広瀬の2026年成績を見る際には、鹿島復帰前のヴィッセル神戸での出場記録と、復帰後の鹿島での記録を分けて考える必要があります。
2026/27シーズンのJ1成績Jリーグ公式サイトの選手スタッツによると、2026年11月2日更新時点で、広瀬の2026/27シーズンJ1リーグ成績は次のとおりです。
- リーグ戦出場:9試合
- 得点:0
- アシスト:1
- 所属:鹿島アントラーズ
8月7日の横浜F・マリノス戦で鹿島の選手として出場し、8月15日の名古屋戦、8月22日の福岡戦などでも先発。9月には東京ヴェルディ、水戸、浦和、神戸、川崎フロンターレとの試合にも出場し、10月9日のガンバ大阪戦でも先発しています。
特に注目したいのは、復帰後の早い段階から先発出場を重ねている点です。移籍直後の選手が新しいチームの戦術や連係に適応するには時間が必要ですが、広瀬は実戦を通じてチームに加わっています。
2026年の百年構想リーグ成績とは別に見る2026年前半のJ1百年構想リーグでは、広瀬はヴィッセル神戸の選手として16試合に出場し、0得点を記録しました。
その後、7月20日に鹿島へ完全移籍しています。したがって、2026年の百年構想リーグ16試合と、2026/27シーズンのJ1リーグ9試合は、異なる大会・シーズンの記録です。単純に同じシーズンの成績として扱わないことが大切です。
J1・J2の通算出場記録2026年7月の移籍発表時点で、ヴィッセル神戸が公表した広瀬の主なリーグ通算記録は以下のとおりです。
- J1リーグ:146試合3得点
- J2リーグ:128試合4得点
- J1百年構想リーグ:16試合0得点
- リーグカップ:23試合1得点
- 天皇杯:25試合3得点
J1とJ2を合わせると、リーグ戦で274試合出場、7得点です。プロ入りから10年以上にわたり、J1・J2の両方で実績を積み重ねてきたことが分かります。
【プレースタイルと評価】広瀬陸斗は攻守に対応できる右サイドバック
広瀬の本職は右サイドバックです。ただし、一般的な守備専門のサイドバックとは異なり、攻撃的なポジションでもプレーできる対応力を持っています。
神戸在籍時には左ウイングで起用されたほか、監督からはボランチとしての適性にも言及されました。右サイドバックを軸に、チーム事情に応じて役割を変えられる点が大きな特徴です。
1. 対人守備と1対1の強さサイドバックにとって、相手ウイングとの1対1は重要な仕事です。相手に突破を許せば、そのままゴール前の危険な状況につながります。
2025年4月に公開された楽天のインタビューで、広瀬はサイドバックとしてプレーする際に、守備時の1対1の強度を重視していると説明しています。また、1対1には自信がある一方、90分間その強度を維持するフィジカル面を課題として挙げていました。
守備能力を評価する際には、単純なボール奪取数だけでなく、相手の突破を抑え、味方の守備組織を崩さない働きにも注目したいところです。
2. クロスとドリブルによる攻撃参加広瀬は守備だけでなく、サイドから攻撃を組み立てる能力も持っています。自らボールを運んで相手の守備ラインを動かしたり、クロスを供給したりするプレーが特徴です。
2024年3月のFC東京戦では、神戸の左ウイングとして先発し、宮代大聖の得点をアシストしました。右サイドバックとしての印象が強い選手ですが、前線でも攻撃の起点になれることを示した試合でした。
当時の吉田孝行監督も、味方を見ながら周囲を生かすプレーを広瀬の強みとして評価。サイドバック以外でもチームに貢献できる選手として期待していました。
3. 複数ポジションをこなす戦術的な柔軟性広瀬の価値は、ポジション変更に対応できることにもあります。
- 右サイドバック:本職。守備の1対1と攻撃参加を担当。
- 左ウイング:神戸時代に経験。ドリブルや攻撃の組み立てに参加。
- 右ウイング:監督が適性を評価したポジション。
- ボランチ:味方との連係や状況判断を生かせるポジションとして評価。
楽天の2025年インタビューでは、本人も神戸で本職以外のポジションを経験したことについて、プレーの幅が広がったと前向きに振り返っています。
この柔軟性は、試合中の選手交代やシステム変更にも対応しやすいという利点があります。特定のポジションに限定されないことは、シーズンを通じて戦うクラブにとって大きな武器です。
【広瀬陸斗の評価】鹿島復帰後に期待される3つの役割
広瀬の評価を考えるうえでは、個人の技術だけでなく、神戸で培った経験を鹿島にどう還元できるかが重要です。
1. 経験を生かした守備陣の安定化広瀬は水戸、徳島、横浜FM、鹿島、神戸と複数のクラブでプレーし、異なる戦術やチーム環境を経験しています。
J1リーグで146試合に出場した実績は、若手選手が多いチームにとっても心強い材料です。特に右サイドバックは、相手の攻撃的な選手と対峙する機会が多く、判断の速さや試合経験が問われます。
鹿島では濃野公人が海外へ移籍したため、広瀬には右サイドの守備を支える役割が期待されます。
2. 優勝経験を若手に伝える存在広瀬は神戸で2024年のJ1リーグと天皇杯、2026年のJ1百年構想リーグを経験しました。
2026年7月28日の取材では、神戸で優勝を経験したことで、勝っても一喜一憂せず、日常から高い基準で取り組む選手たちの姿勢を学んだと振り返っています。
また、鹿島の若手選手についても言及し、選手同士がもっと要求し合い、話し合う必要があるとの考えを示しました。プレーだけでなく、チーム内のコミュニケーションを活性化させようとする姿勢も注目点です。
3. 得点・アシスト面でのさらなる貢献広瀬は攻撃参加もできる選手ですが、本人も2025年のインタビューで、得点やアシストなどの数字を伸ばすことを課題として挙げています。
2026/27シーズンのJ1リーグでは、11月2日時点で9試合出場、1アシスト、0得点です。今後は守備面での安定感に加え、攻撃参加からどれだけ決定的な場面を生み出せるかも評価のポイントになります。
鹿島での復帰後の役割を判断する際には、ゴール数だけでなく、出場時間、先発回数、守備対応、チャンスメイク、チーム全体への貢献を総合的に見る必要があります。
【プロの結論】広瀬陸斗は数字だけでは測れない実戦型DF広瀬の特徴を一言で表すなら、攻守のバランスと戦術的な対応力を備えた実戦型ディフェンダーです。
得点を量産するタイプではありませんが、右サイドの守備を支え、必要に応じて攻撃的な役割も担えます。複数のクラブで培った経験と、神戸で身につけた優勝チームの基準を鹿島に持ち込めることも強みです。
一方、個人評価を厳密に行うなら、出場試合数だけでなく、対人守備の成功率、クロスの精度、チャンスメイク、90分間の運動量などを確認したいところです。こうした指標を合わせて見ることで、広瀬がチームに提供している価値をより正確に把握できます。
【よくある質問】広瀬陸斗に関するFAQ
Q1:広瀬陸斗は現在どこのクラブに所属していますか?
A1:2026年11月現在、鹿島アントラーズに所属しています。2026年7月20日にヴィッセル神戸から完全移籍で加入し、背番号37を着用しています。
Q2:広瀬陸斗が鹿島アントラーズに移籍した理由は何ですか?
A2:右サイドバックの濃野公人が海外移籍することになり、鹿島からオファーが届いたことが移籍の背景です。本人は鹿島でタイトルを獲得したいという思いが決断の大きな理由だったと語っています。
Q3:広瀬陸斗の年齢と身長は?
A3:1995年9月23日生まれで、2026年11月4日時点では31歳です。身長176cm、体重68kgです。
Q4:広瀬陸斗のポジションは右サイドバックですか?
A4:本職は右サイドバックです。神戸では左ウイングなどでも起用され、ボランチとしての適性も監督から評価されていました。
Q5:広瀬陸斗の2026年最新成績は?
A5:Jリーグ公式サイトの2026年11月2日更新データでは、鹿島復帰後の2026/27シーズンJ1リーグで9試合出場、0得点、1アシストです。また、復帰前の2026年百年構想リーグでは神戸で16試合に出場しています。
Q6:広瀬陸斗は日本代表に選ばれたことがありますか?
A6:U-17、U-18、U-19日本代表の代表歴があります。一方、Jリーグ公式プロフィールに掲載されている日本代表出場試合数は0です。
広瀬陸斗は2026年7月20日、ヴィッセル神戸から鹿島アントラーズへ完全移籍し、約3年ぶりに古巣へ復帰しました。2026年11月現在は31歳、背番号37のDFとしてプレーしています。
水戸でプロデビューし、徳島、横浜F・マリノス、鹿島、神戸で経験を重ねてきた広瀬。J2で積んだ出場経験、J1での実績、神戸でのタイトル獲得は、現在のプレーを支える大きな財産です。
今回の移籍には、濃野公人の海外移籍に伴う鹿島の補強事情と、広瀬自身が鹿島でタイトルを獲得したいという強い意欲がありました。
今後注目したいのは、右サイドバックとしての守備力、攻撃参加によるチャンスメイク、そして神戸で得た優勝経験をチームに還元できるかという点です。2026/27シーズンの出場記録とともに、鹿島での活躍を追いかけたい選手です。
所属クラブや最新成績を確認する際は、鹿島アントラーズの公式選手プロフィールとJリーグ公式の出場記録を基準にすると、移籍前後の数字を混同せずに把握できます。