米津玄師の紅白歌合戦での歌唱場所は、出演した年によって異なります。2018年は徳島県の大塚国際美術館、2024年は愛知県の名古屋市市政資料館、2025年は東京・銀座の旧東京高速道路(KK線)が舞台となりました。
特に話題を集めたのが、2025年の「IRIS OUT」を披露した銀座のKK線です。すでに自動車専用道路としての役割を終えた場所が、映画『チェンソーマン レゼ篇』を思わせる幻想的なパフォーマンスの舞台になりました。通常の紅白会場であるNHKホールとは何が違うのか、なぜ毎回異なる場所を選んでいるのかも気になるところです。
この記事では、2026年11月4日時点の情報をもとに、米津玄師の歴代歌唱場所、出演曲、各ロケ地の背景、2026年の最新出演情報まで詳しく整理します。
【歴代ロケ地一覧】米津玄師が紅白で歌った場所は3カ所!
米津玄師がこれまで紅白歌合戦で歌唱した場所は、2018年、2024年、2025年の3カ所です。
それぞれ徳島、名古屋、東京・銀座と異なる地域にあり、歌唱曲の世界観や作品との関係性も違います。
単に豪華なステージを用意するのではなく、その年の楽曲に合った場所を選んでいる点が特徴です。
米津玄師の紅白出演歴と歌唱場所- 2018年(第69回): 大塚国際美術館(徳島県鳴門市)/「Lemon」
- 2024年(第75回): 名古屋市市政資料館(愛知県名古屋市)/「さよーならまたいつか!」
- 2025年(第76回): 東京高速道路・KK線(東京都中央区・銀座周辺)/「IRIS OUT」
2018年は初出場、2024年は6年ぶりの出演、2025年は2年連続3回目の出演となりました。
なお、2025年の出演は12月23日に発表され、映画『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』の主題歌「IRIS OUT」を披露することが公表されました。米津玄師の公式サイトにも出演情報が掲載されています。
【2018年】大塚国際美術館のシスティーナ・ホールで「Lemon」を披露
米津玄師が初めて紅白歌合戦に出演したのは、2018年12月31日放送の第69回NHK紅白歌合戦です。
披露した楽曲は、2018年を代表する大ヒット曲「Lemon」。歌唱場所は、徳島県鳴門市にある大塚国際美術館のシスティーナ・ホールでした。
なぜ徳島県の美術館だったのか?この場所が選ばれた背景には、米津玄師自身の故郷とのつながりがあります。
米津玄師は徳島県出身です。
「Lemon」の制作中に祖父を亡くしたこともあり、祖父が暮らしていた故郷で歌うことに特別な意味を感じていたと、当時の報道で伝えられています。
NHKからの提案を受け、徳島県からの生中継で出演することになりました。
米津玄師の公式サイトが2018年12月26日に発表した出演告知にも、徳島県からの生中継で「Lemon」を歌唱すると記載されています。
また、安全上の理由から中継場所は非公開とされ、一般の立ち入りや観覧はできない形で実施されました。
システィーナ・ホールが選ばれた理由大塚国際美術館のシスティーナ・ホールは、バチカンのシスティーナ礼拝堂を陶板で再現した空間です。
天井や壁面を覆う壮大な絵画と、広々としたホールの荘厳な雰囲気が特徴です。
紅白での「Lemon」は、無数のろうそくに囲まれた幻想的な演出が印象的でした。
故郷・徳島という個人的な背景に加え、楽曲が持つ喪失や祈りを連想させる世界観と、美術館の空間が重なったパフォーマンスだったといえます。
「Lemon」の陶板展示も話題に紅白出演後の2019年7月30日には、大塚国際美術館で米津玄師が描いた「Lemon」のジャケットイラストを再現した大型陶板の展示が始まりました。
展示場所は、紅白で歌唱した場所と同じシスティーナ・ホールです。
公式発表によると、陶板のサイズは93センチ四方。長期間にわたって色や形を残せる陶板という素材が使用されました。
紅白の出演場所が、その後も米津玄師と「Lemon」に関係する場所として残されたことは、ファンにとっても特別な意味を持っています。
【2024年】名古屋市市政資料館が「さよーならまたいつか!」の舞台に
2024年12月31日放送の第75回NHK紅白歌合戦では、米津玄師が6年ぶりに紅白へ出演しました。
歌唱曲は、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌「さよーならまたいつか!」です。
その舞台となったのが、愛知県名古屋市にある名古屋市市政資料館でした。
名古屋市市政資料館とは?名古屋市市政資料館は、1922年に建設された旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎を保存・公開している施設です。
大正時代の建築様式を残す赤レンガの建物で、国の重要文化財に指定されています。
館内には美しい中央階段やステンドグラスなどがあり、歴史的建造物ならではの重厚感があります。
名古屋市の公式施設案内によると、現在は市の公文書館として市政資料の保存や公開も行っています。
『虎に翼』の出演者との特別共演も実現2024年のパフォーマンスで注目されたのは、米津玄師の歌唱だけではありません。
「さよーならまたいつか!」は、伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌です。
紅白ではドラマ出演者との特別共演も実現し、作品の世界観を感じさせる演出になりました。
米津玄師の公式YouTubeチャンネルで公開された紅白パフォーマンス映像の説明欄には、次の情報が掲載されています。
- 楽曲:さよーならまたいつか!
- 出演番組:第75回NHK紅白歌合戦
- 放送日:2024年12月31日
- 特別演出:ドラマ出演者との共演
- 協力:名古屋市市政資料館
つまり、名古屋市市政資料館が歌唱場所だったことは、単なるロケ地の推測ではなく、本人の公式パフォーマンス映像に記載された情報によって確認できます。
なぜ名古屋市市政資料館が選ばれた?『虎に翼』は、法曹界で活躍する女性を描いた作品です。
舞台となった時代背景と、かつて裁判所として使われていた名古屋市市政資料館の歴史には、自然なつながりがあります。
歴史的な建築物を背景に、ドラマの出演者と主題歌の歌い手が共演することで、楽曲だけでなく作品全体の記憶を呼び起こす演出になりました。
2018年の徳島とは異なり、2024年はドラマとの関係性が強く表れた歌唱場所だったことが大きな特徴です。
【2025年】銀座の旧東京高速道路・KK線が「IRIS OUT」のロケ地に!
2025年12月31日放送の第76回NHK紅白歌合戦で、米津玄師が披露したのは「IRIS OUT」です。
映画『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』の主題歌として話題になった楽曲で、紅白ではテレビ初パフォーマンスとなりました。
その歌唱場所として報道されたのが、東京都中央区の銀座周辺にある東京高速道路、通称「KK線」です。
KK線とは?銀座を走っていた独特の高架道路東京高速道路(KK線)は、銀座や有楽町、新橋周辺を結ぶ高架道路です。
首都高速道路と一体化したように見える区間もありますが、東京高速道路株式会社が運営してきた別の道路です。
2025年4月5日午後8時をもって、東銀座出口を除くKK線の自動車道路としての供用が廃止されました。
東京高速道路株式会社の公式案内でも、この廃止が確認できます。
廃止後のKK線は、既存の施設を活用しながら、歩行者中心の公共的空間へと再生する計画が進められています。
「IRIS OUT」の撮影場所はKK線のどのあたり?紅白の映像では、銀座の夜景を背景に米津玄師が歌唱する姿が映し出されました。
電話ボックスから登場する演出や、サメを模した乗り物など、映画『チェンソーマン レゼ篇』を連想させる仕掛けも登場しています。
特に印象的だったのは、実際の都市空間を大規模なステージとして活用している点です。
報道では歌唱場所を銀座の東京高速道路(KK線)と特定しており、スポニチも同所でのパフォーマンスとして紹介しています。
なぜ廃止されたKK線を選んだのか?ここには、2025年の演出ならではの面白さがあります。
KK線は、紅白放送の約9カ月前に自動車専用道路としての役割を終えていました。
つまり、通常の道路交通が行われていた場所ではなく、都市空間として再生される過渡期の場所が、パフォーマンスの舞台になったのです。
また、「IRIS OUT」は『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌です。
電話ボックスや夜の街を思わせる映像演出は、作品の持つ雰囲気とも重なります。
銀座という実在の街を使うことで、スタジオセットだけでは生み出しにくい奥行きや臨場感が加わりました。
なお、紅白の本番映像がKK線での現地歌唱映像を使用していることと、出演者全員がNHKホールのステージに同時に立っていたことは別の話です。場所の違いを理解するには、番組のメイン会場と個別の歌唱ロケ地を区別する必要があります。
【歴代比較表】歌唱曲・場所・関係作品を一覧で整理
ここまで紹介した3回の出演を比較すると、それぞれの歌唱場所には明確な違いがあります。
| 出演年 | 歌唱曲 | 歌唱場所 | 関連作品・背景 |
|---|---|---|---|
| 2018年 | Lemon | 大塚国際美術館・システィーナ・ホール | 徳島県出身、故郷とのつながり |
| 2024年 | さよーならまたいつか! | 名古屋市市政資料館 | 朝ドラ『虎に翼』 |
| 2025年 | IRIS OUT | 東京高速道路・旧KK線 | 『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』 |
この3回の出演から見えてくるのは、歌唱場所が単なる背景ではなく、楽曲や作品を伝えるための重要な演出要素になっていることです。
歴代の歌唱場所に共通する3つの特徴1.楽曲の背景と場所に関連性がある
2018年は故郷の徳島、2024年は主題歌を担当したドラマの歴史的背景、2025年は映画の世界観を想起させる都市空間が選ばれています。
2.一般的な音楽番組のステージとは異なる映像表現
大規模な美術館、歴史的建造物、高架道路という異なる空間を活用することで、歌唱そのものに物語性を持たせています。
3.出演するたびに新しい映像体験がある
2018年の静謐な「Lemon」、2024年のドラマとの特別共演、2025年の「IRIS OUT」の大胆な映像演出と、毎回違った魅力がありました。
【NHKホールとの違い】米津玄師はなぜ別の場所から出演する?
紅白歌合戦の会場といえば、東京都渋谷区にあるNHKホールを思い浮かべる人が多いでしょう。
実際、NHKホールは紅白歌合戦のメイン会場です。
しかし、すべての出演者が同じステージで歌うわけではありません。
紅白には、特別企画や地域からの中継、別会場でのパフォーマンスなど、さまざまな演出があります。
NHKホールと米津玄師の歌唱場所の違い| 比較項目 | NHKホール | 米津玄師の歴代歌唱場所 |
|---|---|---|
| 役割 | 番組のメイン会場 | 個別の歌唱・撮影場所 |
| 所在地 | 東京都渋谷区 | 徳島・名古屋・銀座 |
| 観客 | 番組観覧者 | 年や演出によって異なる |
| 演出 | 番組全体の進行 | 楽曲に合わせた個別演出 |
| 代表例 | 紅白の通常ステージ | Lemon、IRIS OUTなど |
ここで注意したいのは、NHKホールで番組が開催されていることと、出演者がNHKホールで歌唱することは同じではないという点です。
米津玄師の場合、紅白のメイン会場とは別の場所でパフォーマンスを披露する形式が続いています。
2018年は公式発表でも徳島県からの生中継とされていました。一方、2024年と2025年については、本人の公式パフォーマンス映像や報道で歌唱場所が確認できますが、すべてを同じ形式の生中継とみなすことはできません。
米津玄師が別会場を選ぶ理由考えられる大きな要素は、楽曲の世界観と場所の相性です。
例えば「Lemon」は、米津玄師自身の故郷とのつながりが重要な意味を持っていました。
「さよーならまたいつか!」は朝ドラ『虎に翼』の主題歌であり、ドラマの世界観を表現できる場所が選ばれました。
「IRIS OUT」では、映画の雰囲気を思わせる銀座の都市空間が舞台になりました。
このように、歌唱場所を選ぶことで、楽曲を聴くだけでは伝わりにくい背景や物語を視覚的にも届けられます。
ただし、各年のロケ地選定に関する詳細な制作意図がすべて公表されているわけではありません。場所と作品の関係から読み取れる演出上の特徴と、公式に発表された選定理由は区別して理解する必要があります。
【2026年最新情報】米津玄師は今年の紅白に出演する?
2026年11月4日時点で、第77回NHK紅白歌合戦の開催は決定しています。
開催日は2026年12月31日(木)、会場は東京都渋谷区のNHKホールです。
放送時間は午後7時20分から午後11時45分までの予定となっています。
2026年の紅白で発表されている情報| 項目 | 2026年の情報 |
|---|---|
| 番組名 | 第77回NHK紅白歌合戦 |
| 開催日 | 2026年12月31日 |
| 会場 | NHKホール |
| 放送時間 | 19:20〜23:45 |
| 司会 | 芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、鈴木奈穂子 |
| テーマ | こえていこう、歌とともに。 |
| 出場歌手 | 11月4日時点で未発表 |
| 米津玄師の出演 | 未発表 |
開催日と会場は9月16日に発表され、司会者と番組テーマは10月9日に公表されました。
米津玄師の2026年出演は決まっている?2026年11月4日時点では、米津玄師の第77回紅白への出演は正式発表されていません。
過去の出演歴は次のとおりです。
- 2018年:初出場。「Lemon」
- 2024年:2回目。「さよーならまたいつか!」
- 2025年:3回目。「IRIS OUT」
2025年は、出演者の追加発表によって12月23日に出演が決まりました。
そのため、過去の出演時期だけを根拠に2026年の出演を予測することはできません。
2026年の出場歌手一覧や歌唱曲、出演場所については、NHKからの正式発表が判断材料になります。現時点で銀座のKK線や過去の美術館などが2026年の歌唱場所として決定した事実もありません。
【プロの結論】米津玄師の紅白は歌唱場所まで含めて楽しむべき理由
米津玄師の紅白出演を振り返ると、単に歌唱曲の人気だけでは説明できない特徴が見えてきます。
2018年は故郷への思い、2024年はドラマとのつながり、2025年は映画の世界観を取り込んだ映像表現が印象に残りました。
特に注目したいのは、場所そのものが楽曲の表現の一部になっていることです。
ロケ地を調べるときに知っておきたい判断基準紅白の歌唱場所について調べる際には、次の3点を確認すると情報を整理しやすくなります。
- 本人の公式情報: 出演告知や公式パフォーマンス映像に記載された場所を確認する。
- 施設・道路の公式情報: 美術館や自治体、道路管理会社の記録で所在地や施設の歴史を確認する。
- 報道による現地特定: 映像に映った建物や道路の特徴から場所を特定した記事は、公式発表と区別して読む。
とりわけ2025年のKK線は、首都高速道路と混同されやすい場所です。正式には東京高速道路という別の道路であり、2025年4月に自動車道路としての供用が廃止されています。
こうした背景まで理解すると、米津玄師が紅白で選んだ場所の意味がより鮮明になります。
【米津玄師の紅白歌唱場所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:米津玄師が2018年の紅白で歌った場所はどこですか?
A1:徳島県鳴門市にある大塚国際美術館のシスティーナ・ホールです。「Lemon」を披露し、徳島県からの生中継で出演しました。
Q2:2024年の紅白で米津玄師が歌った場所はどこですか?
A2:愛知県名古屋市にある名古屋市市政資料館です。朝ドラ『虎に翼』の主題歌「さよーならまたいつか!」を歌い、ドラマ出演者との特別共演も実現しました。
Q3:2025年の「IRIS OUT」のロケ地はどこですか?
A3:東京都中央区の銀座周辺にある東京高速道路(KK線)です。廃止された高架道路を舞台に、映画『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』を思わせる演出が行われました。
Q4:米津玄師はNHKホールで歌ったことがないのですか?
A4:ここで紹介した2018年、2024年、2025年の紅白歌唱場所は、いずれもNHKホールとは別の場所です。NHKホールは番組のメイン会場で、米津玄師は個別の歌唱場所から出演してきました。
Q5:2025年のKK線は現在も通行できますか?
A5:東銀座出口を除くKK線は2025年4月5日午後8時に自動車道路としての供用を廃止しました。現在は歩行者中心の公共的空間への再生が進められています。
Q6:米津玄師は2026年の紅白にも出演しますか?
A6:2026年11月4日時点では正式発表されていません。第77回紅白の開催自体は決定していますが、米津玄師の出場や歌唱曲、歌唱場所は未発表です。
米津玄師の紅白歌合戦における歴代歌唱場所は、次の3カ所です。
- 2018年: 徳島県・大塚国際美術館のシスティーナ・ホール。「Lemon」
- 2024年: 愛知県・名古屋市市政資料館。「さよーならまたいつか!」
- 2025年: 東京都・銀座の東京高速道路(KK線)。「IRIS OUT」
3回の出演を通じて、米津玄師は故郷の美術館、歴史的建造物、都市の高架道路という異なる場所を舞台にしてきました。
NHKホールが紅白全体のメイン会場である一方、米津玄師の歌唱場所は楽曲や作品に合わせて別に設定されている点が大きな特徴です。
2026年の第77回紅白は12月31日にNHKホールで開催予定ですが、米津玄師の出演はまだ発表されていません。
今後の出演発表で注目したいのは、4回目の出演が実現するかどうかだけではありません。もし出演が決まれば、どの楽曲を選び、どのような場所を舞台にするのかも大きな見どころになりそうです。
米津玄師の紅白は、歌声だけでなく、場所と映像演出を含めて振り返ることで、その年ならではの特別な意味が見えてきます。