読売ジャイアンツの吉川尚輝選手は、2025年シーズン終了後に両股関節の手術を受け、約5カ月に及ぶリハビリを経て2026年4月に1軍復帰を果たしました。しかし、その後も打撃不振による登録抹消や、左太もも裏の肉離れによる離脱があり、シーズンを通じて万全の状態を維持することはできませんでした。
2026年9月18日には左太もも裏の肉離れから約2カ月ぶりに1軍へ復帰。10月11日のクライマックスシリーズ敗退をもってシーズンを終え、最終的な1軍成績は52試合出場、打率.241、1本塁打、11打点となりました。11月2日現在、吉川選手の2026年シーズンは終了しており、本人は来季に向けて体を整える意向を示しています。
【現在の状況】吉川尚輝の怪我はどうなった?2026年11月最新情報
2026年11月2日時点で、吉川尚輝選手はシーズンを終えています。両股関節の手術から復帰したものの、左太もも裏の肉離れによって再び長期離脱を経験し、最終的な出場試合数は52試合にとどまりました。
2026年10月11日、巨人はDeNAとのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦に1対4で敗れ、今季の戦いを終えました。この試合にも吉川選手は出場しており、守備では併殺を完成させるプレーを見せています。
シーズン終了後の10月12日付の日刊スポーツの報道では、吉川選手は今季を振り返り、手術から復帰できたことや1軍でプレーできたことについてコメントしました。
「1軍の舞台で戦えたことは良かったシーズンだった」
また、今後については、1年でも長くプレーできるように体を整えていきたいという意欲を示しています。
ここで押さえておきたいのは、2026年の吉川選手の故障が、単純に両股関節の手術後の再発だけで説明できるものではないという点です。春の復帰後には打撃面の再調整があり、7月には左太もも裏の肉離れが発生しました。股関節の手術とハムストリングの肉離れは、異なる部位の問題です。
したがって、現在の状況を整理すると、2026年の負傷による離脱からは9月に1軍復帰を果たし、その後シーズンを完走した一方、翌年に向けたコンディション調整が課題として残った状態です。11月2日時点で新たな故障や再手術が決定したという公表情報はありません。
【手術の詳細】吉川尚輝が両股関節の手術を受けた理由とリハビリ期間
2025年10月27日に両側股関節唇形成術を実施吉川選手の2026年シーズンを理解するうえで欠かせないのが、前年オフに受けた両股関節の手術です。
日刊スポーツの2025年11月3日付報道によると、吉川選手は2025年10月27日に都内の病院で両側関節鏡視下股関節唇形成術を受けていました。
股関節唇は、股関節の受け皿部分を取り囲む軟骨組織です。関節の安定性に関係する組織であり、股関節の動きが重要になるスポーツ選手にとって、コンディションを考えるうえで無視できない部位です。
今回の手術は、股関節を内視鏡で確認しながら行う形成術です。人工股関節への置換手術とは異なります。
両側の股関節を手術したことからも、吉川選手にとって大きな治療上の転換点だったことが分かります。
本人が語ったリハビリへの決意手術後の2025年11月3日、吉川選手は秋季キャンプに姿を見せ、リハビリを開始しました。
このとき、本人は復帰への思いを次のように語っています。
「慎重にやりながらも、1日でも早くって感じです」
早期復帰への意欲を持ちながらも、トレーナーの指示に従って段階的に進める姿勢を示していました。
2026年1月7日付のスポニチの報道では、ジャイアンツ球場で自主トレーニングを行い、ランニングやキャッチボールに取り組んでいたことが伝えられています。本人もジョギングができるようになったと説明していました。
一方、当時は開幕に間に合うかどうかが不透明でした。阿部慎之助監督もレギュラーの座を白紙とする方針を示しており、吉川選手には手術後の回復だけでなく、実戦で再び二塁のポジションを確保するという課題もありました。
リハビリ期間は約5カ月2026年10月12日付の日刊スポーツによると、吉川選手は約5カ月のリハビリを経て4月に1軍復帰を果たしました。
手術からすぐに実戦へ戻るのではなく、走る動作や守備、打撃などを段階的に取り戻していったことが、復帰までの経過から読み取れます。
2026年は選手会長にも就任しており、チーム内での責任も大きくなった年でした。プレーだけでなく、若手選手とのコミュニケーションやチームをまとめる役割も期待されていました。
吉川選手の故障歴を理解するには、2025年秋の手術から2026年9月の復帰までを時系列で整理が必要です。
特に注意したいのは、2026年には1軍復帰が複数回あったことです。4月26日は両股関節手術からの復帰、9月18日は左太もも裏の肉離れからの再復帰を意味します。
| 時期 | 出来事 | 状況・詳細 |
|---|---|---|
| 2025年10月27日 | 両股関節の手術 | 両側関節鏡視下股関節唇形成術を実施。 |
| 2025年11月3日 | リハビリ開始 | 秋季キャンプに姿を見せ、復帰へ向けて調整を開始。 |
| 2026年4月5日 | 実戦復帰 | 3軍戦で実戦に戻る。 |
| 2026年4月26日 | 1軍復帰 | DeNA戦で今季初出場。代打と二塁守備で実戦復帰。 |
| 2026年6月15日 | 登録抹消 | 打撃不振による再調整のためファームへ。 |
| 2026年7月17日 | 1軍再合流 | ファームで調整後、再び1軍に合流。 |
| 2026年7月21日 | 左太もも裏を負傷 | 広島戦で走塁後に途中交代。 |
| 2026年7月22日 | 登録抹消 | 病院で左太もも裏の肉離れと診断。 |
| 2026年9月18日 | 1軍再昇格 | 約2カ月ぶりに復帰し、中日戦に先発出場。 |
| 2026年10月11日 | シーズン終了 | CSファーストステージ敗退。来季への再起を誓う。 |
この年表から分かるように、吉川選手は手術後のリハビリを終えて4月に復帰したものの、6月には打撃面の再調整が必要となり、7月には新たな故障に見舞われています。
また、9月18日の1軍復帰は、4月の手術後初復帰とは別の出来事です。検索時にこの2つを混同すると、リハビリ期間や故障の経緯を誤って理解する原因になります。
【登録抹消の理由】左太もも裏の肉離れはいつ発生した?
7月21日の広島戦で走塁後に途中交代2026年の吉川選手にとって、シーズンを大きく左右したのが7月21日の広島戦でした。
東京ドームで行われた試合の4回1死二塁。吉川選手は内野安打を放ち、一塁まで走り抜けました。しかし、その直後にベンチへ退き、門脇誠選手が代走として出場しました。
試合後、本人は左足のハムストリングに張りを感じたため、スタッフに伝えたと説明しています。
橋上秀樹監督代行も、試合後の取材に対して下半身に違和感があったと説明。当初は股関節ではないと思うとの見解を示していました。
7月22日に病院で肉離れと診断翌22日、吉川選手は都内の病院で検査を受け、左太もも裏の肉離れと診断されました。
これを受けて出場選手登録を抹消。約2カ月にわたるファームでの調整とリハビリに入ることになりました。
今回の登録抹消理由は、単なる打撃不振や休養ではありません。病院で肉離れと診断されたことによる故障離脱です。
なお、吉川選手は7月17日に約1カ月ぶりに1軍へ再合流したばかりでした。7月19日の中日戦では猛打賞を記録し、復調の兆しを見せていたため、21日の途中交代はチームにとっても痛い出来事となりました。
股関節手術との関係はどう考えるべきかここで気になるのが、両股関節の手術と左太もも裏の肉離れに関係があったのかという点です。
報道で確認できるのは、両股関節の手術を受けたことと、その後に左太もも裏の肉離れを発症したという事実です。両者の間に医学的な因果関係があると球団や本人が公表した事実はありません。
橋上監督代行も負傷直後には股関節ではないと思うと説明していました。
したがって、今回の肉離れを股関節手術の失敗や再発と同一視するのは適切ではありません。手術後のコンディション管理という大きな課題は共通していますが、故障した部位と診断名は区別する必要があります。
【9月18日復帰】吉川尚輝の復帰後の成績と本人コメント
約2カ月の調整を経て1軍に復帰7月22日の登録抹消後、吉川選手はファームでリハビリと実戦復帰に向けた調整を続けました。
スポーツ報知や日刊スポーツの報道によると、9月2日の3軍戦で実戦復帰し、9月17日にはファーム・リーグのオイシックス戦に出場。2番・二塁でプレーし、1軍復帰に向けた最終調整を行いました。
そして2026年9月18日、吉川選手は出場選手登録され、約2カ月ぶりに1軍へ復帰しました。
同日の巨人対中日戦では「7番・二塁」で先発出場。8回には犠打を決め、攻撃面でもチームに貢献しました。
復帰時の本人のコメントとして、日刊スポーツは次の言葉を伝えています。
「結果云々より勝つ」
この時点で巨人は優勝争いの最終盤にあり、残り11試合という重要な局面でした。個人成績よりもチームの勝利を優先するという、選手会長としての責任感が表れたコメントです。
9月18日以降の出場と2026年最終成績日本野球機構(NPB)の個人年度別成績によると、吉川選手の2026年レギュラーシーズン最終成績は次のとおりです。
- 出場試合数:52試合
- 打率:.241
- 安打数:42安打
- 本塁打:1本
- 打点:11打点
- 盗塁:6盗塁
- 出塁率:.304
復帰後の9~10月の月別集計では、12試合に出場し、打率.237、4打点を記録しています。長期間の離脱から戻った後も、シーズン終盤の戦力として出場を続けました。
ただし、数字だけを見ると、手術前のシーズンと比べて出場機会が大きく減ったことは明らかです。
比較すると、次のようになります。
- 2024年:143試合、打率.287、5本塁打、46打点
- 2025年:107試合、打率.277、3本塁打、32打点
- 2026年:52試合、打率.241、1本塁打、11打点
2024年には全143試合に出場し、攻守にわたって巨人を支えました。2025年も107試合に出場しており、主力二塁手として安定した実績を残しています。
それだけに、2026年の52試合という数字は、故障とリハビリがシーズン全体に与えた影響の大きさを示しています。
【プロの結論】吉川尚輝の怪我から見える課題と2027年への展望
2026年は完全復活ではなく、復帰と再調整のシーズン2026年の吉川選手を評価する際、単純に打率や出場試合数だけで判断するのは十分ではありません。
前年オフに両股関節の手術を受け、約5カ月のリハビリを経て4月に1軍へ戻ったこと自体が、大きな節目でした。その後、打撃不振による再調整を経験し、7月には左太もも裏の肉離れで再び離脱。9月に復帰したものの、レギュラーシーズンは52試合で終了しています。
この経過を見ると、2026年は手術前と同じ出場ペースを取り戻す年というより、実戦への復帰とコンディションの再構築を進めた年だったと評価できます。
吉川尚輝の復活を判断する3つのポイント2027年に向けて、吉川選手の状態を判断する際には、次の3点が重要になります。
1. 春季キャンプから通常メニューに参加できるか
2026年は春季キャンプからリハビリ組でのスタートとなりました。次のシーズンでは、走塁や守備を含めた通常の練習メニューにどの段階で合流できるかが注目されます。
2. 連続した試合出場に耐えられるか
二塁手は守備範囲が広く、左右への移動や送球、走塁など下半身への負担が大きいポジションです。1試合に出場できることと、長期間にわたって出場を続けられることは別の評価基準になります。
特に2026年は、4月の復帰後に再調整が必要となり、7月には肉離れを発症しました。次のシーズンでは、試合出場を継続できる状態を維持が必要です。
3. 打撃と守備の両面で本来の役割を取り戻せるか
吉川選手の持ち味は、二塁守備の安定感と広い守備範囲、さらに走塁を含めた総合力です。2024年に143試合へ出場した実績を考えると、巨人にとっては打撃成績だけでなく、二塁の守備を安定させる存在としての価値も大きいといえます。
登録抹消と1軍復帰のニュースを見極めるポイント吉川選手の2026年の経緯からは、登録抹消の理由を一括りにできないことも分かります。
6月15日の抹消は打撃不振による再調整、7月22日の抹消は左太もも裏の肉離れによる故障離脱でした。同じ登録抹消でも、復帰までの見通しや意味は大きく異なります。
また、2軍や3軍での実戦復帰は、1軍登録とは別の段階です。復帰ニュースを確認する際は、ファームでの試合出場なのか、出場選手登録なのか、実際に1軍の試合に出場したのかを区別すると、現在の状態を正しく把握できます。
2026年の吉川選手は、手術から復帰し、再び肉離れを経験しながらも1軍の舞台へ戻りました。2027年に向けては、復帰そのものよりも、故障なく試合に出続けられる状態を取り戻せるかが最大の評価ポイントになります。
【吉川尚輝の怪我】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉川尚輝は2026年11月現在、まだ怪我をしている?
A1:2026年11月2日現在、シーズンは終了しています。9月18日に左太もも裏の肉離れから1軍復帰し、10月11日のクライマックスシリーズにも出場しました。新たな故障や再手術の公表は確認されていません。ただし、現在の身体の状態について、完全に問題がないとする新たな公式診断が公表されたわけではありません。
Q2:吉川尚輝が両股関節の手術を受けたのはいつ?
A2:2025年10月27日です。両側関節鏡視下股関節唇形成術を受け、11月3日からリハビリを開始しました。約5カ月のリハビリを経て、2026年4月に1軍復帰を果たしています。
Q3:吉川尚輝が2026年7月に登録抹消された理由は?
A3:2026年7月21日の広島戦で走塁後に左太もも裏の張りを訴えて途中交代し、翌22日の病院での検査で肉離れと診断されたためです。なお、6月15日にも登録抹消されていますが、こちらは打撃不振による再調整でした。
Q4:吉川尚輝は9月18日に1軍復帰した?
A4:はい。7月21日の負傷から約2カ月後の2026年9月18日に1軍へ再昇格しました。同日の中日戦では「7番・二塁」で先発出場し、8回には犠打を決めています。なお、両股関節手術後の最初の1軍復帰日は4月26日です。
Q5:吉川尚輝の2026年の出場試合数と成績は?
A5:NPBの公式年度別成績によると、レギュラーシーズンは52試合出場、打率.241、1本塁打、11打点、6盗塁でした。2025年の107試合、2024年の143試合と比べると、出場機会が大幅に減少したシーズンでした。
Q6:吉川尚輝本人は怪我からの復帰について何とコメントした?
A6:2025年11月のリハビリ開始時には「1日でも早く」と復帰への意欲を示しました。2026年9月18日の1軍復帰時には「結果云々より勝つ」とチームの勝利を優先する姿勢を語っています。シーズン終了後には「来年しっかりやっていきたい」と再起への意欲を示しました。
吉川尚輝選手の2026年は、両股関節の手術からの復帰と左太もも裏の肉離れによる離脱が重なった、苦しいシーズンとなりました。
2025年10月27日の両股関節手術から約5カ月のリハビリを経て、2026年4月26日に1軍復帰。しかし、6月には打撃不振による再調整、7月には左太もも裏の肉離れによる登録抹消を経験しました。
それでも9月18日に再び1軍へ戻り、シーズン終盤の巨人を支えました。最終成績は52試合、打率.241、1本塁打、11打点。本人もシーズンを振り返り、思うような結果ではなかったとしながら、1軍でプレーできたことを前向きに捉えています。
2026年11月2日現在、次に注目されるのは2027年シーズンに向けた調整状況です。春季キャンプへの参加、実戦復帰の時期、連続出場できるコンディションを取り戻せるかが重要になります。
巨人にとって吉川選手は、二塁守備と走攻守のバランスを支える重要な存在です。2024年の全試合出場を経験した選手が、再び長いシーズンを戦い抜ける状態を取り戻せるか。選手会長として迎える次のシーズンでの復活に期待が集まります。