市川團十郎の息子は、長男の堀越勸玄(ほりこし・かんげん)さんです。現在は、歌舞伎の名跡を継いだ八代目市川新之助として活動しています。2013年3月22日生まれで、2026年11月4日現在は13歳。父は十三代目市川團十郎、母は2017年に亡くなった小林麻央さん、姉は四代目市川ぼたんとして知られる堀越麗禾さんです。
2022年11月には、約2年半延期されていた襲名披露公演で八代目市川新之助を名乗り、正式に初舞台を踏みました。2026年には『春興鏡獅子』での父・姉との親子共演、初の全国巡業「伝承への道」、京都・南座での父子共演など、舞台経験を重ねています。
【まず結論】市川團十郎の息子は八代目市川新之助・堀越勸玄
市川團十郎の息子として知られる人物は、堀越勸玄さんです。歌舞伎の舞台では八代目市川新之助という芸名を使用しています。
父親の十三代目市川團十郎は、歌舞伎の名門・成田屋を代表する俳優です。その長男として生まれた勸玄さんは、幼い頃から舞台に立ち、歌舞伎役者としての経験を積んできました。
ここで押さえておきたいのは、堀越勸玄と市川新之助は別人ではないという点です。前者は本名、後者は2022年に襲名した歌舞伎名跡です。
また、父親の名前も2022年に変わっています。それまで十一代目市川海老蔵として活動していた人物が、同年11月に十三代目市川團十郎白猿を襲名しました。
つまり、2022年11月は父と息子がそれぞれ新たな名前を名乗り始めた、成田屋にとって大きな節目だったのです。
【プロフィール】市川新之助は2013年生まれの13歳!現在の年齢と経歴
市川新之助さんの基本プロフィールは、成田屋の公式ウェブサイトに掲載されています。
- 本名:堀越勸玄(ほりこし・かんげん)
- 歌舞伎名跡:八代目市川新之助
- 生年月日:2013年3月22日
- 年齢:13歳(2026年11月4日現在)
- 出身地:東京都
- 屋号:成田屋
- 父:十三代目市川團十郎
- 母:小林麻央さん
- 姉:四代目市川ぼたん(堀越麗禾)
勸玄さんが初めて歌舞伎の舞台に登場したのは、2015年11月の歌舞伎座です。『江戸花成田面影』で初御目見得を果たしました。当時はまだ2歳でした。
その後も舞台経験を重ね、2018年には歌舞伎座で『三國無雙瓢箪久』の三法師や『源氏物語』の光の君、春宮などを演じています。
2019年には『外郎売』の貴甘坊、2021年には新橋演舞場の『橋弁慶』で牛若丸を勤めました。
この経歴から分かるのは、2022年の襲名が突然決まったものではないということです。幼少期から舞台に立ち、役柄を経験しながら、歌舞伎俳優として段階的に成長してきました。
【襲名の経緯】八代目市川新之助はなぜ2022年に誕生した?
市川新之助の襲名を理解するうえで欠かせないのが、新型コロナウイルスの影響です。
もともと十三代目市川團十郎白猿の襲名披露興行は、2020年5月から7月までの3カ月間にわたって歌舞伎座で開催される予定でした。
しかし、感染拡大を防ぐための政府の緊急事態宣言を受け、松竹は公演の延期を決定します。これに伴い、長男・勸玄さんの八代目市川新之助初舞台も延期されました。
その後、松竹は2022年5月31日に正式な開催を発表。約2年6カ月の延期を経て、同年11月と12月の2カ月間にわたり、歌舞伎座で襲名披露興行が行われることになりました。
2022年11月、ついに八代目市川新之助として初舞台勸玄さんは2022年11月、歌舞伎座の『外郎売』で「外郎売実は曽我五郎」を勤め、八代目市川新之助を名乗って初舞台を踏みました。
同じ襲名披露興行では、父親も十三代目市川團十郎白猿として新たな一歩を踏み出しています。
襲名は単に名前を変更する行事ではありません。歌舞伎の世界では、名跡に積み重ねられた歴史や芸を受け継ぎ、その名前にふさわしい役者を目指すという意味があります。
特に市川新之助は、父親もかつて七代目市川新之助を名乗っていた名前です。父から息子へとつながる成田屋の芸の系譜を考えるうえでも、今回の襲名は大きな意味を持っています。
【家族関係】母・小林麻央さんと姉・市川ぼたんとの絆
市川新之助さんの家族について調べる人が多い理由の一つが、母親の小林麻央さんとの関係です。
小林麻央さんはフリーアナウンサーとして活動し、市川團十郎(当時・市川海老蔵)の妻でした。2013年に長男の勸玄さんを出産しています。
その後、麻央さんは乳がんの闘病を続けましたが、2017年6月22日に34歳で亡くなりました。勸玄さんはまだ4歳でした。
母親との別れを幼い時期に経験した新之助さんにとって、家族の存在は大きなものです。ただし、家族の私生活や心情の詳細については、本人たちが公表している範囲で受け止める必要があります。
姉は四代目市川ぼたんこと堀越麗禾新之助さんには、2011年生まれの姉がいます。本名は堀越麗禾(ほりこし・れいか)さんで、歌舞伎や日本舞踊の舞台では四代目市川ぼたんとして活動しています。
麗禾さんは2014年に初御目見得を果たし、2019年8月の『市川會』で四代目市川ぼたんを襲名しました。
姉弟はともに成田屋にゆかりの深い舞台経験を重ねており、2026年には父親を交えた3人での共演も実現しています。
市川團十郎一家の関係を一覧で整理| 人物 | 本名・芸名 | 新之助との関係 | 主な情報 |
|---|---|---|---|
| 十三代目市川團十郎 | 市川團十郎白猿 | 父親 | 成田屋を代表する歌舞伎俳優。2022年11月襲名。 |
| 小林麻央さん | 堀越麻央 | 母親 | フリーアナウンサー。2017年6月22日逝去。 |
| 四代目市川ぼたん | 堀越麗禾 | 姉 | 2011年生まれ。2019年に四代目市川ぼたんを襲名。 |
| 八代目市川新之助 | 堀越勸玄 | 本人 | 2013年3月22日生まれ。2022年11月に初舞台。 |
このように、市川團十郎一家は父・娘・息子がそれぞれ歌舞伎や舞踊の舞台に関わっています。なかでも新之助さんとぼたんさんは、父親と一緒に出演する機会を通じて、それぞれの芸を磨いています。
【2026年最新】市川新之助の舞台・全国巡業・親子共演
2026年は、市川新之助さんにとって舞台経験の広がりが目立った一年です。新橋演舞場、歌舞伎座、全国巡業、京都・南座と、さまざまな舞台で父や姉と共演しました。
1月:『春興鏡獅子』で父と姉弟が共演2026年1月3日から27日まで新橋演舞場で開催された『初春大歌舞伎』では、市川團十郎さん、市川ぼたんさん、市川新之助さんの親子3人が『春興鏡獅子』で共演しました。
團十郎さんが小姓弥生の後に獅子の精を勤め、ぼたんさんと新之助さんは胡蝶の精を演じました。
『春興鏡獅子』は、優美な小姓弥生の舞と、獅子の精による勇壮な毛振りが見どころとなる歌舞伎舞踊です。親子3人が同じ作品の舞台に立ったことは、成田屋の芸を受け継ぐ姿を観客に伝える機会にもなりました。
7月:歌舞伎座で『春興鏡獅子』を再演1月の共演を経て、同じ『春興鏡獅子』は2026年7月2日から26日まで歌舞伎座で再演されました。
歌舞伎美人の公演情報でも、團十郎さんが獅子の精、ぼたんさんと新之助さんが胡蝶の精という配役が発表されています。
5月29日の取材会で團十郎さんは、再演について最初は断ったものの、娘のぼたんさんが歌舞伎座に立つ機会になることもあり、再び同じメンバーで出演することになったと説明しました。
また、子どもたちについて、自分の踊りについてくることだけを求めているわけではなく、それぞれにやるべきことがあるという趣旨の考えも語っています。
この発言からは、親子共演を単なる話題づくりにせず、子どもたち自身の成長や芸を大切にしている姿勢がうかがえます。
8月:初の全国巡業『伝承への道』に出演2026年8月21日から30日にかけては、成田屋親子による「伝承への道」の初の全国巡業が行われました。
出演者は十三代目市川團十郎、四代目市川ぼたん、八代目市川新之助の3人です。
公演主催者の案内では、金沢、小松、東京での公演日程が公開され、次の演目が組まれました。
- 『鶴亀』:團十郎・ぼたん・新之助
- 『執着獅子』:ぼたん
- 『羽根の禿』:新之助
- 『供奴』:新之助・團十郎
特に注目されたのが、新之助さんが一人で踊る『羽根の禿』です。父親との共演だけでなく、自分自身の演目を担う立場になっていることが分かります。
10月:京都・南座で父子共演『押戻し』2026年10月3日から25日まで開催された京都・南座の「市川團十郎特別公演」でも、新之助さんは父親と舞台に立ちました。
夜の部では「Invitation to KABUKI 歌舞伎の世界」の中で新之助さんが挨拶を担当。加えて、團十郎さんとともに歌舞伎十八番の『押戻し』に出演しました。
歌舞伎十八番は、成田屋にとって特別な意味を持つ演目群です。その一つで父子が共演したことは、2022年の襲名から続く新之助さんの歩みを考えるうえでも注目されます。
2026年11月4日時点で振り返ると、新之助さんは春の親子共演から夏の全国巡業、秋の南座公演まで、異なる形式の舞台を経験してきました。
【歌舞伎の稽古と成長】『羽根の禿』に挑む13歳の現在
舞台での出演機会が増える一方、2026年には稽古の様子も報道されています。
長唄や三味線方の前で『羽根の禿』を稽古2026年8月19日、市川團十郎さんは自身の公式ブログを更新し、長男の勸玄さんが巡業に向けて稽古する様子を紹介しました。
公開された写真では、浴衣姿の新之助さんが長唄や三味線方の前で踊っています。稽古していたのは、巡業で披露する『羽根の禿』とみられ、團十郎さんは「頑張ってます!!」と紹介していました。
この演目で重要なのは、父親と一緒に出演するだけではなく、自分自身が中心となって舞踊を披露することです。これまでの子役としての出演経験から、独立した演目を任される段階へと進んでいます。
1月には『矢の根』の稽古にも取り組む2026年1月には、團十郎さんの公式YouTubeチャンネルで『初春大歌舞伎』に向けた稽古の様子も紹介されました。
新之助さんが取り組んでいたのは、歌舞伎十八番の『矢の根』です。Real Soundの報道によると、腕を上げた状態を保つ場面について、新之助さんは「1番辛い」と振り返り、自分の稽古を100点満点中50点と評価していました。
こうした様子からは、舞台に立つことだけではなく、演技や身体の使い方を自分で振り返りながら取り組んでいることが分かります。
父・團十郎が見守る立場へ2026年5月の取材会では、團十郎さんが子どもたちの稽古を普段は見ないと説明しています。すでに一定期間稽古を重ね、舞台に間に合う段階に達していると考えていたためです。
親が常に細かく指導するという形だけではなく、本人たちが積み重ねてきた稽古を信頼する。こうした関わり方も、子どもたちが一人の舞台人として成長する過程を考えるうえで興味深い点です。
歌舞伎は、台詞や動きだけでなく、舞踊、所作、音楽との呼吸など、長い時間をかけて身につける要素が多い芸能です。13歳という年齢は、今後どのような役柄を経験していくかという点でも大切な時期に当たります。
【プロの結論】市川新之助の現在は「襲名後の経験を積み重ねる成長期」
市川團十郎の息子である八代目市川新之助さんの2026年を振り返ると、最も注目すべきなのは、出演した舞台の数だけではありません。
親子共演、姉弟共演、一人で踊る演目、全国巡業、歌舞伎十八番への出演と、舞台で担う役割が少しずつ広がっていることです。
特に2026年の活動には、次の3つの意味があります。
- 伝統の継承:父と『春興鏡獅子』や『押戻し』に出演し、成田屋に受け継がれる演目に携わった。
- 個人としての経験:『羽根の禿』など、自分自身が中心となる演目を任された。
- 活動の広がり:歌舞伎座や南座だけでなく、初の全国巡業にも参加した。
一方で、襲名したからといって、すでに父親と同じ実績や評価を得ているという意味ではありません。名跡を受け継ぐことと、俳優として独自の評価を確立することは別の段階です。
新之助さんの成長を知りたい読者にとっては、年齢や家系だけで判断するよりも、実際にどの演目に出演し、どの役を任され、どのような経験を積んでいるのかを見ることが大切です。
また、家族に関する情報については、舞台での共演や公式プロフィールなどの公開情報と、本人たちが公表していない私生活の話を区別して受け取ることが、正確な理解につながります。
【市川團十郎の息子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:市川團十郎の息子の名前は何ですか?
A1:本名は堀越勸玄さんです。2022年11月に八代目市川新之助を襲名し、歌舞伎俳優として活動しています。
Q2:市川新之助は2026年現在何歳ですか?
A2:2013年3月22日生まれで、2026年11月4日現在は13歳です。
Q3:市川新之助の母親は誰ですか?
A3:母親はフリーアナウンサーの小林麻央さんです。2017年6月22日に34歳で亡くなりました。
Q4:市川ぼたんと堀越麗禾は同一人物ですか?
A4:同一人物です。堀越麗禾さんは本名で、2019年に四代目市川ぼたんを襲名しました。新之助さんの姉に当たります。
Q5:市川新之助はいつ襲名しましたか?
A5:2022年11月です。当初は2020年に襲名披露を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で延期されました。
Q6:2026年に市川新之助が出演した主な舞台は何ですか?
A6:『初春大歌舞伎』の『春興鏡獅子』、7月の歌舞伎座での同演目の再演、8月の全国巡業『伝承への道』、10月の京都・南座での市川團十郎特別公演などです。
Q7:市川新之助は『羽根の禿』を演じていますか?
A7:はい。2026年8月の成田屋親子による全国巡業『伝承への道』で、『羽根の禿』を披露しました。巡業前には父親が公式ブログで稽古の様子を紹介しています。
市川團十郎の息子は、長男の堀越勸玄こと八代目市川新之助です。2013年3月22日生まれの13歳で、幼少期から舞台に立ち、2022年11月に正式な襲名と初舞台を経験しました。
母親は小林麻央さん、姉は四代目市川ぼたんこと堀越麗禾さんです。母との別れを経験した家族の歩みとともに、現在は父と姉と同じ舞台に立つ姿が注目されています。
2026年は『春興鏡獅子』の親子共演、初の全国巡業『伝承への道』、南座での『押戻し』など、歌舞伎俳優として新たな経験を重ねました。
八代目市川新之助という名前に込められた伝統を受け継ぎながら、これからどのような役を演じ、どのような個性を持った役者へと成長していくのか。13歳の現在は、その長い歩みの重要な一段階です。
主な確認資料
- 成田屋公式プロフィール
- 松竹・歌舞伎美人の2022年襲名披露発表
- 2026年「伝承への道」公演主催者発表
- テレビ朝日ニュースの2026年5月取材会報道
- 京都市観光協会の南座公演情報
- ORICON NEWSの小林麻央さんに関する報道
- Real Sound、TBS NEWS DIGの2026年稽古報道