2026年11月現在、元TBSアナウンサーの石井大裕(いしい・ともひろ)さんは、テレビ局のアナウンサーからスポーツ・教育分野を横断する事業家へと活動の幅を広げています。2026年1月6日付でTBSを退社し、4月1日には株式会社LOCOKが運営する「LOCOK陸上競技クラブ」のゼネラルマネジャー(GM)に就任。加えて、東レの創立100周年記念番組「東レポ」ではエクスプローラー(探検家)として活動しています。
気になる退社理由は、TBSへの不満や番組降板によるものではありません。2026年1月に報じられた本人の説明によると、自ら新会社TOMODE BASEを設立し、日本のスポーツや文化を世界に発信するという目標に挑戦するためでした。TBS時代の世界陸上、WBC、S1での実績から、退社後の活動、最新の評価まで、時系列に沿って整理します。
【結論】石井大裕アナは2026年1月にTBSを退社!4月には陸上クラブGMへ
石井大裕さんのTBS退社は、2026年1月1日付のスポーツニッポンの報道で明らかになりました。
報道によると、石井さんは同月6日付でTBSを退社。翌7日付で新会社TOMODE BASEを設立し、代表として新しい事業に取り組むことになりました。
その後、4月1日付で株式会社LOCOKの取締役と、同社が運営するLOCOK陸上競技クラブのGMに就任しています。
ここで押さえておきたいのは、TBS退社と陸上クラブGM就任は、同時に発生した出来事ではないという点です。
退社後は新会社を軸としたメディア事業を進め、その活動の一つとしてスポーツと教育の領域にも本格的に関わるようになりました。
また、2026年4月21日にはLOCOK陸上競技クラブの新体制発表会見が開催され、石井さんも新GMとして登壇しています。
つまり、アナウンサーを辞めてスポーツ界から離れたのではなく、伝える側からスポーツを支える側へと役割を変えたのです。
【退社理由の真相】TBSを辞めたのは新会社TOMODE BASE設立への挑戦だった
石井大裕さんの退社理由を理解するうえで重要なのが、2026年1月1日のスポーツニッポンによる本人への取材です。
同紙の報道では、石井さんはTBSについて、働きやすく、できれば在籍を続けたい会社だったという趣旨を説明しています。
それでも独立を選んだ背景には、自分自身が主体となって日本のコンテンツを世界へ届けたいという思いがありました。
TBS退社の直接的な理由は何だったのか報道によれば、退社の直接的な理由は新会社TOMODE BASEの設立です。
石井さんは新会社の代表取締役社長に就任する計画を進めていました。一方、同紙によると、TBSの社内規則では社員と法人代表の兼務が認められていなかったため、会社設立に先立って退社する必要があったとされています。
つまり、単純な転職ではなく、会社経営者として新しい事業を始めるための独立だったということです。
本人が語った独立への思いスポニチの取材では、石井さんは新しい挑戦への決意を次のように語っています。
「覚悟を持って、大きな目標にチャレンジしたい気持ちが強くなりました」
また、独立後に取り組みたい事業についても、日本のコンテンツを欧米など世界に向けて自分で制作し、発信したいという考えを明かしました。
TOMODE BASEでは何をするのかTOMODE BASEは、石井さん自身が出演者兼プロデューサーとなり、スポーツや日本文化などの魅力を国内外に発信するメディア事業を目指す会社です。
従来のテレビ局では、番組の企画や制作、出演、配信などを組織の中で分担することが一般的でした。
一方、独立後は企画を考える立場と、実際に視聴者へ届ける出演者としての立場を組み合わせられます。
石井さんが目指しているのは、アナウンサーとして培った取材力や発信力を、番組制作や企業との共同プロジェクトにも活用する働き方です。
実際、退社前から映像制作に携わり、ウクライナの女子走り高跳び世界記録保持者ヤロスラワ・マフチフ選手のドキュメンタリーも制作していました。
また、BBCスポーツや韓国、台湾のメディアからスポーツ解説の依頼を受けるなど、海外との接点もすでに持っていました。
こうした経験が、独立後の事業構想につながったと考えられます。
【アナウンサー経歴】修造チャレンジから元プロテニス選手、TBS入社まで
石井大裕さんの経歴には、一般的なアナウンサーとは異なる特徴があります。
それは、テレビ局に入社する以前から、競技者としてスポーツの厳しさを経験していたことです。
石井大裕(いしい・ともひろ)
- 生年月日:1985年6月5日
- 出身地:東京都
- 出身大学:慶應義塾大学
- TBS入社:2010年
- 主な担当分野:スポーツ実況・取材・キャスター
- 2026年:TOMODE BASE代表、LOCOK取締役兼GM
石井さんは幼少期からテニスに打ち込み、12歳のときに松岡修造さんが主催する「修造チャレンジトップジュニア」に選ばれました。
この合宿は、将来の日本テニス界を担う有望なジュニア選手を育成する場として知られています。
石井さんは合宿で主将を務め、同じ時期に参加していた錦織圭選手からも憧れられる先輩だったと日刊スポーツが報じています。
その後もジュニア大会で実績を残し、全日本ジュニア室内テニス選手権では準優勝。世界スーパージュニアでもダブルス4強に入っています。
慶應高校卒業後はヨーロッパでプロテニスに挑戦高校卒業後、石井さんは単身でヨーロッパに渡り、イタリアを拠点として海外の大会を転戦しました。
世界ランキングにも名を連ねるなど、プロ選手としての経験を積んでいます。
しかし、競技生活は順風満帆ではありませんでした。
負傷が相次いだこともあり、2006年にテニス選手としての道を断念。その後、慶應義塾大学に進学し、学業とスポーツへの関心を両立させました。
2010年にTBS入社、スポーツアナウンサーとして活躍大学卒業後の2010年4月、TBSテレビにアナウンサーとして入社しました。
競技経験を持つアナウンサーという強みを生かし、テニスをはじめ野球、サッカー、陸上など幅広いスポーツを担当。
選手の心理や競技の専門的な部分を理解したうえで取材できることは、石井さんならではの特徴でした。
2013年の東レ パン・パシフィック・テニスでは、松岡修造さんが解説を務める試合で実況を担当しています。
かつての師弟関係が、今度はテレビ中継の解説者と実況アナウンサーという形で実現したことも、本人にとって印象深い経験だったはずです。
【世界陸上・WBC・S1】TBS時代に築いたスポーツアナウンサーとしての実績
石井さんの名前が広く知られるようになった理由の一つが、スポーツ中継や情報番組での活動です。
単に試合結果を伝えるだけではなく、選手への取材、現場でのリポート、競技背景の解説など、幅広い役割を担ってきました。
世界陸上では選手に寄り添ったリポートが評価石井さんは世界陸上をはじめ、数々の国際スポーツ大会に携わりました。
2023年のブダペスト大会では、TBSのキャスター・リポーターとして活動。大会の魅力や選手の思いを視聴者に伝えました。
特に注目されたのが、2025年9月13日から21日まで開催された東京2025世界陸上です。
34年ぶりに東京で開催された世界陸上で、石井さんは選手に寄り添ったリポートを担当。スポーツニッポンも、取材力と豊富な知識に基づく細かな情報、選手に寄り添う姿勢を取り上げています。
選手の競技歴や背景を理解し、競技の結果だけでは伝わらない部分まで届けることが、石井さんの持ち味でした。
WBCでは実況だけでなく現場リポートでも活躍石井大裕さんとWBCの関係も、検索されることの多いテーマです。
2017年のWBCではスポーツキャスターとして活動し、2023年大会でも侍ジャパンの取材に携わりました。
特に2023年3月21日の準決勝では、中居正広さんや上原浩治さんらとともにグラウンドレベルからリポートを届けています。
ここで一つ、検索上の誤解を整理しておきましょう。
「石井大裕のWBC実況」という検索がありますが、2023年3月22日にTBSが放送したWBC決勝の緊急録画放送では、実況を担当したのは新夕悦男アナウンサーで、石井さんはリポーターでした。
つまり、WBCでは実況というよりも、現地取材やリポートで存在感を発揮していたと整理するのが正確です。
なお、石井さん自身は東レパン・パシフィック・テニスなどで実況を担当した実績があります。
スポーツ番組「S1」のキャスターとしても活躍石井さんの代表的な出演番組の一つが、TBSのスポーツニュース番組『S1』です。
国内外のスポーツニュースを扱う同番組では、競技の専門知識や現場での取材経験を生かした情報発信を行っていました。
2026年1月4日深夜の放送が、石井さんにとって最後の出演となりました。
退社を控えた最後の出演では、番組卒業を報告。スポーツへの愛情や情熱は変わらないという姿勢を示し、視聴者に別れを告げています。
2010年の入社から約16年。TBSのスポーツ報道を支えてきたアナウンサーとして、一つの節目を迎えました。
【年表で整理】石井大裕の経歴・退社の経緯と2026年の転身
ここまでの経歴と2026年の動きを、時系列でまとめます。
出典:スポーツニッポン、日刊スポーツ、TBS公式情報、LOCOK公式発表、東レ・ヨネックスの発表をもとに整理。
【2026年最新】石井大裕の現在は?LOCOK陸上クラブGMと東レエクスプローラーの活動
2026年11月現在、石井さんの活動は大きく分けて、スポーツクラブ運営、メディア制作、企業とのスポーツ関連事業の3つに広がっています。
1.LOCOK陸上競技クラブのGMとしてチームを支える2026年4月1日、石井さんはLOCOK陸上競技クラブのGMに就任しました。
同クラブは、教育関連企業である株式会社LOCOKが運営しています。同社の代表取締役は石井さんの兄である石井大貴さんです。
新体制では、次の人物が中心的な役割を担っています。
- 石井大裕さん: 取締役兼GM
- 岡田久美子さん: 陸上競技クラブ監督
- 関根花観さん: アカデミーディレクター
- 梅野倖子さん: 所属選手
岡田久美子さんは、競歩でオリンピック3大会連続出場を果たした実績を持つ選手です。関根花観さんもリオデジャネイロ五輪の女子10000メートル代表経験者です。
石井さんの役割は、選手や指導者を支える環境を整え、競技に集中できる体制をつくることです。
4月21日の新体制発表会見では、梅野選手が世界選手権やオリンピックでメダルを獲得するという夢に触れ、その実現に向けて環境を整えていく考えを示しました。
また、石井さんはGM就任に際して、次のような思いを公式に発信しています。
「愛する陸上界への恩返し」
これは単なる肩書きの変更ではありません。現役時代からスポーツに向き合い、アナウンサーとして選手を取材してきた経験を、今度は選手育成や競技環境の整備に生かす取り組みです。
2.東レの「エクスプローラー」として東レポに出演2026年5月21日には、東レの創立100周年記念特別番組「東レポ」の配信が始まりました。
東レは石井さんをエクスプローラー(探検家)として起用。今後1年間、工場や研究所、イベントなどに足を運び、東レの事業や社会価値創造の現場を取材する企画です。
番組の合言葉は「Pocket to Planet」。
身近な製品から地球規模の課題解決まで、東レの素材が社会の中でどのように活用されているかを伝える内容です。
第1弾では、大矢光雄社長へのインタビューを実施。経営戦略だけでなく、東レで働く人々の思いや企業の未来について掘り下げています。
今後の企画には、陸上やテニス、ピックルボールなどのスポーツ取材も予定されています。
競技者としての経験とスポーツアナウンサーとしての取材力を生かせる仕事であり、石井さんの独立後の活動を象徴するプロジェクトです。
3.ヨネックスのブランドオフィシャルMCにも就任2026年6月29日には、スポーツ用品メーカーのヨネックスが、株式会社TOMODE BASEとのイベント出演契約を発表しました。
この契約に基づき、石井さんはヨネックスの「ブランドオフィシャルMC」として活動します。
具体的には、同社が企画・主催する大会やイベントでの司会、アンバサダー活動などを担当し、スポーツの普及やブランドの魅力発信に取り組む予定です。
ここで注目したいのは、テニス経験者という石井さんの原点が、退社後の仕事にもつながっていることです。
幼少期から競技に打ち込み、海外でプレーした経験があるからこそ、スポーツ用品や競技者の思いを理解した発信ができます。
アナウンサーとしての言葉の技術と、元選手としての経験を組み合わせた仕事といえるでしょう。
4.LOCOKと電通の教育プロジェクトも進展2026年9月10日には、LOCOKと電通による「つくし会エデュテインメント」プロジェクトの開始が発表されました。
このプロジェクトは、教育・スポーツ・運動メソッドとメディアの発信力を組み合わせ、子どもの運動不足や体験格差といった課題の解決を目指すものです。
テレビや地域メディアとの連携、体操教室、地域イベントなどを通じて、子どもたちの運動習慣を育てる構想が示されています。
この取り組みはLOCOKの事業として発表されたもので、石井さん個人がプロジェクト責任者だと発表されたわけではありません。
ただし、GMを務める陸上クラブの活動とも方向性が重なります。
スポーツを競技成績だけで評価するのではなく、子どもの教育や地域の健康づくりにつなげる。これが、LOCOKが掲げる事業の特徴です。
【2026年最新の評判】石井大裕はなぜスポーツ業界から起用されるのか
石井大裕さんの評判を考えるうえで、まず押さえておきたいのは、報道で評価されてきた仕事の特徴です。
スポーツニッポンはTBS時代の石井さんについて、豊富な知識や取材力に基づく細かな情報、選手に寄り添ったリポートを取り上げています。
また、2026年には東レやヨネックスといった企業から新たな仕事の依頼を受けています。
こうした起用実績からは、テレビ局の肩書きを離れた後も、スポーツ分野での経験や発信力が仕事につながっていることが分かります。
評価される3つの強み① 元競技者だからこそ伝えられる情報
テニス選手として海外の大会を転戦した経験は、スポーツ取材の大きな強みです。
選手が試合中に感じる緊張感や、競技生活の難しさを理解したうえで質問やリポートができます。
② 国際大会で培った取材力と語学力
世界陸上やWBCなど、海外選手への取材経験を重ねてきたことも特徴です。
通訳を介さずに海外選手の言葉を伝える能力は、国際的なスポーツコンテンツを制作する際にも役立ちます。
③ 出演だけでなく企画・制作・運営にも関われる
TBS時代は、放送局のアナウンサーとして情報を伝える立場でした。
独立後は、番組制作や企業イベント、陸上クラブの運営にも関わっています。
出演者という役割を超えて、企画を生み出し、実際の活動につなげることができる点が新しい強みです。
評判を見るときに注意したいこと一方で、2026年の石井さんについて、一般視聴者を対象にした満足度調査や人気ランキングなどの客観的な数値が公表されているわけではありません。
そのため、企業からの起用実績と、一般視聴者の評価を同じものとして扱うのは適切ではありません。
今後の活動を評価するなら、次の3点に注目するとよいでしょう。
- LOCOK陸上クラブが選手の競技環境をどれだけ整えられるか。
- 東レポなどの映像コンテンツが継続的に発信され、視聴者に価値を届けられるか。
- スポーツと教育を結びつける事業が、子どもや地域社会にどのような成果を生むか。
こうした具体的な成果こそ、独立後の石井さんの仕事を判断する材料になります。
【石井アナ(TBS)の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:石井大裕アナはTBSをいつ退社しましたか?
2026年1月6日付でTBSテレビを退社しました。1月4日深夜の『S1』が最後の出演となり、翌7日付で新会社TOMODE BASEを設立する形で独立しました。
Q2:石井大裕アナのTBS退社理由は何ですか?
新会社TOMODE BASEの代表として、日本のスポーツや文化などのコンテンツを世界へ発信する事業に挑戦するためです。スポーツニッポンの報道では、TBSの社内規則上、社員と法人代表の兼務ができないことも退社の直接的な理由として説明されています。
Q3:石井大裕アナは現在何をしていますか?
2026年11月現在、TOMODE BASEの代表取締役社長を務めるほか、LOCOKの取締役兼陸上競技クラブGM、東レの「東レポ」のエクスプローラー、ヨネックスのブランドオフィシャルMCとして活動しています。
Q4:LOCOK陸上クラブのGMに就任したのはいつですか?
2026年4月1日付です。4月21日には新体制の発表会見が開かれ、岡田久美子さんが監督、関根花観さんがアカデミーディレクターに就任しました。
Q5:石井大裕アナと錦織圭選手にはどのような関係がありますか?
2人は松岡修造さんの修造チャレンジで接点がありました。石井さんは12歳で合宿に選ばれ、主将も務めています。錦織選手にとって憧れの先輩だったことも日刊スポーツで報じられています。
Q6:石井大裕アナは現在もアナウンサーとして活動していますか?
TBS所属のアナウンサーではありません。退社後は独立し、出演者、司会者、プロデューサー、スポーツクラブ運営者など複数の立場で活動しています。本人も退社時に、今後もスポーツの取材や出演、司会を続けたい意向を示しています。
石井大裕さんのTBS退社は、2026年の大きなキャリア転換となりました。
しかし、その背景をたどると、スポーツから離れるための退社ではなかったことが分かります。
12歳で修造チャレンジに選ばれ、海外でプロテニスに挑戦。その後、TBSのアナウンサーとして世界陸上やWBCなどを取材し、スポーツの魅力を伝えてきました。
そして2026年、TOMODE BASEの設立を機に独立。4月にはLOCOK陸上競技クラブのGMに就任し、東レやヨネックスとの仕事も始まりました。
特に注目したいのは、競技者、アナウンサー、プロデューサー、スポーツクラブ運営者という複数の経験が、一つの方向に結びついていることです。
それは、スポーツの魅力を伝えるだけでなく、スポーツを通じて人を育て、社会に新しい価値を生み出すという方向性です。
2026年11月現在、石井さんはTBSの看板アナウンサーという立場を離れ、新しい活動基盤を築いている段階にあります。
今後はLOCOK陸上競技クラブの選手育成や教育事業、東レポなどのメディア活動がどのように発展していくかが、大きな注目点となりそうです。
かつて選手として世界を目指した石井大裕さんは、今度はスポーツを支え、世界へ届ける立場として新たな挑戦を続けています。