石川祐希(いしかわ・ゆうき)
- 生年月日:1995年12月11日
- 年齢:30歳(2026年11月現在)
- 出身地:愛知県
- 身長:192cm(選手プロフィール掲載値)
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
- 所属:ジラート・バンク・アンカラ
- 背番号:11(クラブ)
- 日本代表:主将
石川のプロフィールでよく検索されるのが、身長192cmという身体的特徴とアウトサイドヒッターというポジションだ。なお、日本バレーボール協会の2026年アジア選手権登録情報には191cmという表記もある。
アウトサイドヒッターとしての強みアウトサイドヒッターは、攻撃だけでなくサーブレシーブなどの守備にも関わるポジションだ。攻守の両面で高い水準が求められるため、得点力だけではなく、試合全体を通じた安定感が重要になる。
石川の持ち味は、192cmの体格を生かしたスパイクに加え、サーブ、ブロック、レシーブ、状況に応じた攻撃判断を組み合わせられることにある。
特に相手ブロックの位置を見ながら打ち分ける技術や、ラリーの流れに応じて攻撃の選択肢を変える判断力は、国際大会でも大きな武器になる。
また、アウトサイドヒッターはチーム内で攻守のバランスを担うため、石川のプレーを評価するときは得点数だけで判断できない。サーブレシーブの安定性や、相手の攻撃を受けた後の切り替えにも注目したい。
【歴代所属クラブ】石川祐希の経歴とペルージャ時代の実績

石川のキャリアを語るうえで欠かせないのが、イタリア・セリエAで積み重ねてきた経験だ。2014年に大学在学中からイタリアに渡り、複数のクラブでプレー。国内リーグの異なる戦術やチーム文化を経験しながら、世界的な選手へと成長してきた。
特に2020年から2024年まで所属したミラノでは、チームの主力として存在感を高めた。2023-24シーズンにはチーム史上最高のリーグ3位に貢献し、プレーオフの3位決定戦ではMVPを獲得している。
歴代所属クラブとキャリアの転換点この経歴から分かるのは、石川が一つのクラブに長くとどまることだけを目標にしてきた選手ではないという点だ。新しい環境で競争し、プレーの幅を広げることを重ねてきた。
2014年のモデナ加入から2026年のペルージャ退団まで、イタリアで長くプレーした経験は、現在の石川を支える大きな財産になっている。
ペルージャ退団前の2025-26シーズンはチーム4冠石川にとってペルージャでの最終シーズンは、喜びと悔しさが交錯するものだった。
2024年に加入したペルージャは、イタリア国内でも欧州でも優勝を狙える強豪。2025-26シーズンには国内リーグ、欧州チャンピオンズリーグ、世界クラブ選手権、スーペル・コッパを制し、チームとして4冠を達成した。
石川自身もイタリア挑戦11季目で、念願のスクデット(リーグ優勝)を獲得。日本人男子選手としては加藤陽一以来となる快挙だった。
ただし、チームの栄光と本人の出場状況は分けて見る必要がある。シーズン途中の右膝負傷により、重要な試合でも十分な出場時間を確保できなかったからだ。
2026年5月21日、帰国した石川はペルージャでのシーズンを振り返り、チームの強さについて、練習の質がすべてだったという趣旨のコメントを残した。強豪クラブの一員として得た経験を、日本代表にも還元する考えを示している。
【右膝のけがと復帰】2026年2月の負傷から現在まで
2026年の石川を追ううえで、右膝の負傷は重要な出来事だ。ペルージャでのシーズン終盤に向けて出場機会が限られた背景には、このけががあった。
右膝内側部の捻挫性損傷と診断負傷したのは2026年2月1日に行われたパドヴァ戦。石川は先発出場していたが、第1セット序盤に右膝を痛め、途中交代した。
ペルージャの発表によると、MRI検査と専門医の診察を経て、診断は右膝内側部の捻挫性損傷。回復に向けた個別プログラムが始まり、復帰時期は状態を見ながら段階的に判断することになった。
この時点で復帰までの期間は一律に決められておらず、試合への復帰を急がず、コンディションを確認する対応が取られた。
約3カ月後に実戦復帰、しかし痛みは残っていた2026年5月上旬、石川は約3カ月ぶりに実戦復帰した。ただし、復帰直後はリリーフサーバーとしてのワンポイント起用が中心で、通常の先発出場とは異なる状況だった。
5月21日の帰国時、石川は右膝について、動きの中で時折痛みが生じることや、テーピングをしない状態にはまだ不安があることを説明している。
一方、実戦形式の練習では問題なく動ける感覚も戻ってきており、本人は代表活動に向けて前向きな見通しを示していた。
その後、2026年夏の代表活動を経てトルコへ移籍。10月には鼠径部の痛みによるスーパーカップ欠場も報じられた。これは2月の右膝のけがとは別の症状として扱う必要がある。
11月現在、右膝は完治しているのか11月4日時点で、2月に負傷した右膝について、完全復帰や完治を示す新たな詳細な医学的発表は確認できない。
また、10月のトルコリーグでは開幕戦に先発して16得点を挙げた後、3試合続けてベンチ外となっている。監督はスーパーカップ欠場時に夏の代表活動中の背中、首、膝の軽傷にも触れていたが、直近のベンチ外について新たな理由を明らかにした報道はない。
したがって、右膝の再負傷と決めつけることも、完全に問題が解消したと断定することもできない。今後はクラブからの説明と、実際の試合への復帰状況が判断材料になる。
【日本代表主将としての役割】VNL2026とアジア選手権の結果
石川は2021年から男子日本代表の主将を務めている。東京2020、パリ2024と五輪を経験し、2026年もチームの中心選手として活動した。
主将としての役割は、単に得点を重ねることではない。試合中の状況判断、チームの意思統一、劣勢時の立て直しなど、コート内外でチームを支えることが求められる。
ネーションズリーグ2026は4位2026年の男子ネーションズリーグ(VNL)で、日本は予選ラウンドを戦い抜き、決勝大会に進出した。
決勝大会では7月29日の準々決勝で中国に3-1で勝利。続く8月1日の準決勝ではアメリカに2-3で惜敗し、3位決定戦ではスロベニアに1-3で敗れた。
最終順位は4位。表彰台には届かなかったものの、世界の強豪が集まる大会でベスト4に進出した。
この結果は、アジア選手権を控えた日本代表にとって、世界トップクラスの相手との実戦経験を積む機会になった。
アジア選手権2026で日本が優勝、ロス五輪出場権を獲得2026年9月4日から13日まで福岡県北九州市で開催された男子アジア選手権は、石川にとって重要な大会だった。
日本代表は準々決勝でインド、準決勝で韓国を破り、決勝に進出。9月13日のイランとの決勝では、25-21、26-24、25-23のストレート勝ち(3-0)で優勝を決めた。
この優勝によって、日本は2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得。2024年パリ五輪で準々決勝敗退を経験したチームにとって、大きな前進となった。
大会前、石川は五輪出場権獲得を強く意識し、優勝を目指す姿勢を示していた。実際に主将としてチームを率い、アジア王者の座と五輪切符を手にしたことは、2026年の代表活動における大きな成果だ。
日本オリンピック委員会も、9月13日の優勝とロサンゼルス五輪出場権獲得を伝えている。
2026年の代表活動で注目すべきポイント石川の2026年を評価するなら、次の3点を押さえておきたい。
- VNLで世界4位に入り、強豪国との競争力を示したこと。
- アジア選手権で優勝し、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得したこと。
- 海外クラブでの経験を代表チームに持ち帰り、主将として勝利に結びつけたこと。
クラブでは新しいリーグへの適応、代表では五輪に向けたチーム強化という二つの課題が並行する。2026年は、石川のキャリアにとって競技環境と代表での責任の両方が大きく変化した年といえる。
【プロの結論】2026年の石川祐希を評価する3つの視点
石川の2026年は、ペルージャでの栄光、右膝の負傷、トルコへの移籍、そして日本代表のアジア選手権優勝という、複数の大きな出来事が重なったシーズンだった。
今後の動向を見極めるには、単純な得点数や所属先だけでなく、次の3つの視点が欠かせない。
1. 新天地での出場機会と継続性開幕戦で16得点を記録したことは、石川の攻撃力が新しい環境でも通用することを示す材料だ。しかし、その後の3試合連続ベンチ外という状況もある。シーズンを通じた出場時間とコンディションの安定が重要になる。
2. イタリアで得た経験をトルコで生かせるか長年のセリエA経験とペルージャでのタイトル獲得は、石川の強みだ。ジラートでは、異なる戦術やチームメートとの連携を構築しながら、欧州チャンピオンズリーグでも結果を残せるかが注目される。
3. 日本代表主将としての継続的な貢献2026年にアジア選手権を制し、ロサンゼルス五輪出場権を確保した日本代表。次の焦点は、五輪本大会でメダルを狙えるチームへどこまで成長できるかだ。
石川には、プレー面での貢献だけでなく、海外で得た勝利の経験や練習への取り組み方を代表に還元する役割もある。ペルージャで学んだ勝者の姿勢を、ジラートと日本代表の双方でどう生かすかが見どころになる。
【男子バレーの石川祐希】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:石川祐希の現在の所属チームはどこですか?
A1:2026-27シーズンからトルコ1部のジラート・バンク・アンカラに所属しています。2026年6月5日に移籍が発表され、クラブでは背番号11を着用しています。
Q2:石川祐希はなぜペルージャを退団したのですか?
A2:本人は新しい経験を通じて成長したいという意欲を示し、トルコ移籍を発表しています。ペルージャとの関係悪化や戦力外が退団理由だったという公式発表はありません。
Q3:石川祐希の右膝のけがは治りましたか?
A3:2026年2月に右膝内側部の捻挫性損傷と診断され、約3カ月後の5月上旬に実戦復帰しました。ただし、復帰当時は痛みが残っていました。11月現在、完全に完治したとする詳細な公式発表は確認できません。
Q4:石川祐希の身長とポジションは?
A4:選手プロフィールでは身長192cm、ポジションはアウトサイドヒッター(OH)です。なお、2026年アジア選手権の日本代表登録情報では191cmと記載されています。
Q5:石川祐希は日本代表の主将ですか?
A5:はい。2021年から男子日本代表の主将を務めています。2026年のアジア選手権では日本を優勝に導き、2028年ロサンゼルス五輪の出場権獲得に貢献しました。
2026年11月現在、石川祐希はイタリアのペルージャを離れ、トルコのジラート・バンク・アンカラで新しい挑戦を続けている。
ペルージャではチーム4冠という大きな実績を残し、右膝の負傷という試練も経験した。トルコリーグの開幕戦では16得点を記録したものの、その後は3試合連続でベンチ外となっており、コンディションと継続的な出場機会が今後の焦点になる。
一方、日本代表では2026年アジア選手権優勝という成果を手にし、2028年ロサンゼルス五輪への出場権も獲得した。
これから注目したいのは、ジラートでのレギュラー定着、けがからの安定した復帰、そして日本代表主将としてのリーダーシップだ。
ペルージャで築いた実績を過去の栄光にせず、新しい環境でさらに進化できるか。男子バレー日本代表の中心選手として、石川祐希の2026-27シーズンは引き続き見逃せない。