望月めるさんが広く知られるようになった転機は、女性のためのオーディションプロジェクト「ミスiD2019」だった。
ミスiD2019は2018年に開催され、従来のアイドルオーディションとは異なり、外見だけでなく個性や表現力、独自の価値観なども評価するプロジェクトとして知られていた。
望月さんは同オーディションで、「君がいる景色が、この世界~夜~」賞を受賞。講談社が2021年に公表した写真集の刊行資料でも、この受賞が彼女の活動を広く知らしめるきっかけになったと紹介されている。
SNSで支持された「もちめる」の個性望月さんの特徴は、整ったビジュアルだけではなかった。
SNSでは自撮り写真を積極的に発信し、自身の考えや感情を率直な言葉で表現していた。その飾らない発信スタイルが、特に同世代の女性から支持を集めた。
「もちめる」という愛称も定着し、インターネットを中心に知名度を拡大。ファッションや美容に関心を持つ若い女性にとって、彼女は独特の存在感を持つインフルエンサーだった。
講談社の刊行資料も、SNSを通じた自撮りと率直な発信が人気につながったと説明している。
一方で、発信内容が議論を呼ぶこともあった。講談社は、知名度が高まるなかで本人のイメージが大きくなり、誹謗中傷にも悩んでいたことを紹介している。人気の拡大と、それに伴う負担の両面があったことがうかがえる。
テレビ東京『ゴッドタン』への出演望月さんの知名度を押し上げたもう一つの出来事が、テレビ出演だった。
2019年2月、テレビ東京のバラエティ番組『ゴッドタン』に出演。「このツイッターが心配だ2019」という企画で取り上げられた。
番組では、SNS上の率直な発言や、整形に関する話題などが紹介された。
テレビ東京の番組関連記事によると、番組内では本人が美容整形について隠さずに話す姿勢も取り上げられた。おぎやはぎや劇団ひとりらが出演する番組のなかで、独特のキャラクターを印象づけた。
単にかわいらしいアイドルという枠に収まらず、自分の考えを自分の言葉で発信する人物として注目されたことが、彼女の人気を特徴づけていた。
【プロフィール・年表】モノクローン加入から脱退、訃報まで
望月めるさんの活動を振り返るうえで重要なのが、2020年のアイドルグループ「モノクローン」への参加だ。
モノクローンは男女混合のアイドルグループとして活動を開始。望月さんは結成当初からメンバーとして参加していた。
ただし、グループでの活動期間は長くなかった。
2020年5月には心身の回復に専念するため無期限の活動休止が発表され、翌6月には正式に脱退。運営側は脱退理由を方向性の違いと説明している。
望月めるの基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | 望月める |
| 愛称 | もちめる |
| 主な活動 | アイドル、モデル、SNSでの発信 |
| 代表的な受賞 | ミスiD2019「君がいる景色が、この世界~夜~」賞 |
| テレビ出演 | テレビ東京『ゴッドタン』 |
| アイドルグループ | モノクローン(元メンバー) |
| 写真集 | 『望月める写真集 mell』 |
| 写真集の出版社 | 講談社 |
| 逝去 | 2020年冬 |
| 訃報の公表 | 2021年5月21日 |
| 死因 | 非公表 |
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2018年 | ミスiD2019開催 | オーディションに参加 |
| 2019年 | ミスiD2019受賞 | 「君がいる景色が、この世界~夜~」賞 |
| 2019年2月 | 『ゴッドタン』出演 | SNSでの発言などが話題に |
| 2020年4月 | モノクローンで活動開始 | グループ結成時から参加 |
| 2020年5月12日 | 無期限活動休止 | 心身の回復に専念するためと発表 |
| 2020年6月25日 | グループ脱退 | 本人の申し出を運営が受理 |
| 2020年夏 | 写真集を撮影 | 生前のセルフプロデュース作品 |
| 2020年冬 | 逝去 | 講談社の資料では同年12月と紹介 |
| 2021年5月21日 | 家族が訃報を公表 | 2020年冬の逝去を発表 |
| 2021年10月15日 | 写真集『mell』発売 | 講談社から刊行 |
2020年6月25日、モノクローンの運営側は望月さんの脱退を正式に発表した。
その前の5月12日には、心身の回復に専念するための無期限活動休止が告知されていた。
スポーツニッポンの報道によれば、運営側は活動再開に向けて本人と協議していたものの、最終的に活動辞退の申し出を受け入れたという。
脱退理由について、公式発表では「方向性の違い」と説明されている。
望月さん自身も脱退発表当日に直筆の書面を公開し、自身の発言や言動によって不快な思いをさせたことを謝罪。メンバー、運営、ファンへの申し訳なさを記していた。
ここで押さえておきたいのは、モノクローン脱退と2020年冬の逝去は別々の出来事であるという点だ。
脱退は2020年6月、逝去は同年冬とされている。両者の間に直接的な因果関係があったとする公式発表はない。
【整形】望月めるが公表した600万円の美容整形と美意識
望月めるさんを語るうえで、美容整形は避けて通れないテーマだ。
彼女は美容整形を隠すのではなく、自身の経験として積極的に発信していた。その率直さが注目を集め、メディアでもたびたび取り上げられた。
整形費用は総額約600万円と本人が告白2020年4月12日、ORICON NEWSは望月さんへのインタビューを掲載した。
記事のタイトルにもなったのが、美容整形に総額約600万円を費やしたという本人の告白だった。
インタビューでは、学生時代から外見に対する意識が強かったことや、高校3年生の頃に初めて美容整形を受けたことなどを説明している。
その後も複数の施術を経験し、顔だけでなく身体についても美容整形を受けたと語った。
なぜ整形を公表していたのか望月さんの特徴は、施術を受けた事実だけでなく、その過程や気持ちまで自分の言葉で伝えていたことにある。
ORICON NEWSのインタビューでは、整形後の自分の顔を見たときの喜びについても語っていた。
また、施術を続けることについては、医師から止められた場合には従うという考えも示していた。
こうした発言からは、外見を自分の理想に近づけたいという強い美意識が読み取れる。
彼女の発信が注目された背景には、美容整形を隠すべきものと考える風潮に対して、本人がオープンに語っていたことも関係している。
ただし、約600万円という金額は本人のインタビューでの申告であり、第三者による会計監査などで確認された総額ではない。
また、彼女の活動や人物像を美容整形だけで説明することも適切ではない。ミスiDでの受賞、テレビ出演、アイドル活動、写真集のセルフプロデュースなど、複数の表現活動が彼女のキャリアを構成していた。
【訃報】2020年冬の死去と2021年の家族発表、死因はなぜ非公表なのか
望月めるさんの訃報が公になったのは、亡くなったとされる時期から数カ月後のことだった。
2021年5月21日、本人のSNSアカウントを通じて、家族名義の投稿が公開された。
そこで初めて、2020年冬に亡くなっていたことが明らかになった。
2021年5月21日、家族名義で訃報を発表家族名義のアカウントは、次の内容を投稿した。
望月めるの家族です。 2020年冬に望月めるが永眠しました。 親しくしていただいた方、支えていただいた皆様、ありがとうございました。
この投稿は2021年5月21日に公開された。
当初は、投稿したアカウントが本当に家族によるものなのかという疑問もインターネット上で生じた。
しかし、同日、ミスiDの編集者である小林司氏が家族の投稿を受けて望月さんの逝去を確認し、追悼のコメントを発表した。
また、所属していたモノクローンのメンバー・スタッフも公式アカウントを通じて訃報に言及し、故人を悼むコメントを公表した。
こうした関係者の発信によって、訃報は事実として確認された。
家族が公表まで時間を要した理由翌5月22日、家族名義のアカウントは、発表が遅れた理由についても説明した。
その内容は、心の整理に時間がかかったというものだった。
家族は、本人に連絡を取ろうとしていた友人や応援していたファンに心配をかけたことについて謝罪している。
この説明は翌23日付のデイリースポーツでも報じられた。
逝去から公表まで時間があったことについて、家族自身が説明しているのは、この心の整理に関する事情である。
それ以上の家庭内の事情や、詳しい逝去までの経緯については公表されていない。
望月めるの死因は自殺だったのか?検索エンジンでは「望月める 死因」「望月める 自殺」といった言葉が現在も検索されている。
しかし、ここには注意が必要だ。
家族の発表で明らかにされたのは、2020年冬に亡くなったという事実であり、具体的な死因ではない。
ミスiD関係者の追悼コメントやモノクローンの公式発信、講談社による写真集の刊行資料にも、死因を特定する説明はない。
したがって、次のように整理できる。
| 調べられている情報 | 確認状況 |
|---|---|
| 2020年冬の逝去 | 家族の発表で確認 |
| 2020年12月の逝去 | 講談社の刊行資料にも記載 |
| 2021年5月21日の訃報公表 | 報道で確認 |
| 死因 | 非公表 |
| 自殺だったという説 | 公式な裏付けなし |
| 誹謗中傷と死因の因果関係 | 公式な説明なし |
| 逝去に至る詳しい経緯 | 非公表 |
特に、誹謗中傷に悩んでいたという講談社の紹介文と、死因を結びつけてしまうことには慎重さが求められる。
誹謗中傷が存在したという記述は、死因がそれによって生じたことを証明するものではない。
望月めるさんの死因は、2026年11月現在も公表されていない。
この点は、本人を取り巻く話題やネット上の推測とは明確に分けて理解する必要がある。
【写真集】講談社『mell』は死後に刊行されたメモリアル作品
望月めるさんの生前の活動を振り返るうえで、重要な作品が講談社から発売された写真集『mell』だ。
この写真集は、亡くなる前に本人が撮影を終えていた作品であり、死後に遺族との相談を経て刊行された。
写真集『mell』の基本情報
『望月める写真集 mell』
講談社・2021年10月15日発売
- 著者:望月める
- 撮影:飯田エリカ
- 判型:A4
- ページ数:96ページ
- ISBN:9784065246702
- 刊行時の税込定価:3,630円
写真集に収録された写真は、2020年夏に撮影されたもの。
講談社の紹介によると、望月さん自身がセルフプロデュースを手がけ、撮影や作品の完成を強く希望していたという。
「絶対出してね(加工して)」という本人の希望2021年10月15日の発売日に、講談社は担当編集者のコメントを公開した。
そのなかで明かされたのが、望月さんが生前に残していたというメッセージだった。
「絶対出してね(加工して)」
編集者によれば、亡くなった後に家族と何度も話し合い、本人の強い希望を受けて刊行を決定したという。
当初は企画が中止されていたものの、本人が完成を望んでいた作品であることから、遺族との相談を経て発売に至った。
歌舞伎町や渋谷で撮影された写真写真集には、望月さんが好きだった歌舞伎町や渋谷などの街で撮影された写真が収録されている。
後半には、本人が見せたいと考えていたガーリーな世界観も展開されている。
また、巻末には祖母と一緒に写真館で撮影した成人式の前撮り写真も掲載された。
講談社の担当編集者は、これらの写真を本人が大切にしていた表現として紹介している。
写真集の印税は全額寄付刊行にあたって、もう一つ注目されたのが印税の取り扱いだ。
講談社の2021年9月16日付プレスリリースによれば、遺族の申し出により、写真集の印税全額を、悩みを抱える中高生や10代女性を支援する団体に寄付することになった。
作品を世に出すだけでなく、同じように悩みを抱える若い世代への支援につなげるという取り組みだった。
『mell』は、単なる芸能人の追悼写真集ではない。本人が生前に完成を望み、自ら表現を組み立てた作品が、家族や関係者の協力によって世に出たという点に意味がある。
【2026年現在】望月めるは今どうしている?ネット上の噂と事実を検証
「望月める 現在」という検索が続いている背景には、訃報が公表されるまでに時間がかかったことや、写真集が死後に刊行されたことなどがある。
2026年11月現在、望月さんはすでに亡くなっており、本人による新たな芸能活動は行われていない。
現在の彼女について知る手がかりとなるのは、生前のSNS発信、テレビ出演、ミスiDの記録、モノクローンでの活動、そして写真集『mell』などだ。
ネット上で混同されやすい5つの情報| 検索される話題 | 確認できる事実 |
|---|---|
| 望月めるは現在も活動している? | 2020年冬に逝去している |
| 死去は本当なのか? | 家族とミスiD関係者、グループの発信で確認 |
| 死因は自殺なのか? | 公式発表はなく、断定できない |
| モノクローンを脱退した理由は? | 公式発表では方向性の違い |
| 写真集は死後に発売された? | 生前撮影の作品が2021年10月に刊行 |
望月さんについては、SNS上でさまざまな情報が語られてきた。
とりわけ、本人が生前にSNSで率直な発言をしていたことや、誹謗中傷に悩んでいたという講談社の紹介が、死因に関する憶測と結びつけられることがある。
しかし、こうした情報だけでは逝去の理由を説明できない。
家族が発表した内容、関係者が確認した事実、本人が生前に語った内容は、それぞれ別の情報として扱う必要がある。
また、写真集の刊行に際して公開された祖母のコメントでは、望月さんについて、自分のやりたいことを貫く強さがある一方、寂しがり屋で繊細な面もあったと振り返っている。
これは身近な家族による人物像の紹介であり、逝去の原因についての説明ではない。
望月さんの活動を振り返る際には、強烈な発言や美容整形の話題だけでなく、本人が何を表現しようとしていたのか、どのような作品を残したかったのかにも目を向けたい。
【望月めるに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:望月めるさんは現在も生きている?
A1:いいえ。家族名義のアカウントによって、2020年冬に亡くなったことが2021年5月21日に公表されています。ミスiD関係者やモノクローンも訃報を確認しています。
Q2:望月めるさんの死因は何だった?
A2:具体的な死因は公表されていません。自殺説などの情報もありますが、公式に確認されたものではありません。
Q3:望月めるさんはミスiD2019で何賞を受賞した?
A3:「君がいる景色が、この世界~夜~」賞です。2018年開催のミスiD2019をきっかけに知名度を高めました。
Q4:望月めるさんはモノクローンにいつまで所属していた?
A4:2020年4月のグループ結成時から参加し、同年6月25日に脱退が発表されました。公式発表では脱退理由を方向性の違いとしています。
Q5:写真集『mell』は現在も購入できる?
A5:講談社から2021年10月15日に発売された96ページの写真集です。紙版・電子版の書誌情報が残っています。2026年現在の実際の在庫や販売状況は書店によって異なります。
Q6:望月めるさんは整形にいくら使った?
A6:2020年4月のORICON NEWSのインタビューで、本人は美容整形にかけた金額を総額約600万円と説明しています。
望月めるさんは、ミスiD2019の受賞をきっかけに注目され、「もちめる」の愛称で同世代の女性を中心に支持を集めた人物だった。
テレビ東京『ゴッドタン』への出演、美容整形についての率直な発信、モノクローンへの参加など、短い活動期間のなかで多くの話題を残した。
2020年冬に逝去し、2021年5月に家族がその事実を公表。具体的な死因や詳細な経緯は、2026年11月現在も明らかにされていない。
一方、2021年10月には生前にセルフプロデュースした写真集『mell』が講談社から刊行された。本人が残した「絶対出してね(加工して)」という希望が、作品の発売につながった。
望月めるさんを知るうえで大切なのは、訃報や美容整形の話題だけに注目しないことだ。
ミスiDで評価された個性、SNSでの自己表現、アイドルとしての活動、そして自ら完成を望んだ写真集。それぞれを振り返ることで、彼女がどのような表現者だったのかが見えてくる。
現在も残る『mell』や当時のメディア記録は、望月めるという一人の表現者が確かに活動していたことを伝える資料となっている。
故人の人生を語るとき、明らかになっている事実を大切にし、未公表の情報を憶測で埋めないこと。それが、彼女の残した活動と作品を正しく振り返るための判断基準となる。