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【セット別スコアを分析】ブラジル戦と中国戦で見えた日本の課題

雪村 沙絵 雪村 沙絵 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
目次

女子バレーの速報を見る際、セットカウントだけで試合を判断するのは早い。各セットの得点差を追うと、試合の流れや競争力の変化が分かる。

日本対ブラジル:VNL準々決勝のスコア

2026年7月22日の日本対ブラジルは、序盤から競り合う展開だった。

- 第1セット:日本26-24ブラジル
- 第2セット:日本22-25ブラジル
- 第3セット:日本16-25ブラジル
- 第4セット:日本20-25ブラジル

第1セットは日本が26-24で接戦を制した。しかし、第2セット以降はブラジルが3セットを連取。日本はセットを取り返せず、準々決勝敗退となった。

この試合で注目したいのは、第1セットを取った後に試合を優位に進められなかった点だ。接戦をものにする力だけでなく、相手が対応してきた後に攻撃の選択肢を変えられるかが、強豪国との対戦では問われる。

日本対中国:アジア競技大会決勝のスコア

9月22日の決勝では、中国が日本を3-0で下した。

- 第1セット:19-25
- 第2セット:20-25
- 第3セット:23-25

3セットすべて中国が先取したものの、日本も第3セットでは23点まで追い上げた。

特に注目すべきなのは、最終セットの点差が2点だったことだ。セットを奪うことはできなかったが、終盤まで得点を重ねており、試合の最後まで勝負を諦めなかったことがスコアに表れている。

アジア選手権の3位決定戦では和田由紀子が19得点

一方、8月30日のイラン戦では日本が3-0で勝利した。

バレーボール専門メディアの報道によると、和田由紀子が両チーム最多の19得点を記録。島村春世も14得点を挙げた。

第3セットは26-24という接戦だったが、日本が最後まで競り勝ち、銅メダルを手にした。

この結果は、接戦を勝ち切る力が日本に備わっていることを示す試合の一つだった。VNLでの敗戦からアジア選手権での表彰台へとつなげた点も、2026年のチームを振り返るうえで重要だ。

【女子日本代表メンバー2026】注目選手とポジション・役割

バレー女子速報

2026年度の女子日本代表は、経験豊富な選手と若い世代が登録されたチーム構成となっている。

日本バレーボール協会の2026年度登録メンバーには、国内リーグ所属選手だけでなく、イタリアやトルコ、アメリカなど海外クラブでプレーする選手も含まれている。

2026年の主な代表選手



石川真佑

アウトサイドヒッター
2026年VNLでは主将を務めた。攻撃の中心としてチームをけん引する存在で、国際大会での経験も豊富。


和田由紀子

アウトサイドヒッター
アジア選手権のイラン戦では19得点を記録。得点力という面で2026年の注目選手の一人となった。


佐藤淑乃

アウトサイドヒッター
イタリアのヴェロ・バレー・ミラノに所属。代表でも攻撃を担う選手として起用されている。


関菜々巳

セッター
攻撃を組み立てるポジションを担う。海外クラブでの経験も持ち、代表のゲームメークを支える。


山田二千華

ミドルブロッカー
ネット際のブロックと中央からの攻撃を担う。NECレッドロケッツ川崎所属。


島村春世

ミドルブロッカー
経験豊富なベテラン選手。アジア選手権のイラン戦では14得点を記録した。


小島満菜美

リベロ
VNL準々決勝のブラジル戦でリベロとして出場。守備とレシーブを支える選手。


選手のポジション・所属はJVAの2026年度登録情報を参照。大会ごとの出場登録や先発メンバーは異なる。

若手選手の台頭にも注目

2026年のアジア競技大会では、秋本美空、鴫原ひなた、北窓絢音など若い世代の選手も代表の戦力として名を連ねた。

特に秋本美空は、アジア競技大会の試合結果に掲載された選手の一人。2006年生まれのアウトサイドヒッターで、海外クラブでのプレー経験も持つ。

代表選考では、単純な知名度だけでなく、攻撃力、守備力、ポジションのバランス、国際大会への適応力が重要になる。

なお、JVAの「2026年度登録メンバー」と各大会の「大会登録メンバー」は同じ意味ではない。登録された全選手がすべての大会に出場するわけではなく、大会ごとの選考によって実際のメンバーが決まる。

【女子バレー順位表と世界ランキング】日本は世界6位

女子日本代表の実力を把握するには、大会の順位とFIVB世界ランキングを分けて見る必要がある。

2026年VNL最終順位

日本バレーボール協会が掲載しているVNL2026の順位では、日本は7位だった。

上位の顔ぶれは以下のとおり。

1. トルコ
2. ブラジル
3. イタリア
4. 中国
5. アメリカ
6. カナダ
7. 日本
8. オランダ
9. ポーランド

トルコが優勝し、ブラジルとイタリアが続いた。日本は上位進出を逃したものの、決勝ラウンドに進んだ実績を残している。

FIVB女子世界ランキングは日本が6位

J SPORTSが掲載する2026年10月13日時点のシニア女子世界ランキングでは、日本は6位、337.16ポイントだった。


FIVB女子世界ランキング・上位10か国

2026年10月13日時点
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日本
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日本のすぐ下には中国が7位で続いている。ポイント差は12.26ポイントだ。

ここで押さえておきたいのは、VNLの最終順位とFIVB世界ランキングは別の指標だという点である。

- VNL順位:その大会における成績を示す。
- 世界ランキング:国際大会の公式試合結果などを反映するポイント制の順位。
- アジア大会順位:アジア地域の大会における最終成績を示す。

そのため、VNLで7位だった日本が世界ランキングでは6位という結果になっても矛盾はない。

【女子バレー試合日程・テレビ放送・配信】次の注目大会は2027年W杯

2026年の主要国際大会は終了したが、日本代表の次の大きな目標は2027年の女子バレーボールワールドカップだ。

2027年女子ワールドカップの組み合わせが決定

出場決定

日本バレーボール協会は2026年10月27日、2027年FIVB女子ワールドカップの組み合わせを公表した。

日本はF組に入り、対戦相手は次の3か国となった。


POOL F


開催地:オマハ(アメリカ)



🇯🇵


日本
F組




🇷🇺


ロシア




🇦🇷


アルゼンチン




🇧🇬


ブルガリア



予選ラウンド
2027年8月20日~25日


大会決勝
2027年9月5日

決勝はアメリカ・アナハイム。予選各組の上位2チームがラウンド16へ進出する。

この大会は32チームが参加する大規模な国際大会だ。日本がF組を突破した場合、C組の上位チームとラウンド16で対戦する。

また、すでに五輪出場権を獲得しているチームを除く上位3チームには、2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる。日本にとって、2027年大会は世界ランキングだけでなく五輪への道筋を左右する重要な舞台となる。

2026年のテレビ放送・ネット配信実績

大会ごとに放送・配信の担当が異なるため、過去の視聴方法を整理しておきたい。

大会 放送・配信 2026年の中継実績
VNL2026 TBS系列・BS-TBS 日本戦を放送
VNL2026 U-NEXT 日本戦全試合をライブ配信
アジア選手権2026 FODプレミアム 男女日本戦を生配信
アジア選手権2026 フジテレビONE・TWO・NEXT 放送
アジア競技大会2026 TBS系列 地上波中継
アジア競技大会2026 U-NEXT 複数チャンネルでライブ配信

VNLについては、U-NEXTが男女日本戦全試合のライブ配信を実施。TBS系列とBS-TBSも日本戦を放送した。

女子アジア選手権はFODプレミアムとフジテレビONE・TWO・NEXT、アジア競技大会はTBS系列とU-NEXTが主な視聴手段となった。

これらは2026年大会の実績であり、2027年大会の放送局や配信サービスがすべて確定したという意味ではない。次回の視聴先は大会ごとの公式発表を確認したい。

リアルタイム速報を効率よく確認する方法

女子バレーの試合結果を追うなら、情報源を目的別に使い分けるとよい。

- 日本バレーボール協会(JVA): 日本代表の公式日程、試合結果、代表メンバーを確認。
- Volleyball World: VNLや世界大会のライブスコア、各国の順位、選手情報を確認。
- SVリーグ公式サイト: 国内クラブの試合日程、勝敗、セット別スコア、順位表を確認。
- テレビ局・配信事業者の公式番組情報: 放送開始時刻、配信対象試合、見逃し配信の有無を確認。

特にリアルタイム速報では、試合中の得点と試合終了後の最終スコアを区別することが大切だ。セットカウントが表示されていても、試合が終了したとは限らない。

【プロの結論】2026年の結果を2027年の飛躍につなげられるか

2026年の女子日本代表を評価するうえで、メダルの色だけを基準にするのは適切ではない。

VNL7位は世界の強豪国との競争力を測る結果であり、アジア選手権の銅メダルは2027年ワールドカップ出場につながる成果だった。加えて、アジア競技大会での銀メダルは、アジアのトップレベルで決勝まで進んだ証しでもある。

今後注目したい評価基準は3つある。

1. 世界の強豪国との競争力: ブラジルや中国など、上位国との対戦でセットを奪い、勝ち切れるか。
2. 選手層の厚さ: 石川真佑、和田由紀子らの主力と若手選手が、異なる大会でも安定した力を発揮できるか。
3. 接戦での勝負強さ: 24点以降の攻防や最終セットで、得点を積み重ねられるか。

速報を見るときも、単純な勝敗だけでなく、セットごとの得点差や対戦相手、出場選手を合わせて確認することで、日本代表の現在地をより正確に把握できる。

【バレー女子速報】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の女子日本代表はVNLで何位だった?

VNL2026の女子日本代表は最終順位7位。7月22日の準々決勝でブラジルに1-3(26-24、22-25、16-25、20-25)で敗れた。

Q2:女子アジア選手権2026で日本は優勝した?

優勝ではなく3位。8月30日の3位決定戦でイランに3-0(25-21、25-16、26-24)で勝利し、銅メダルを獲得した。2027年女子ワールドカップの出場権も確保している。

Q3:アジア競技大会2026の女子バレー決勝スコアは?

9月22日の決勝で日本は中国に0-3で敗れた。セット別スコアは19-25、20-25、23-25。日本は銀メダル、中国は金メダルを獲得した。

2026年の女子バレー日本代表は、VNL7位、女子アジア選手権銅メダル、アジア競技大会銀メダルという成績を残した。

世界ランキングでは10月13日時点で6位につけており、世界の上位国と競い合う立場を維持している。

そして、次の大きな目標は2027年女子ワールドカップだ。日本はロシア、アルゼンチン、ブルガリアと同じF組に入り、予選突破を目指す。

女子バレーの速報を追う際には、次の3点を押さえておきたい。

- 試合結果はセットカウントと各セットの得点を確認する。
- 大会順位とFIVB世界ランキングを混同しない。
- 代表戦とSVリーグのクラブ戦を区別して速報を確認する。

2026年の経験を経て、2027年の日本代表がどのようなチームへ成長するのか。世界の強豪との対戦、若手の台頭、そして接戦を勝ち抜く力に引き続き注目したい。

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