2026年11月現在、イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスでプレーする鎌田大地は、日本代表でも重要な役割を担うミッドフィールダーだ。サガン鳥栖でプロキャリアをスタートさせてから、ドイツ、ベルギー、イタリア、イングランドと複数のリーグを経験。得点力だけでなく、チャンスメークや守備面での貢献も評価されてきた。
2026-27シーズンのプレミアリーグでは、10月31日終了時点で9試合出場、1得点、3アシストを記録。日本代表では、2026年10月5日までに通算57試合出場、14得点を積み上げている。過去のサガン鳥栖時代には背番号24から7への変更や、決勝点、ラストゲームでのアシストなど印象的な出来事もあった。ここでは年度別・クラブ別の記録を整理し、現在の評価につながるキャリアの変遷を読み解く。
【2026年最新】鎌田大地の成績は?クリスタル・パレスでの出場数・得点・アシスト
2026年の鎌田大地は、クリスタル・パレスの中盤を支える選手としてプレーしている。2026-27シーズンはプレミアリーグで開幕から継続的に先発し、攻撃の組み立てとゴールに直結するプレーの両方で結果を残している。
2026-27シーズンのプレミアリーグ成績Opta Analystの選手データによると、2026年10月31日のトッテナム戦終了時点での記録は次のとおりだ。
- 所属クラブ:クリスタル・パレス
- 出場試合数:9試合
- 先発出場:9試合
- 出場時間:792分
- 得点数:1得点
- アシスト数:3アシスト
- ゴール関与:4回
今季の特徴は、得点だけでなくアシストでも存在感を示していることだ。9試合で3アシストという数字は、チームの攻撃を前進させる役割を担っていることを示している。
今季初ゴールは10月11日のノッティンガム・フォレスト戦。チームが3-1で勝利した試合で得点を記録した。その後、10月31日のトッテナム戦では88分まで出場している。
クリスタル・パレスで背負う背番号は182026-27シーズンの鎌田の背番号は18番。サガン鳥栖時代の7番とは異なる番号を背負っている。
2024年7月1日にクリスタル・パレスへ加入した鎌田は、同クラブ初の日本人選手となった。オリヴァー・グラスナー監督との再会も移籍の大きなポイントだった。グラスナーはフランクフルト時代にも鎌田を指導しており、選手の特性を理解した監督の下で再びプレーすることになった。
さらに2026年10月23日、クラブは鎌田の公式戦通算100試合出場到達を記念する特集を掲載した。最初の100試合で6得点を記録し、FAカップ、コミュニティ・シールド、UEFAカンファレンスリーグの3タイトルを獲得したことも紹介されている。
2025-26シーズンも欧州大会で貢献2025-26シーズンの鎌田は、プレミアリーグだけでなく欧州大会でも重要な働きを見せた。
特に注目したいのが、UEFAカンファレンスリーグでの4アシストだ。クラブ公式の記録では、同大会の優勝までの過程で4アシストを記録し、ジャン=フィリップ・マテタと並んでチーム内トップのアシスト数となった。
さらにシャフタール・ドネツクとの準決勝第1戦では得点も記録。プレミアリーグでの数字だけでは見えない、欧州大会での貢献も評価すべきポイントだ。
【サガン鳥栖時代】背番号24から7へ!決勝点とアシストに見る成長
鎌田大地のキャリアを語るうえで、サガン鳥栖で過ごした2015年から2017年までの約2年半は欠かせない。
東山高校から2015年に鳥栖へ加入した鎌田は、当初から攻撃的な才能を評価されていた。プロ1年目には途中出場から結果を残し、徐々にチームの攻撃を担う存在へ成長していった。
2015年:J1デビュー戦で初ゴール、豊田陽平の決勝点も演出2015年5月10日の松本山雅FC戦は、鎌田にとってJ1リーグデビューとなった試合だ。途中出場した鎌田は、この試合でJリーグ初ゴールを記録した。
さらに印象的だったのが、同年の名古屋グランパス戦だ。Jリーグ公式の特集によると、85分から途中出場した鎌田は、試合終了間際に鋭いスルーパスを通し、豊田陽平の決勝点をアシストした。
相手を引きつけてから味方の走り込むスペースへパスを通すプレーは、後年の欧州での活躍にもつながる鎌田の特徴を示していた。
この年はリーグ戦21試合に出場して3得点。公式戦全体では28試合3得点を記録している。
2016年:リーグ戦7得点、攻撃の中心へ2016年は鎌田にとって大きな飛躍のシーズンだった。
J1リーグで28試合に出場して7得点。前年から得点数を伸ばし、攻撃的MFとしての存在感を強めた。天皇杯でも得点を記録し、公式戦全体では34試合8得点となった。
特に注目されたのは、ゴール前での判断力と味方を生かすプレーだ。単純にシュートを狙うだけではなく、相手の守備位置を見ながらパスを選択できることが、攻撃の選択肢を広げていた。
2017年:背番号7への変更と札幌戦の決勝点2017年シーズン、鎌田は背番号を前年までの24番から7番へ変更した。
この変更には、クラブから寄せられる期待の大きさが表れていた。2017年1月の報道によると、7番は3シーズンにわたって空き番号となっており、攻撃の中心として期待される鎌田が引き継ぐ形となった。
興味深いのは、鎌田自身が7番を特に好きな番号として選んだわけではなかったことだ。過去のインタビューでは、14番や8番を好んでいたことも明かしている。背番号の変更は、個人的な好みよりもチームから託された役割や期待を象徴する出来事だった。
そして2017年5月27日の北海道コンサドーレ札幌戦では、鎌田が決勝点を記録。チームの勝利に貢献した。
同年5月23日に入籍し、25日にクラブから発表された直後の試合だったこともあり、人生の節目とサッカーでの活躍が重なった試合として記憶されている。
2017年6月25日:浦和レッズ戦が鳥栖でのラストゲーム2017年6月24日、サガン鳥栖は鎌田のアイントラハト・フランクフルトへの完全移籍を発表した。
鳥栖での国内ラストゲームは、翌25日のJ1第16節・浦和レッズ戦。鎌田はこの試合で先制点をアシストし、チームの勝利に貢献した。
Jリーグ公式の特集でも、この浦和戦は国内最後の試合でのアシストとして紹介されている。決勝点を演出する能力を持った選手が、最後の試合でも味方の得点を生み出したという点は、鳥栖時代を象徴するエピソードだ。
Jリーグ公式発表によると、2017年6月24日時点での鳥栖でのJ1通算成績は64試合13得点。翌日の最終戦出場を含めたシーズン記録では、リーグ戦65試合13得点となっている。
【年度別・クラブ別成績】鎌田大地のキャリアを数字で比較
鎌田のキャリアは、単純な得点数だけでは評価しきれない。ベルギーでは得点を量産し、ドイツでは攻撃的MFとしてアシストを重ね、イングランドでは中盤の幅広い役割を担っている。
以下は各クラブでのリーグ戦出場数と得点数を整理したものだ。2026-27シーズンは10月31日までの途中経過で、それ以外は終了したシーズンの記録となる。
| 年度 | 所属クラブ | リーグ戦 | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
| 2015 | サガン鳥栖 | J1 | 21 | 3 |
| 2016 | サガン鳥栖 | J1 | 28 | 7 |
| 2017 | サガン鳥栖 | J1 | 16 | 3 |
| 2017-18 | フランクフルト | ブンデスリーガ | 3 | 0 |
| 2018-19 | シントトロイデン | ベルギー1部 | 34 | 15 |
| 2019-20 | フランクフルト | ブンデスリーガ | 28 | 2 |
| 2020-21 | フランクフルト | ブンデスリーガ | 32 | 5 |
| 2021-22 | フランクフルト | ブンデスリーガ | 32 | 4 |
| 2022-23 | フランクフルト | ブンデスリーガ | 32 | 9 |
| 2023-24 | ラツィオ | セリエA | 29 | 2 |
| 2024-25 | クリスタル・パレス | プレミアリーグ | 34 | 0 |
| 2025-26 | クリスタル・パレス | プレミアリーグ | 28 | 0 |
| 2026-27 | クリスタル・パレス | プレミアリーグ | 9 | 1 |
注:出場数と得点数は各リーグの公式戦記録を基準とする。カップ戦や欧州大会は含まない。2026-27年は2026年10月31日終了時点。
フランクフルト:得点とアシストを両立した黄金期2017年に加入したアイントラハト・フランクフルトでは、最初のシーズンに出場機会を十分に得られなかった。その後、2018-19シーズンはベルギーのシントトロイデンへ期限付き移籍し、経験を積むことになる。
シントトロイデンではベルギー1部リーグ34試合15得点。公式戦全体では36試合16得点という優れた数字を残した。
この活躍を経てフランクフルトに復帰すると、2019-20シーズンから主力として定着。2020-21シーズンにはブンデスリーガで5得点12アシストを記録した。
2022-23シーズンもリーグ戦9得点、公式戦全体では16得点を記録。フランクフルトでの最終的なリーグ戦成績は127試合20得点となった。
特に2021-22シーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝は、鎌田の海外キャリアにおける大きな実績だ。欧州大会でも重要な得点を挙げ、決勝進出とタイトル獲得に貢献した。
ラツィオ:イタリアで直面した役割の変化2023年夏にはイタリアのSSラツィオへ移籍した。セリエAでは29試合2得点を記録し、カップ戦や欧州大会を含めると公式戦38試合に出場している。
ただし、フランクフルト時代と同じように攻撃的MFとして起用され続けたわけではない。監督の戦術やポジションの違いによって、出場機会やプレーの自由度に変化が生じた。
結果としてラツィオでの在籍は1シーズンで終了。2024年7月、フランクフルト時代の恩師グラスナーが率いるクリスタル・パレスへの加入が決まった。
【日本代表成績】鎌田大地の通算57試合14得点とワールドカップでの実績
クラブでの実績と並んで注目したいのが、日本代表での成績だ。
鎌田は2019年3月22日のコロンビア戦で日本代表デビューを果たした。以降、攻撃的MFや中央MFとして起用され、森保ジャパンの攻撃を支えている。
2026年10月時点の日本代表通算成績日本サッカー協会の選手プロフィールによると、2026年10月5日までの鎌田の代表記録は次のとおりだ。
- 代表デビュー:2019年3月22日
- 通算出場試合数:57試合
- 通算得点数:14得点
- 先発出場:39試合
- 途中出場:18試合
2026年は9月28日のベネズエラ戦、10月1日のエクアドル戦、10月5日のニュージーランド戦などに関わり、代表での経験を積み重ねた。
年間別に見ると、2025年には9試合4得点、2026年には10試合2得点を記録している。代表での得点力も着実に積み上がっている。
2022年カタール大会と2026年ワールドカップ鎌田は2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会に出場した。ドイツやスペインといった強豪国と対戦する日本代表の一員として、大舞台を経験している。
2026年大会でも日本代表の一員としてプレーし、オランダ戦では88分に同点ゴールを決めた。ロイター通信は、代表での役割が変化した背景として、守備的な中盤のポジションで成長したことを取り上げている。
これは鎌田の選手としての進化を示す要点だ。以前はゴール前で仕事をする攻撃的MFという印象が強かったが、現在は守備と攻撃をつなぐ役割も担っている。
【ポジション・プレースタイル】MFとFWをこなす鎌田大地の強みとは
鎌田の登録ポジションはMF/FW。中央MFや攻撃的MFを主戦場としながら、前線に近い位置でもプレーできる柔軟性を持っている。
特徴1:相手の守備の間でボールを受ける判断力鎌田の大きな武器は、ボールを受ける前のポジショニングと状況判断だ。
相手DFとMFの間にできたスペースを見つけ、味方からパスを受ける。そこで無理にドリブルを仕掛けるのではなく、少ないタッチで前方へパスを通したり、味方が動き出すタイミングに合わせてボールを渡したりする。
鳥栖時代に豊田陽平の決勝点を演出したスルーパスにも、この特徴が表れている。
特徴2:得点力とアシスト能力を兼ね備えるシントトロイデンでのリーグ戦15得点、フランクフルトでの2020-21シーズン12アシストは、鎌田の攻撃性能を示す代表的な記録だ。
ゴールを決めるだけの選手ではなく、周囲の選手を生かすパスを出せることが強みとなっている。特に中央でボールを受けてから、前線へ縦パスを通すプレーはチームの攻撃を活性化させる。
特徴3:守備的MFとしても機能する戦術理解力鎌田のキャリアで大きく変化したのが、守備面での役割だ。
フランクフルトとクリスタル・パレスで指導を受けたグラスナーは、鎌田をより低い位置の中盤でも起用した。攻撃的なポジションだけでなく、相手の攻撃を遮断し、ボールを奪った後の攻撃の起点となる役割も経験している。
2026年の日本代表でも、守備的MFとしての役割が注目されている。本人も、グラスナーの指導を通じて守備の理解を深めたことを語っている。
海外クラブでの評価は?クリスタル・パレスの公式記録では、2026年10月23日の通算100試合到達時点で、プレミアリーグでのパス成功数は1,790本、成功率は84%だった。
こうした数字は、鎌田が単にゴールを狙う攻撃的選手ではなく、ボールを保持しながらチームの攻撃を組み立てる役割も担っていることを示している。
海外クラブで評価されている要点は、次の3つに整理できる。
- 複数の中盤ポジションに対応できる戦術的な柔軟性
- パス、ポジショニング、状況判断による攻撃の組み立て
- 攻撃だけでなく守備でもチームに貢献できる能力
得点数だけを見れば、シントトロイデンやフランクフルト時代の数字が目立つ。しかし、現在の鎌田を評価するなら、出場時間やアシスト、パス成功率、守備での貢献も合わせて見る必要がある。
【プロの結論】鎌田大地の成績から分かるキャリアの転換点と本当の実力
鎌田大地のキャリアを振り返ると、数字が伸びた時期と、プレーの幅が広がった時期が必ずしも一致していないことが分かる。
鳥栖時代は若手の攻撃的MFとして得点やアシストを記録し、シントトロイデンでは得点力を開花させた。フランクフルトでは攻撃の中心として欧州タイトルを獲得し、ラツィオを経てクリスタル・パレスでは守備も含めた中盤全体の仕事を担うようになった。
得点数だけでは鎌田の評価を判断できないプレミアリーグでは2024-25、2025-26シーズンともにリーグ戦の得点は0だった。一方で、2025-26シーズンの欧州大会では4アシストを記録し、チームのタイトル獲得に貢献している。
つまり、リーグ戦のゴール数が少ないからといって、チームへの貢献度まで低いと判断するのは適切ではない。
鎌田を評価するときは、次の数字を組み合わせることが重要だ。
- 出場試合数:監督から継続的に起用されているか。
- 得点数:ゴール前での直接的な貢献がどれほどあるか。
- アシスト数:味方の得点を生み出す能力があるか。
- 出場時間:途中出場中心なのか、主力としてプレーしているのか。
- パス・守備指標:攻撃の組み立てやボール奪取に貢献しているか。
2026-27シーズンの鎌田は、プレミアリーグ9試合すべてに先発し、1得点3アシストを記録している。出場機会を確保しながら、攻撃面でも結果を残している点は評価できる。
今後は、より低い位置から試合を組み立てる役割と、ゴール前に顔を出して得点に絡む役割をどのように両立させるかが注目される。
日本代表でも中盤の守備と攻撃をつなぐ選手として、鎌田の経験や判断力が重要になる。クラブでの出場時間と代表での役割、その両方を追うことが、現在の実力を正しく理解するポイントだ。
鎌田大地の成績に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鎌田大地の2026-27シーズンの最新成績は?
A1:2026年10月31日時点で、クリスタル・パレスのプレミアリーグ9試合に出場し、1得点3アシストを記録している。9試合すべてで先発出場している。
Q2:鎌田大地のサガン鳥栖時代の通算成績は?
A2:J1リーグでは通算65試合13得点。カップ戦などを含めると、公式戦80試合16得点となる。2015年にJ1デビューし、2017年6月にフランクフルトへ移籍した。
Q3:鎌田大地が背番号7を着けていた理由は?
A3:サガン鳥栖が2017年シーズンに背番号24から7へ変更したため。3シーズン空いていた番号を引き継ぎ、攻撃の中心として期待された。現在のクリスタル・パレスでの背番号は18。
Q4:鎌田大地の日本代表通算成績は?
A4:日本サッカー協会の記録では、2026年10月5日時点で57試合14得点。2019年に代表デビューし、2022年と2026年のワールドカップにも出場している。
Q5:鎌田大地の得意なポジションは?
A5:攻撃的MFや中央MFが主なポジション。前線に近い位置でのチャンスメークに加え、守備的MFとして中盤のバランスを取るプレーにも対応できる。
鎌田大地は、サガン鳥栖でのJ1通算65試合13得点を出発点に、ベルギー、ドイツ、イタリア、イングランドと舞台を移しながら実績を積み上げてきた。
鳥栖時代の背番号7への変更、札幌戦での決勝点、浦和戦でのラストゲームのアシストは、若手時代の成長を象徴する出来事だ。フランクフルトでは欧州タイトルを獲得し、シントトロイデンではリーグ戦15得点を記録。クリスタル・パレスでも3つのタイトル獲得に関わっている。
2026年11月現在、プレミアリーグでは9試合1得点3アシスト、日本代表では57試合14得点という実績を持つ。
鎌田大地の本当の価値は、得点を決める能力だけでなく、味方を生かし、試合の流れを変え、中盤の攻守をつなげる総合力にある。今後の成績を追う際も、ゴール数だけに注目するのではなく、出場時間、アシスト、ポジション、チームの戦術における役割を合わせて見ることが大切だ。
2026-27シーズンの残り試合で、クリスタル・パレスと日本代表の両方にどのような結果をもたらすのか。鎌田の次の成績にも注目したい。
主な確認資料: 日本サッカー協会、Jリーグ公式、サガン鳥栖公式、クリスタル・パレス公式、Opta Analyst、ロイター通信の公開記録・報道を参照。