スノーボード男子ハーフパイプで活躍する平野歩夢選手。北京五輪の金メダリストとして知られていますが、実は兄の英樹さん、弟の海祝選手もボードスポーツに取り組んできた「平野三兄弟」の一員です。2026年のミラノ・コルティナ五輪では歩夢選手が男子ハーフパイプ7位に入賞し、再びその名前が大きな注目を集めました。
そもそも「ハーフパイプ平野兄弟」とは誰を指すのでしょうか。兄弟の順番や年齢差、父親・母親を含めた家族構成、北京五輪での歩夢・海祝の成績、2026年現在の活動までを整理します。同じ競技で活躍する平野流佳選手との関係についても解説します。
【まず答え】ハーフパイプの平野兄弟とは誰?実は3人兄弟だった

「平野兄弟」という呼び方で一般的にイメージされるのは、スノーボード男子ハーフパイプで活躍する平野歩夢選手と平野海祝選手です。
しかし、平野家にはもう一人、長男の平野英樹さんがいます。つまり、正確には英樹・歩夢・海祝の3人兄弟です。
3人とも幼い頃からスケートボードやスノーボードに親しみ、それぞれ異なる形でボードスポーツの世界に関わってきました。
平野三兄弟の基本プロフィール- 長男:平野英樹さん — 歩夢選手の兄。早くからスノーボードに取り組み、プロとして活動してきた人物。
- 次男:平野歩夢選手 — 北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ金メダリスト。スケートボードでも東京五輪に出場。
- 三男:平野海祝選手 — 北京五輪男子ハーフパイプ9位。高さのあるエアを持ち味とするスノーボーダー。
3人の競技歴をたどると、歩夢選手だけが突出していたわけではなく、兄が先に競技を始め、その姿を弟たちが追いかけるという流れが見えてきます。
2026年4月15日には、3兄弟がそろって東京都内のトークイベントに登場しました。五輪メダリストの歩夢選手だけでなく、英樹さんと海祝選手も参加したことで、改めて平野三兄弟の関係が話題になりました。
【家族構成と年齢差】平野歩夢は次男!兄・英樹と弟・海祝との関係
平野歩夢選手の家族構成は、父・英功さん、母・富美子さん、そして3人の息子からなる家族として紹介されています。
歩夢選手は3人兄弟の真ん中です。長男の英樹さんとは幼少期から競技をともにし、三男の海祝選手とは北京五輪に一緒に出場するなど、競技人生の節目で兄弟とのつながりが見られます。
平野兄弟の年齢差はどれくらい?2026年4月15日付の日刊スポーツは、イベントに登場した3人を英樹さん30歳、歩夢選手27歳、海祝選手23歳と紹介しています。
この報道時点の年齢を基準にすると、英樹さんと歩夢選手は約3歳差、歩夢選手と海祝選手は約4歳差です。
兄弟それぞれが異なる年代で競技経験を積みながら、同じボードスポーツの環境で成長してきたことが分かります。
父・英功さんが築いた競技環境平野三兄弟の競技人生を語るうえで欠かせないのが、父・英功さんの存在です。
日本テレビの2022年の特集によると、父・英功さんは息子たちがスケートボードに取り組めるよう、地元の体育館に自費で約800万円を投じてスケートパークを整備しました。
この施設は、後に村上市スケートパークへとつながる練習環境の原点です。雪が積もる冬はスノーボード、雪のない季節はスケートボードという形で、年間を通して技術を磨ける環境が整えられていました。
父親自身もサーフィンを経験しており、横乗りスポーツに親しんできた人物です。息子たちが競技を続けるための環境づくりに力を注いだことが、三兄弟の成長を支えました。
【競技歴と五輪成績】平野歩夢・海祝・英樹の歩みを比較
平野三兄弟は同じスポーツを経験していますが、五輪での実績や現在の競技活動はそれぞれ異なります。
特に歩夢選手と海祝選手は、2022年北京五輪の男子ハーフパイプにそろって出場しました。兄弟が同じ五輪の決勝に進んだことは、平野家の競技史における大きな出来事です。
平野兄弟の経歴・成績・関係性一覧| 人物 | 兄弟構成・競技 | 主な実績・出来事 | 2026年の状況 |
|---|---|---|---|
| 平野英樹 | 長男。スノーボード、スケートボード | 12歳でプロスノーボーダーとして注目される | プロスノーボーダーとして紹介され、4月の兄弟イベントに登場 |
| 平野歩夢 | 次男。スノーボード、スケートボード | 2014年ソチ銀、2018年平昌銀、2022年北京金 | ミラノ・コルティナ五輪男子HP7位、86.50点 |
| 平野海祝 | 三男。スノーボード・ハーフパイプ | 2022年北京五輪男子HP9位 | TOKIOインカラミのスノーボード選手として活動 |
2022年北京五輪の男子ハーフパイプでは、平野歩夢選手が金メダルを獲得しました。2014年ソチ、2018年平昌で銀メダルを獲得していた歩夢選手にとって、3大会連続の表彰台、そして悲願の金メダルでした。
一方、初めて五輪に出場した弟の海祝選手も決勝に進出し、9位という成績を残しています。
特に注目されたのが、海祝選手の高さ約7.4メートルに達するエアです。北京五輪で披露した大きなジャンプは、世界のスノーボード関係者や観客に強い印象を残しました。
兄弟で同じ競技の決勝に進みながら、歩夢選手は金メダル、海祝選手は9位。それぞれの個性と実力を示した大会でした。
ミラノ・コルティナ2026で歩夢は7位2026年2月13日、イタリアのリビーニョで行われたミラノ・コルティナ冬季五輪の男子ハーフパイプ決勝で、平野歩夢選手は86.50点を記録して7位に入りました。
北京五輪の金メダリストとして連覇と4大会連続のメダル獲得を目指していましたが、今回は表彰台には届きませんでした。
ただし、この大会の歩夢選手には大きな試練がありました。2026年1月17日、スイス・ラークスで開催されたワールドカップ第5戦の決勝で激しく転倒。全日本スキー連盟は1月21日、複数箇所の骨折や打撲と診断されたことを発表しました。
その後、国内で治療とリハビリを進め、五輪への出場を目指しました。2月の本番では負傷を抱えながら決勝を滑り切り、7位入賞を果たしています。
2026年の成績を評価する際には、順位だけでなく、五輪直前の負傷から競技に復帰した経緯も押さえておく必要があります。
【2026年現在】平野歩夢・海祝・英樹は何をしている?
平野三兄弟は、同じ競技を経験してきたものの、現在の活動には違いがあります。
平野歩夢:五輪後の新しい挑戦も視野に歩夢選手は2026年のミラノ・コルティナ五輪で7位に入賞。大会後も競技者としての活動を続けています。
2026年4月15日に開催されたトークイベントでは、兄弟とともに五輪直前の負傷や幼少期の思い出を振り返りました。
今後については、2030年のフランス・アルプス五輪を目指す選択肢に触れながらも、競技以外の新しい挑戦についても考えていると明かしています。
「進むべき道はスノーボードのオリンピックだけではない」
この発言からは、五輪の結果だけにとらわれず、自分自身の成長や次の可能性を模索する姿勢がうかがえます。
所属先はTOKIOインカラミです。公式プロフィールでは、ソチ・平昌の銀メダル、北京の金メダルなどが掲載されています。
平野海祝:北京五輪9位から次のステージへ海祝選手は北京五輪で9位に入った後も、スノーボード・ハーフパイプを中心に競技活動を続けています。
2025年12月12日に中国・張家口で行われたワールドカップ開幕戦では12位でした。2026年に入ってもTOKIOインカラミの公式アスリート一覧に掲載されており、同チームのスノーボード選手として活動しています。
歩夢選手と比べると五輪での実績はまだ少ないものの、北京五輪で見せた高さのあるエアは海祝選手の特徴です。兄とは異なるスタイルを持つ選手として、今後の国際大会での成績が注目されます。
平野英樹:兄弟の原点をつくった長男長男の英樹さんは、歩夢選手が幼少期から背中を追いかけていた人物です。
日本テレビの2022年の特集では、英樹さんが当時12歳で最年少のプロスノーボーダーになった経歴が紹介されました。幼い歩夢選手にとって、兄は競技を始めるきっかけであり、技術や姿勢を学ぶ存在でもありました。
2026年4月15日には、歩夢選手、海祝選手とともにトークイベントに出演。3人で幼少期のスケートボードの練習を振り返っています。
当時は雪が降る寒い日も3人で滑り、誰が一番になるかを競い合っていたといいます。英樹さんが先頭に立ち、歩夢選手と海祝選手がその背中を追いかけるという関係が、現在の競技人生の土台になりました。
英樹さんは歩夢選手や海祝選手ほど五輪の競技成績が広く公表されているわけではありませんが、3兄弟のスポーツ活動を語るうえで欠かせない存在です。
平野流佳と平野歩夢は兄弟?同じ名字の選手との違い平野歩夢選手について調べると、平野流佳選手の名前もよく検索されています。
結論からいうと、平野流佳選手は平野歩夢選手の兄弟ではありません。歩夢選手の実兄は英樹さん、実弟は海祝選手です。流佳選手は同じ名字を持つ別のハーフパイプ選手です。
混同されやすい理由は、同じ男子ハーフパイプの日本代表として国際大会で競い合っていることにあります。
実際、2026年ミラノ・コルティナ五輪では、平野流佳選手が4位、平野歩夢選手が7位に入賞しました。同じ競技の結果表に2人の「平野」が並んだことも、兄弟説が気になる理由の一つです。
両選手のプロフィールを比較すると、歩夢選手は1998年11月29日生まれでTOKIOインカラミ所属、流佳選手は2002年3月12日生まれでINPEX所属です。
流佳選手も北京五輪に出場しており、2022年大会では12位、2026年大会では4位でした。歩夢選手とは兄弟という関係ではなく、同じ競技でしのぎを削る日本代表選手同士として理解するのが正確です。
【よくある質問】ハーフパイプ平野兄弟に関するFAQ
Q1:平野歩夢は何人兄弟ですか?
A1:男3人兄弟の次男です。長男が平野英樹さん、三男が平野海祝選手です。父・英功さんと母・富美子さんを含めた家族として紹介されています。
Q2:平野歩夢と平野海祝は何歳差ですか?
A2:歩夢選手は1998年11月29日生まれ、海祝選手は2002年10月14日生まれです。約4歳差で、海祝選手が弟にあたります。
Q3:平野歩夢と平野流佳は兄弟ですか?
A3:兄弟ではありません。歩夢選手の弟は平野海祝選手です。平野流佳選手は同じスノーボード男子ハーフパイプで活躍する別の選手です。
Q4:平野海祝の北京五輪の順位は何位でしたか?
A4:2022年北京五輪の男子ハーフパイプで9位でした。決勝では約7.4メートルの高さを記録したエアでも注目されました。
Q5:平野歩夢の2026年ミラノ・コルティナ五輪の成績は?
A5:男子ハーフパイプで7位、得点は86.50点でした。1月のワールドカップで複数箇所を骨折する大けがを負いながら、五輪本番に出場して決勝を滑り切りました。
【プロの結論】平野兄弟の強さは3人で築いた競技の原点にある
ハーフパイプの平野兄弟とは、一般的には平野歩夢選手と平野海祝選手を指します。しかし、家族と競技の歴史を正確に理解するなら、長男の英樹さんを含めた平野三兄弟として捉えることが大切です。
兄の英樹さんが先にボードスポーツに取り組み、その姿を見て歩夢選手が成長し、さらに海祝選手も同じ競技の世界に進みました。そこには、父・英功さんが整えた練習環境や、兄弟で切磋琢磨してきた時間がありました。
北京五輪では歩夢選手が金メダル、海祝選手が9位。ミラノ・コルティナ2026では歩夢選手が7位となり、五輪の舞台で新たな経験を重ねています。
また、平野流佳選手との関係についても、同姓・同競技という共通点だけで兄弟と判断しないことが大切です。
平野三兄弟の本当の魅力は、五輪のメダル数だけでは測れません。長男が切り開いた道を次男と三男が追い、それぞれの個性を生かして競技を続けてきたことにあります。
今後は歩夢選手の新たな挑戦、海祝選手の国際大会での成長、そして英樹さんを含めた3人のボードスポーツとの関わりにも注目したいところです。
主な事実確認資料
- 日本オリンピック委員会(JOC):歩夢・海祝・流佳のプロフィールと五輪成績。
- 日刊スポーツ:2026年4月の三兄弟イベント、年齢、競技に関する証言。
- 日本テレビ:平野三兄弟の競技の原点と村上市の練習環境。
- 全日本スキー連盟の発表を報じたTBS NEWS DIG、日刊スポーツ:2026年1月の負傷と五輪復帰。
- TOKIOインカラミ公式:所属アスリート情報。