2026年初場所の主役となったのは、西大関の安青錦新大(あおにしき・あらた)だ。
日本相撲協会の公式記録によると、安青錦は12勝3敗で幕内優勝を達成。前場所の2025年九州場所に続く2場所連続の優勝となった。
今場所は大関昇進後、初めて迎える本場所だった。ウクライナ・ヴィンニツャ出身の安青錦は、2023年9月場所に初土俵を踏み、2025年3月場所で新入幕、2025年9月場所で新三役へと昇進。短期間で番付を駆け上がり、2026年1月場所で新大関としての優勝を成し遂げた。
安青錦の15日間はどうだった?今場所の安青錦は、序盤から安定した相撲を展開した。
特に注目されたのは、横綱との直接対決だ。
- 13日目:横綱・豊昇龍に勝利
- 14日目:横綱・大の里に敗北
- 千秋楽:大関・琴櫻に勝利
14日目に大の里に敗れたことで、優勝争いは最後まで緊張感のある展開となった。
安青錦と熱海富士がともに12勝3敗で並び、優勝決定戦へ進出。安青錦は熱海富士を首投げで下し、幕内最高優勝を手にした。
通常の15日間の成績だけでは優勝者が決まらず、最後に決定戦までもつれ込んだ点が今場所の大きな見どころだった。
安青錦の優勝が持つ意味新大関の場所で優勝するには、相手の研究が進むなかで安定した成績を残さなければならない。
大関は横綱に次ぐ地位であり、対戦相手からも厳しい攻めを受ける立場だ。安青錦はその環境で12勝を挙げ、優勝決定戦も制した。
今回の優勝は、単に勝ち星を積み重ねた結果ではない。大関としての期待を結果で示したことに意味がある。
【各段の優勝者一覧】十両から序ノ口まで全6部門の結果
2026年初場所では、幕内以外の各段でも優勝力士が決定した。
日本相撲協会の「過去の成績・番付」に掲載された公式記録によると、各段の優勝者は次のとおり。
2026年初場所・各段優勝者幕内優勝:安青錦(12勝3敗)
新大関として幕内最高優勝。熱海富士との決定戦を制した。
十両優勝:若ノ勝(12勝3敗)
東十両十一枚目の若ノ勝が12勝3敗で十両を制した。湊川部屋所属で、栃木県宇都宮市出身。幕内昇進を目指すうえでも大きな実績となった。
幕下優勝:延原(7勝0敗)
東幕下五十四枚目の延原が7戦全勝。二子山部屋所属で、大阪府大阪市城東区出身の力士だ。
三段目優勝:花の富士(7勝0敗)
東三段目二十三枚目の花の富士が全勝優勝。伊勢ヶ濱部屋所属で、熊本県宇土市出身。
序二段優勝:光星竜(7勝0敗)
西序二段三枚目の光星竜が7勝全勝。音羽山部屋所属で、東京都墨田区出身。2025年3月場所に初土俵を踏んだ力士だ。
序ノ口優勝:旭富士(7勝0敗)
東序ノ口十九枚目の旭富士が7戦全勝で優勝。伊勢ヶ濱部屋所属で、モンゴル・ウランバートル出身。2025年11月場所に初土俵を踏んだ。
各段優勝者の比較| 段位 | 優勝力士 | 番付 | 成績 | 所属部屋 |
|---|---|---|---|---|
| 幕内 | 安青錦 | 西大関 | 12勝3敗 | 安治川 |
| 十両 | 若ノ勝 | 東11枚目 | 12勝3敗 | 湊川 |
| 幕下 | 延原 | 東54枚目 | 7勝0敗 | 二子山 |
| 三段目 | 花の富士 | 東23枚目 | 7勝0敗 | 伊勢ヶ濱 |
| 序二段 | 光星竜 | 西3枚目 | 7勝0敗 | 音羽山 |
| 序ノ口 | 旭富士 | 東19枚目 | 7勝0敗 | 伊勢ヶ濱 |
各段の優勝記録を見ると、幕内と十両は15日間で12勝3敗、幕下以下は7番の取組で7勝0敗という違いがある。
したがって、幕下以下の7戦全勝と幕内の12勝3敗を単純に勝率や勝ち星だけで比較するのは適切ではない。
また、序ノ口で優勝した旭富士や序二段の光星竜は、初土俵から間もない段階で結果を残した力士だ。今後の番付上昇を追う際には、こうした若い力士の成績も見逃せない。
【三賞受賞者】殊勲賞は義ノ富士、敢闘賞は霧島と熱海富士
三賞は、幕内で活躍した力士に贈られる特別な賞だ。
2026年初場所では、殊勲賞1人、敢闘賞2人が選ばれた。技能賞は該当者なしだった。
殊勲賞:義ノ富士(8勝7敗)西前頭筆頭の義ノ富士が殊勲賞を受賞した。
義ノ富士は伊勢ヶ濱部屋所属で、熊本県宇土市出身。今場所は8勝7敗と勝ち越しを決めた。
殊勲賞は、横綱や大関など上位力士を破る活躍が評価される賞だ。義ノ富士は上位陣との対戦でも存在感を示し、三賞の栄誉を獲得した。
敢闘賞:霧島(11勝4敗)東関脇の霧島は11勝4敗で敢闘賞を受賞。
音羽山部屋所属の霧島は、モンゴル出身の実力者。関脇として安定した成績を残し、三役の地位にふさわしい存在感を発揮した。
11勝は今場所の幕内でも優秀な成績であり、上位戦線を盛り上げた力士の一人だ。
敢闘賞:熱海富士(12勝3敗)西前頭四枚目の熱海富士は12勝3敗で敢闘賞を受賞した。
今場所の熱海富士を語るうえで欠かせないのが、優勝決定戦への進出だ。
本割を12勝3敗で終え、安青錦と同じ成績に並んだ。決定戦では惜しくも敗れたものの、幕内優勝を争う位置まで勝ち星を積み上げたことが評価された。
2026年初場所の三賞まとめ| 賞 | 力士 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 殊勲賞 | 義ノ富士 | 西前頭筆頭 | 8勝7敗 |
| 敢闘賞 | 霧島 | 東関脇 | 11勝4敗 |
| 敢闘賞 | 熱海富士 | 西前頭四枚目 | 12勝3敗 |
| 技能賞 | 該当なし | ― | ― |
技能賞は、優れた技術や相撲内容を見せた力士に贈られる賞だ。
ただし、勝ち越しや二桁勝利だけで自動的に受賞できるものではない。成績に加えて、相撲の技術面での評価も関係する。
2026年初場所では殊勲賞と敢闘賞に計3人が選ばれた一方、技能賞は該当者なしとなった。
この結果からも、三賞は単純な勝ち星ランキングではなく、各賞の趣旨に応じて評価されるものだと分かる。
【幕内力士の全成績】横綱から前頭17枚目まで42人の星取結果
2026年初場所の幕内は、東西合わせて42人が番付に名を連ねた。
ここでは横綱から前頭17枚目まで、幕内力士の最終成績を番付順に整理する。
以下は日本相撲協会の星取表をもとにした幕内全成績だ。
| 番付 | 東方力士・成績 | 西方力士・成績 |
|---|---|---|
| 横綱 | 豊昇龍 10勝5敗 | 大の里 10勝5敗 |
| 大関 | 琴櫻 8勝7敗 | 安青錦 12勝3敗・優勝 |
| 関脇 | 霧島 11勝4敗・敢闘賞 | 高安 8勝7敗 |
| 小結 | 王鵬 4勝11敗 | 若元春 8勝7敗 |
| 前頭1 | 一山本 4勝11敗 | 義ノ富士 8勝7敗・殊勲賞 |
| 前頭2 | 宇良 4勝11敗 | 若隆景 9勝6敗 |
| 前頭3 | 隆の勝 5勝10敗 | 伯乃富士 5勝8敗2休 |
| 前頭4 | 大栄翔 7勝8敗 | 熱海富士 12勝3敗・敢闘賞 |
| 前頭5 | 玉鷲 5勝10敗 | 美ノ海 9勝6敗 |
| 前頭6 | 平戸海 9勝6敗 | 阿武剋 7勝8敗 |
| 前頭7 | 欧勝馬 7勝8敗 | 藤ノ川 10勝5敗 |
| 前頭8 | 正代 7勝8敗 | 金峰山 4勝11敗 |
| 前頭9 | 豪ノ山 7勝8敗 | 狼雅 7勝8敗 |
| 前頭10 | 時疾風 8勝7敗 | 琴勝峰 9勝6敗 |
| 前頭11 | 千代翔馬 6勝9敗 | 錦富士 6勝6敗3休 |
| 前頭12 | 翠富士 6勝9敗 | 阿炎 10勝5敗 |
| 前頭13 | 翔猿 7勝8敗 | 友風 4勝11敗 |
| 前頭14 | 獅司 9勝6敗 | 御嶽海 7勝8敗 |
| 前頭15 | 竜電 6勝9敗 | 朝紅龍 9勝6敗 |
| 前頭16 | 朝乃山 9勝6敗 | 欧勝海 10勝5敗 |
| 前頭17 | 朝白龍 8勝7敗 | 羽出山 2勝13敗 |
幕内上位の成績で、まず注目したいのは横綱2人の結果だ。
- 豊昇龍:10勝5敗
- 大の里:10勝5敗
- 琴櫻:8勝7敗
- 安青錦:12勝3敗
両横綱はともに10勝5敗。優勝争いの中心にいた安青錦は12勝3敗だった。
関脇の霧島も11勝4敗と好成績を残している。
一方、熱海富士は前頭四枚目から12勝を挙げ、優勝決定戦に進出した。上位力士だけでなく、平幕から優勝争いに食い込む力士が現れたことも今場所の特徴だ。
勝ち越し・負け越しの境界大相撲の本場所は原則15日間で、幕内力士は15番の取組を行う。
- 8勝7敗:勝ち越し
- 7勝8敗:負け越し
- 10勝5敗:二桁勝利
- 12勝3敗:優勝争いに絡む好成績
勝ち越しは翌場所の番付を考えるうえで重要な基準となる。
ただし、番付は勝ち越し・負け越しだけで機械的に決まるものではない。対戦相手の番付や東西の位置、他の力士の成績なども関係する。
そのため、星取表を読む際には最終成績だけでなく、力士がどの番付で戦ったかにも注目したい。
【千秋楽の結果】安青錦と熱海富士の優勝決定戦が最大の見どころ
2026年1月25日の千秋楽は、優勝争いが最後までもつれる展開となった。
安青錦と熱海富士は、ともに12勝3敗で本割を終え、優勝決定戦に進んだ。
優勝決定戦の結果安青錦
12勝3敗
西大関・安治川部屋
安青錦
○
優勝決定戦・勝利
熱海富士
●
優勝決定戦・敗北
決まり手:首投げ
2026年1月25日・両国国技館
本割では両者とも12勝3敗だったが、決定戦で安青錦が勝利したため、幕内優勝は安青錦に決まった。
この点は結果を確認するときに間違えやすい。
熱海富士も12勝3敗という優れた成績を残しているが、優勝決定戦で敗れたため、優勝者として記録されるのは安青錦だ。
15日間で注目された安青錦の対戦| 日目 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 初日 | 宇良 | 勝ち |
| 2日目 | 義ノ富士 | 勝ち |
| 3日目 | 一山本 | 勝ち |
| 4日目 | 王鵬 | 負け |
| 5日目 | 大栄翔 | 勝ち |
| 6日目 | 高安 | 勝ち |
| 7日目 | 若元春 | 勝ち |
| 中日 | 霧島 | 負け |
| 9日目 | 若隆景 | 勝ち |
| 10日目 | 隆の勝 | 勝ち |
| 11日目 | 伯乃富士 | 勝ち |
| 12日目 | 熱海富士 | 勝ち |
| 13日目 | 豊昇龍 | 勝ち |
| 14日目 | 大の里 | 負け |
| 千秋楽 | 琴櫻 | 勝ち |
13日目の豊昇龍戦は、優勝争いを左右する重要な一番だった。安青錦は横綱を破って優勝争いの主導権を握ったが、翌14日目には大の里に敗れている。
この一敗によって、千秋楽の優勝決定戦が必要となった。
千秋楽の結果をどう評価するか今場所の千秋楽で重要なのは、安青錦が本割の一番だけでなく、優勝決定戦でも勝ち切ったことだ。
15日間を通じて12勝を挙げても、最後の決定戦で敗れれば優勝は逃す。逆に、熱海富士のように本割で同じ成績を残した力士にも、優勝の可能性が最後まで残されていた。
優勝決定戦が行われたことは、今場所の優勝争いが最後まで競り合っていたことを示している。
【星取表の見方】幕内全成績を正しく理解するポイント
大相撲初場所の結果を調べる際に、よく検索されるのが星取表だ。
星取表は、力士が15日間で誰と対戦し、どのような結果になったかを日別に示す記録である。
星取表で確認できる情報主に次の項目を確認できる。
- 番付:横綱、大関、関脇、小結、前頭などの地位
- 東西:同じ番付内での東方・西方の位置
- 日別の勝敗:各日の取組結果
- 最終成績:15日間の勝ち数と負け数
- 休場:休場した日数
- 優勝・三賞:場所終了後に確定する主要な記録
例えば、安青錦の12勝3敗という数字だけでは、どの日に誰と対戦したかまでは分からない。
日別の星を追えば、王鵬や霧島に敗れた場面、豊昇龍を破った一番、大の里に敗れた14日目など、優勝までの流れを把握できる。
公式記録とニュース速報の違い相撲の結果を調べる際には、速報と確定記録を区別することも大切だ。
| 確認する情報 | 主な役割 |
|---|---|
| 取組結果 | その日に行われた各取組の勝敗・決まり手 |
| 星取表 | 15日間の勝敗を一覧で確認 |
| 優勝力士一覧 | 各段の最終的な優勝者を確認 |
| 三賞力士一覧 | 殊勲賞・敢闘賞・技能賞を確認 |
| 番付表 | 次の場所の地位を確認 |
日本相撲協会の公式サイトでは、過去の成績・番付のページから各場所の優勝力士、三賞、星取表などを確認できる。
特に、優勝決定戦が行われた場所では、本割の成績と最終的な優勝者を分けて確認する必要がある。
2026年初場所は、安青錦と熱海富士がともに12勝3敗だったため、この違いを理解しておくと結果を正確に把握できる。
【よくある質問】大相撲初場所の結果に関するFAQ
Q1:2026年の大相撲初場所で優勝した力士は誰ですか?
A1:幕内優勝は安治川部屋の大関・安青錦です。12勝3敗で熱海富士との優勝決定戦を制しました。
Q2:2026年初場所の十両優勝は誰ですか?
A2:湊川部屋の若ノ勝です。東十両十一枚目で12勝3敗を記録しました。
Q3:2026年初場所の各段優勝者を教えてください。
A3:幕内は安青錦、十両は若ノ勝、幕下は延原、三段目は花の富士、序二段は光星竜、序ノ口は旭富士です。
Q4:2026年初場所の三賞受賞者は誰ですか?
A4:殊勲賞は義ノ富士、敢闘賞は霧島と熱海富士です。技能賞は該当者なしでした。
Q5:安青錦と熱海富士はどちらが優勝しましたか?
A5:優勝したのは安青錦です。両者は本割で12勝3敗と並びましたが、優勝決定戦で安青錦が首投げで熱海富士を破りました。
Q6:2026年初場所の横綱の成績はどうでしたか?
A6:豊昇龍と大の里はともに10勝5敗でした。両横綱とも二桁勝利を記録しています。
Q7:2026年初場所の幕内全成績はどこで確認できますか?
A7:日本相撲協会の公式サイトにある過去の成績・番付や星取表で確認できます。各力士の日別の勝敗と最終成績を照合できます。
2026年の大相撲初場所は、新大関・安青錦が12勝3敗で幕内優勝を果たした場所として記録された。
熱海富士も同じ12勝3敗で優勝決定戦まで進み、敢闘賞を獲得。霧島も11勝4敗で敢闘賞、義ノ富士は8勝7敗で殊勲賞に選ばれた。
各段では若ノ勝、延原、花の富士、光星竜、旭富士が優勝し、幕内以外にも今後の活躍が期待される力士が結果を残した。
プロの
1. 優勝者と成績上位者を区別すること。 安青錦と熱海富士はともに12勝3敗だが、優勝決定戦の結果によって優勝者は安青錦となった。
2. 幕内だけでなく各段の優勝者にも注目すること。 若ノ勝や延原など、下位の段で結果を残した力士の番付推移も大相撲の楽しみ方の一つだ。
3. 三賞は勝ち星だけで判断しないこと。 殊勲賞・敢闘賞・技能賞にはそれぞれ異なる評価の観点がある。
2026年初場所の記録を振り返ると、安青錦の優勝だけでなく、熱海富士の躍進、霧島の安定感、義ノ富士の殊勲、そして各段の新たな優勝者まで、幅広い見どころがあった。
今後の番付や力士の成績を追う際にも、初場所の星取表と各段の優勝記録は重要な比較材料となる。日本相撲協会の公式記録を基準に、次の場所で誰がさらに番付を上げるのか注目したい。