中山礼都の読み方は、「なかやま・らいと」。名前の「礼都」を「らいと」と読むのは珍しく、初めて名前を見た野球ファンからも注目されるポイントだ。
2026年シーズン終了時点のNPB公式選手データを基に、基本プロフィールを整理した。
24歳
2026年11月3日時点
読売ジャイアンツ・背番号40
生年月日
2002年4月12日
出身地
愛知県
身長
182cm
体重
90kg
出身高校
中京大中京高校
ドラフト
2020年・3位
所属球団
読売ジャイアンツ
背番号
40
出典は日本野球機構(NPB)の個人年度別成績および選手情報。なお、過去の資料には体重82kgと掲載されているものもあるが、2026年シーズン終了時のNPB公式プロフィールでは90kgとなっている。
名前の「礼都」はなぜライトと読む?中山の名前には、野球との興味深いつながりがある。
2020年のドラフト指名時に日刊スポーツが報じた内容によると、父親が名付け親。当時、右翼手として活躍していたイチローや高橋由伸らを意識した名前だったという。
本人も巨人への思い入れが強く、小学3年生のときに東京ドームで巨人戦を観戦し、プレーに魅了されたエピソードが紹介されている。
つまり、「ライト」という読み方は単なる珍しい名前ではなく、野球との縁を感じさせるものだ。
【中京大中京高校から巨人へ】2020年ドラフト3位までの経歴
中山礼都のプロ野球選手としての原点は、愛知県の強豪校であるにある。
高校時代は遊撃手としてプレーし、広角に打ち分ける打撃と俊足を評価された。
高校時代から注目された打撃と走力日刊スポーツの2020年10月26日のドラフト関連記事によると、中山は高校通算17本塁打を記録。50メートル走5秒9という俊足も備えていた。
右投左打という特徴に加え、打撃面では広角に打てる技術が評価されていた。
当時の評価を整理すると、次のようになる。
- 打撃:左右方向に打ち分けられる技術。
- 長打力:高校通算17本塁打。
- 走力:50メートル走5秒9。
- 守備:遊撃手としての運動能力と将来性。
高校時代から打つ、走る、守るの三拍子がそろった選手として期待されていた。
2020年ドラフトで巨人から3位指名2020年10月26日のプロ野球ドラフト会議で、中山は読売ジャイアンツから3位指名を受けた。
当時の本人の憧れは、同じ遊撃手として活躍していただった。
日刊スポーツの指名当日の報道では、坂本の打撃技術、とりわけインコースのさばき方に関心を示していたことが伝えられている。
当時の目標についても、次のように語っていた。
「トリプルスリーが目標」
打率、盗塁、本塁打のすべてで高い水準を目指すという意欲がうかがえる。
2021年に巨人へ入団し、プロの世界に進んだ中山。入団時は将来の遊撃手候補として期待されていたが、その後のキャリアでは守備位置にも変化が生まれていく。
【年度別成績を徹底比較】2025年の打率.265から2026年は.191へ
中山礼都のプロ入り後の成績を見ると、2025年が一つの大きな転換点だったことが分かる。
一軍出場数を増やし、打率と本塁打の両面で自己最高水準の数字を残した。一方、2026年は出場試合数と打撃成績の双方が低下している。
NPB公式記録に基づく年度別の打撃成績は以下のとおりだ。
中山礼都の年度別一軍打撃成績出典:NPB公式「個人年度別成績」。2026年はシーズン終了時の確定記録。
2022~2024年:一軍で経験を積んだ時期2022年は50試合に出場し、打率.198。翌2023年には78試合に出場して打率.239まで上昇した。
2024年は32試合の出場ながら打率.318を記録している。
ただし、打数は44にとどまっており、打率だけで打撃能力が大きく向上したと判断するのは早い。
この時期は、出場機会を得ながら一軍の投手や試合展開への対応力を身につけていた段階と考えられる。
2025年:103試合出場、7本塁打で存在感を発揮2025年は中山にとって大きな飛躍の年だった。
- 試合数:103試合
- 打席数:312
- 安打数:76
- 打率:.265
- 本塁打:7本
- 打点:32
- 出塁率:.319
- 長打率:.383
特に注目したいのは、打率だけでなく長打力も数字に表れたことだ。
プロ初本塁打は6月29日のDeNA戦で記録。さらにシーズン終盤には勝負強さを示す場面もあり、9月13日の阪神戦ではプロ初の逆転満塁本塁打を放ったと週刊ベースボールONLINEが報じている。
2026年:打率.191、2本塁打にとどまる2026年の成績は、60試合出場、打率.191、2本塁打、16打点だった。
前年との比較では、打率が7分4厘低下し、本塁打も7本から2本へ減少している。
出塁率も.319から.255、長打率も.383から.270に下がった。
つまり、単に出場試合数が減っただけではなく、打席に立った際の出塁力や長打力にも改善の余地が残るシーズンだった。
一方で、2026年は141打数にとどまっており、2025年の287打数と比べると実戦経験の量も異なる。打率だけで選手としての成長が止まったと判断するのではなく、打席数と起用状況を含めて評価する必要がある。
【外野手への転向が転機】中山礼都の守備位置と打撃評価
中山礼都を理解するうえで欠かせないのが、内野手から外野手への挑戦だ。
プロ入り当初は遊撃手を中心とする内野手として育成されてきた。しかし、巨人での出場機会を増やすため、2025年シーズン途中から外野守備にも取り組むようになった。
2025年に左翼・右翼へ挑戦週刊ベースボールONLINEの2025年11月14日の記事によると、中山は春から夏にかけてファームで外野守備に挑戦し、同年8月22日には初めて右翼を守った。
当時の阿部慎之助監督は、中山の守備範囲について評価していたと同記事は伝えている。
ただし、外野手としての経験が豊富だったわけではない。打球の落下地点の判断や打球への最初の一歩、フェンスとの距離感など、内野守備とは異なる技術を習得する必要がある。
2025年8月31日の阪神戦では右翼守備で打球の目測を誤る場面もあった。9月2日のヤクルト戦では右翼スタメンで本塁打を放っており、打撃で起用に応えた試合もあった。
外野手として評価すべき3つのポイント中山の外野手としての将来性は、次の3点から評価できる。
1. 打撃を生かせるポジションの確保
遊撃手には高度な守備技術が求められ、各球団とも守備力の高い選手が競争に加わる。
外野に挑戦することで、持ち味である打撃を生かしながら一軍出場を狙える可能性が広がった。
2. 強い打球を生み出すパワー
2025年の7本塁打は、単打中心の選手から長打も期待できる選手へと評価を広げる材料になった。
182cm、90kgという体格を生かした打撃が、今後どこまで安定するかがポイントだ。
3. 外野守備の継続的な成長
外野手としてレギュラーを獲得するには、打撃だけでなく守備の安定も欠かせない。
2026年シーズン終了時のNPB公式プロフィールでは外野手として登録されている。現在の中山は、内野手としての経験を持つ外野手という位置づけだ。
【侍ジャパン2026】中山礼都は代表に選ばれた?
2026年の中山礼都には、もう一つ注目すべき実績がある。
それが、侍ジャパンの2026年サポートメンバーへの選出だ。
2026年2月3日、野球日本代表・侍ジャパンの公式サイトは、ラグザス侍ジャパンシリーズ2026などに参加するサポートメンバーを発表した。
そのメンバーに中山の名前が掲載されている。
参加したのは宮崎・名古屋のシリーズ公式発表では、中山は巨人所属選手として、次の2会場のサポートメンバーに選ばれた。
- 宮崎:2026年2月22日・23日
- 名古屋:2026年2月27日・28日
ここで注意したいのは、サポートメンバーと正式な代表選手登録は同じではないという点だ。
侍ジャパンのユニホームを着用して活動する機会を得たことは事実だが、WBCなどの主要大会における正式な代表選手として選出されたという意味ではない。
公式選手プロフィールでも、2026年の両シリーズにおける中山のポジションは「サポートメンバー」と記載されている。
代表活動で期待される経験若手選手にとって、代表チームの活動に関わることは、異なる球団の選手とプレーする貴重な機会になる。
特に中山の場合、外野手としての守備経験を積み、打撃面でもさらなる成長を目指す時期にある。
こうした活動を一軍での競争につなげられるかは、今後の注目点だ。
【プロの結論】中山礼都の今後の展望と巨人での課題
2026年シーズン終了時点の中山礼都は、2025年に見せた成長を次の段階につなげられるかが問われる選手だ。
24歳という年齢を考えれば、今後の成長余地は十分にある。一方で、巨人の外野手争いを勝ち抜くためには、打撃と守備の両方で安定した結果が必要になる。
今後注目したい4つの課題① 打率2割5分以上への復調
2025年の打率.265を再び上回れるかが一つの目安となる。
2026年の.191から復調するためには、好不調の波を小さくし、安打を継続的に積み重ねることが求められる。
② 本塁打を増やす長打力
2025年の7本塁打は、外野手としての打撃面でアピールする材料になった。
2026年は2本に減少したため、長打率.270からの改善が重要になる。
本塁打数だけを追いかけるのではなく、二塁打や長打の割合を増やすことも評価につながる。
③ 外野守備の安定
外野手としての定着を目指す以上、打撃成績と同じくらい守備も重要だ。
特に右翼は、打球の方向や風の影響、フェンス際の処理など判断力が求められる。
守備位置への対応力を高めることが、継続的なスタメン起用につながる。
④ 一軍での出場機会を増やす
2025年は103試合に出場したが、2026年は60試合だった。
レギュラー争いを勝ち抜くには、限られた打席で結果を出すだけでなく、年間を通して安定したパフォーマンスを発揮することが必要になる。
中山礼都の評価を見極める判断基準| 評価項目 | 注目する数字・内容 |
|---|---|
| 打撃の復調 | 打率.250以上への回復 |
| 出塁能力 | 出塁率.300以上への改善 |
| 長打力 | 長打率.383に近づけるか |
| 守備力 | 外野守備の安定と判断力 |
| 起用状況 | 100試合前後の出場を狙えるか |
これらは今後の成長を評価するための目安であり、球団が公表した目標値ではない。
中山の魅力は、左打ちの打撃技術と身体能力を兼ね備えていることだ。内野手から外野手へと役割を広げた経験も、今後のキャリアに生かせる可能性がある。
2025年の成績を一度限りの好調で終わらせず、再現性のある結果にできるか。そこが今後の評価を左右する。
【中山礼都に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:中山礼都は何と読む?
A1:読み方は「なかやま・らいと」。2002年4月12日生まれのプロ野球選手で、読売ジャイアンツに所属している。
Q2:中山礼都の背番号と守備位置は?
A2:背番号は40。プロ入り当初は内野手としてプレーし、2025年から本格的に外野守備へ挑戦。2026年シーズン終了時のNPB公式登録は外野手となっている。
Q3:中山礼都の2025年と2026年の成績は?
A3:2025年は103試合、打率.265、7本塁打、32打点。2026年は60試合、打率.191、2本塁打、16打点だった。
Q4:中山礼都はどこの高校出身?
A4:愛知県の中京大中京高校出身。2020年のドラフト会議で巨人から3位指名を受けた。
Q5:中山礼都は2026年に侍ジャパンへ選ばれた?
A5:2026年の侍ジャパンシリーズにサポートメンバーとして選出された。宮崎・名古屋のシリーズが対象で、正式な主要大会代表選手としての選出とは区別する必要がある。
中山礼都は、中京大中京高校から2020年ドラフト3位で巨人に入団した右投左打の野手だ。
2025年には103試合出場、打率.265、7本塁打、32打点という自己最高水準の成績を残し、外野手への挑戦でも新たな可能性を示した。
一方、2026年は打率.191、2本塁打と数字を落としており、打撃の復調と守備の安定が今後の大きなテーマとなる。
侍ジャパンのサポートメンバーに選ばれた経験も含め、着実に活動の幅を広げてきた中山。背番号40の若き野手が、巨人の外野で不動のレギュラーをつかめるかに注目したい。
2025年の実績を再現できるか、それとも2026年の課題を克服してさらに成長するか。中山礼都の次のシーズンは、その真価が問われる重要な舞台となる。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績、読売ジャイアンツ関連報道、日刊スポーツ、週刊ベースボールONLINE、野球日本代表・侍ジャパン公式発表。