合わせた調整、スタミナ、複数巡目の打者への対応が必要になる。

西舘は大学時代にも先発経験があり、2026年には10試合で先発を務めた。今後はその経験を安定した投球回につなげられるかが焦点となる。

2. 奪三振能力と制球力の両立

65奪三振は魅力的な数字だが、与四球25個という課題もある。

奪三振率10.26を維持しながら四球を減らせれば、さらに効率のよい投球が期待できる。

特に先発投手は、球数を増やさずに打者を打ち取る能力が求められるため、ストライク先行の投球が重要になる。

3. 巨人の投手陣における役割の確立

2024年に中継ぎとして実績を残したことは、今後も生きる強みだ。

しかし、先発としての成長を優先するのか、救援で再び重要な局面を任せるのかによって、必要な調整や投球スタイルは変わってくる。

西舘の能力を最大限に引き出すには、本人の適性だけでなく、チームの投手編成やシーズンを通した起用計画も重要になる。

【西舘勇陽に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:西舘勇陽の2026年の成績は?

A1:2026年シーズン終了時点で14登板、2勝4敗、防御率3.00、65奪三振、57投球回を記録した。先発登板は10試合だった。

Q2:西舘勇陽は先発と中継ぎのどちらが本職?

A2:2024年は中継ぎとして20ホールドを記録した。2025年から先発起用が増え、2026年は14登板中10試合で先発した。両方の経験を持つが、近年は先発としての起用が中心になっている。

Q3:西舘勇陽の出身高校と大学は?

A3:岩手県の花巻東高校を卒業後、中央大学に進学した。大学では東都大学野球で活躍し、2023年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。

Q4:西舘勇陽は何歳?

A4:2002年3月11日生まれで、2026年11月現在24歳。右投右打の投手で、背番号は17。

Q5:西舘勇陽の2026年の防御率は改善した?

A5:改善した。2025年の4.22から2026年は3.00に向上している。さらに奪三振率も7.59から10.26に上昇した。一方、与四球や被本塁打の増加は今後の課題となっている。

西舘勇陽は、花巻東高校、中央大学を経て、2023年ドラフト1位で巨人に入団した期待の右腕だ。

2024年は中継ぎとして20ホールドを記録し、2025年は先発に挑戦。2026年には14登板、2勝4敗、防御率3.00、65奪三振という成績を残した。

特に奪三振率10.26への向上は、投手としての成長を示す大きな材料だ。

一方、与四球や被本塁打を減らすこと、先発として安定して投球回を重ねることは今後の課題として残る。

西舘の今後を評価するうえで重要なのは、単年の勝敗や防御率だけではなく、先発としての登板数、投球回、奪三振率、制球力が継続的に改善するかどうかだ。

24歳という年齢を考えても、まだ成長の余地は十分にある。2027年以降、巨人の先発ローテーションに定着するのか、それとも中継ぎを含めた柔軟な役割を担うのか。ドラフト1位右腕の次のステップに注目したい。

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