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【第102回箱根駅伝】青山学院大学の登録メンバー16人一覧

光 直 光 直 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

2025年12月10日、青山学院大学は第102回箱根駅伝に向けたエントリーメンバー16人を発表した。

登録選手の内訳は、4年生5人、3年生3人、2年生5人、1年生3人。経験豊富な最上級生と、勢いのある下級生を組み合わせた構成だった。

青山学院大学の公式発表に基づく16人の一覧は次のとおりだ。

2026年・青山学院大学の登録メンバー16人

4年生(5人)
- 荒巻朋熙
- 宇田川瞬矢
- 黒田朝日
- 佐藤有一
- 塩出翔太

3年生(3人)
- 鳥井健太
- 中村海斗
- 平松享祐

2年生(5人)
- 飯田翔大
- 遠藤大成
- 小河原陽琉
- 折田壮太
- 佐藤愛斗

1年生(3人)
- 石川浩輝
- 上野山拳士朗
- 松田祐真

合計16人。これが第102回大会に向けて正式に登録された選手たちだ。

学年構成から見える青学の強み

今回の登録メンバーで特徴的なのは、4年生だけに戦力を依存していないことだ。

4年生には黒田朝日、塩出翔太、佐藤有一、宇田川瞬矢ら実績のある選手が並ぶ。一方、2年生からは小河原陽琉、飯田翔大、佐藤愛斗、折田壮太が選ばれ、1年生の石川浩輝と松田祐真にもチャンスが与えられた。

特に山上りと山下りに1年生を配置する当初の構想は、将来を見据えた起用でもあった。

登録16人は全員が同じ役割を担うわけではない。往路・復路の10区間を走る選手と、当日の交代に備える補欠選手がいる。選手層の厚さは、単純な持ちタイムだけでは測れない箱根駅伝の重要な要素だ。

【区間エントリーと当日変更】登録16人と実際に走った10人の違い

青山学院大学箱根駅伝メンバー

箱根駅伝のメンバーを調べる際、特に間違えやすいのが「登録メンバー」「区間エントリー」「実際の出走メンバー」の違いだ。

第102回大会では、12月29日に発表された当初の区間エントリーから、1月2日の往路で3人が変更された。

当初の区間エントリーと変更内容

当初の区間配置は次のとおりだった。

- 1区:荒巻朋熙
- 2区:上野山拳士朗
- 3区:宇田川瞬矢
- 4区:平松享祐
- 5区:松田祐真
- 6区:石川浩輝
- 7区:佐藤愛斗
- 8区:塩出翔太
- 9区:佐藤有一
- 10区:折田壮太

補欠には黒田朝日、鳥井健太、中村海斗、飯田翔大、遠藤大成、小河原陽琉の6人が入っていた。

ところが、1月2日の当日変更で、この構想が大きく変わる。

実際に行われた当日変更は3人

往路の変更内容

- 1区:荒巻朋熙 → 小河原陽琉
- 2区:上野山拳士朗 → 飯田翔大
- 5区:松田祐真 → 黒田朝日

この3人の交代によって、青山学院大学の往路メンバーは当初の配置から大きく変化した。

とりわけ注目されたのが、エース黒田朝日の5区起用だ。

黒田は当初、補欠登録だった。多くの駅伝ファンが2区での起用を予想する中、原晋監督は山上りの5区に投入する大胆な判断を下した。

また、復路の1月3日は青山学院大学に当日変更がなかった。往路で形成した優位を、当初の復路メンバーで守り切る戦略となった。

補欠選手はなぜ重要なのか

箱根駅伝では、往路・復路それぞれのスタート前に正選手と補欠選手の入れ替えが認められている。

第102回大会のルールでは、1日最大4人、往路・復路を合わせて最大6人まで変更できた。

補欠登録は単に出走できなかった選手という意味ではない。レース直前までコンディションや戦略を考慮し、チームに最適な選手を配置するための重要な制度だ。

今回の黒田のように、補欠登録から区間新記録を出す選手が現れることもある。登録時点の配置だけで最終オーダーを判断できない理由がここにある。

【実際に走った10人の区間成績】小河原・飯田から黒田・塩出まで

ここからは第102回大会で青山学院大学の襷をつないだ10人を、区間順に紹介する。

公式大会記録と青山学院大学の優勝報告に基づく成績は以下のとおりだ。

区間 選手名・学年 区間タイム 区間順位 1区 小河原陽琉(2年) 1時間01分47秒 16位 2区 飯田翔大(2年) 1時間06分29秒 10位 3区 宇田川瞬矢(4年) 1時間01分51秒 7位 4区 平松享祐(3年) 1時間00分45秒 3位 5区 黒田朝日(4年) 1時間07分16秒 1位・区間新 6区 石川浩輝(1年) 57分15秒 3位 7区 佐藤愛斗(2年) 1時間02分49秒 3位 8区 塩出翔太(4年) 1時間03分45秒 1位・区間新 9区 佐藤有一(4年) 1時間07分38秒 1位・区間賞 10区 折田壮太(2年) 1時間07分59秒 2位
1区・小河原陽琉と2区・飯田翔大

1区を担当したのは2年生の小河原陽琉。区間16位、1時間01分47秒で襷をつないだ。

小河原は前回大会では10区を走り、区間賞を獲得した実績を持つ選手だ。今回は当日変更で1区に抜てきされた。

続く2区には同じく2年生の飯田翔大が入った。区間10位、1時間06分29秒という結果だった。

2人とも区間賞には届かなかったが、重要なのは若い選手が主要区間を任され、経験を積んだことだ。青学の強さは、実績のある上級生だけでなく、下級生にも大舞台を経験させる選手起用にある。

3区・宇田川瞬矢と4区・平松享祐

3区は4年生の宇田川瞬矢。区間7位、1時間01分51秒で走った。

宇田川にとっては最後の箱根駅伝。本人は優勝報告会で、自分の走りに悔しさが残ったことを振り返っている。

一方、4区の平松享祐は区間3位、1時間00分45秒と好走した。

原監督は優勝報告会で、3区から4区に襷が渡った段階で先頭の中央大学と3分以上の差があったと説明。平松の走りを、5区での逆転につながる重要な働きとして評価した。

5区・黒田朝日が歴史的な区間新記録

区間新記録・MVP


黒田朝日(4年)

- 区間:5区
- 記録:1時間07分16秒
- 区間順位:1位
- 実績:区間新記録・区間賞
- 受賞:金栗四三杯・大会MVP

2026年の箱根駅伝を象徴する走りとなったのが、黒田朝日の5区だ。

黒田はそれまで2区を走ってきた青学のエース。第102回大会では当日変更によって山上りの5区に配置され、従来の区間記録を1分55秒更新する1時間07分16秒を記録した。

単に区間賞を獲得しただけではない。大きなビハインドを抱えていたチームを、往路優勝へと導く決定的な走りだった。

この活躍により黒田は区間新記録に加え、金栗四三杯と大会最優秀選手賞も獲得した。

6区・石川浩輝と7区・佐藤愛斗

復路のスタートを任されたのは、1年生の石川浩輝だった。

石川は6区の山下りを57分15秒で走り、区間3位を獲得。1年生ながら安定した走りを見せた。

7区の佐藤愛斗も1時間02分49秒で区間3位。

この2人の走りによって青学は首位を維持した。山下りの特殊なコースに1年生を起用した判断も、チームの選手層を示すポイントだった。

8区・塩出翔太は3年連続の快走


塩出翔太(4年)

- 区間:8区
- 記録:1時間03分45秒
- 区間順位:1位
- 実績:区間新記録・区間賞

塩出翔太は3年連続で8区を担当した。

過去2大会でも同区間で区間賞を獲得しており、2026年はさらに区間新記録を達成。1時間03分45秒という記録で、最後の箱根駅伝を飾った。

青山学院大学の優勝報告会で塩出は、区間賞と区間新記録を目標にしていたと振り返っている。

また、大学の公式報告では、2025年に亡くなった同期の皆渡星七選手への思いにも触れていた。記録だけでは語れない、4年間の競技生活の集大成となる走りだった。

9区・佐藤有一が区間賞、10区・折田壮太が締めくくる

9区を走った佐藤有一は1時間07分38秒で区間賞を獲得した。

佐藤にとっては最初で最後の箱根駅伝。4年生として最後の大会で区間賞と総合優勝を同時に手にした。

10区の折田壮太は1時間07分59秒、区間2位。最後まで大きく崩れることなく、トップで大手町のフィニッシュへ襷を運んだ。

黒田の5区だけでなく、8区の塩出、9区の佐藤、そして10区の折田まで、各選手が役割を果たしたことが3連覇につながった。

【原晋監督の采配とチーム戦略】黒田朝日を5区に起用した理由

2026年の青山学院大学を語るうえで欠かせないのが、原晋監督の采配だ。

今大会で原監督が掲げたチームスローガンは「輝け大作戦」。

黒田朝日という絶対的エースに頼るのではなく、各選手が自分の区間で輝くことを目指したチーム戦略だった。

エースを2区ではなく5区に置いた大胆な判断

黒田は過去2大会で2区を走っていた。特に2年時には区間賞を獲得しており、エース区間の2区に再び配置されるという見方もあった。

ところが、原監督が選んだのは5区だった。

監督は優勝報告会で、5区起用について次のように語っている。

「レースが楽しくなるだろうな」

これは青山学院大学の公式優勝報告会に掲載された発言だ。

原監督は、ファンがワクワクするような選択という視点に加え、2区と5区で上位選手間に生まれるタイム差を比較したことも明かしている。

1区から4区までの選手が成長していたからこそ、黒田を5区に移しても戦えると判断したのだ。

黒田だけに頼らないチームづくり

黒田朝日が強いことは誰もが認めるところだ。しかし、原監督が重視したのはチーム全体の底上げだった。

今回の結果を見ると、その考え方がよく分かる。

- 平松享祐が4区で区間3位
- 石川浩輝が1年生で6区区間3位
- 佐藤愛斗が7区区間3位
- 塩出翔太が8区区間新記録
- 佐藤有一が9区区間賞
- 折田壮太が10区区間2位

このように、10区間のうち複数の区間で上位の成績を残している。

黒田の区間新記録が大きな転機だったことは間違いない。しかし、そこに至るまでの選手の走りと、その後の復路での安定感がなければ大会新記録での優勝は成立しなかった。

【青山学院大学の箱根駅伝歴代優勝回数】2026年で通算9回

青山学院大学は2015年の第91回大会で初めて総合優勝を果たした。

そこから短期間で箱根駅伝の強豪校へと成長し、2026年の第102回大会までに通算9回の総合優勝を達成している。

東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録による優勝年度は次のとおりだ。

- 2015年:第91回大会
- 2016年:第92回大会
- 2017年:第93回大会
- 2018年:第94回大会
- 2020年:第96回大会
- 2022年:第98回大会
- 2024年:第100回大会
- 2025年:第101回大会
- 2026年:第102回大会

2015~2018年の4連覇から2024~2026年の3連覇へ

青学の歴史を振り返ると、特に目立つのが2015~2018年の4連覇だ。

その後も2020年、2022年に優勝し、2024年には第100回の記念大会で再び頂点に立った。

さらに2025年、2026年と連続優勝。これにより、青山学院大学は2度目の3連覇を達成した。

同一大学による2度目の3連覇は箱根駅伝史上初の快挙として、大学からも発表されている。

第102回大会の総合成績



青山学院大学・総合優勝記録

10時間37分34秒


大会新記録



往路

5:18:08


大会新記録


復路

5:19:26


大会新記録

第102回大会・2026年1月2日~3日
往路・復路・総合のすべてで大会新記録を樹立。

2位の國學院大學は10時間40分07秒。青山学院大学は2分33秒の差をつけて優勝した。

往路だけ、あるいは復路だけの勝利ではなく、両方を制した完全優勝だった。

【プロの結論】青山学院大学の強さは選手層と区間配置にある

第102回箱根駅伝を分析すると、青山学院大学の強さは大きく3つに整理できる。

1つ目は、選手の適性を生かした区間配置。

黒田朝日を2区ではなく5区に起用した判断は、その象徴だ。エースを定番の区間に置くのではなく、チーム全体の戦力バランスと勝負どころを考えて配置した。

2つ目は、補欠選手を含めた戦力の厚さ。

小河原陽琉、飯田翔大、黒田朝日の3人は当日変更によって出走し、全員が重要な役割を果たした。補欠登録だからといって、走力やチーム内での評価が低いわけではない。

3つ目は、上級生と下級生の融合。

4年生が重要区間で結果を残す一方、石川浩輝のような1年生も山下りで区間3位に入った。経験と勢いが組み合わさったチームだった。

箱根駅伝のメンバーを評価する際には、登録16人の名前だけで判断するのではなく、当初の区間エントリー、当日変更、実際の区間成績まで確認することが大切だ。

この3段階を追うことで、監督の采配と選手の役割、そしてチームが勝利に至った経緯が見えてくる。

【青山学院大学の箱根駅伝メンバー2026】よくある質問(FAQ)

Q1:青山学院大学の第102回箱根駅伝の登録メンバーは何人ですか?

A1:16人です。4年生5人、3年生3人、2年生5人、1年生3人で構成されていました。

Q2:2026年の箱根駅伝で実際に走った青山学院大学の選手は誰ですか?

A2:小河原陽琉、飯田翔大、宇田川瞬矢、平松享祐、黒田朝日、石川浩輝、佐藤愛斗、塩出翔太、佐藤有一、折田壮太の10人です。

Q3:黒田朝日は箱根駅伝の何区を走り、どんな記録を残しましたか?

A3:第102回大会では5区を走り、1時間07分16秒の区間新記録を樹立しました。区間賞に加え、金栗四三杯と大会MVPも獲得しています。

Q4:青山学院大学の箱根駅伝の優勝回数は何回ですか?

A4:2026年の第102回大会終了時点で通算9回です。2015~2018年の4連覇と、2024~2026年の3連覇を達成しています。

第102回箱根駅伝で青山学院大学は、登録メンバー16人の中から実際に走る10人を選び、総合10時間37分34秒の大会新記録で優勝した。

特に黒田朝日の5区区間新記録は大会を大きく動かした。しかし、塩出翔太の8区区間新記録、佐藤有一の9区区間賞、平松享祐や石川浩輝らの好走も忘れてはならない。

原晋監督の大胆な区間配置と、選手一人ひとりが役割を果たした結果、青山学院大学は史上初となる2度目の3連覇、通算9回目の総合優勝を成し遂げた。

2026年の青学を理解するうえで押さえておきたいのは、黒田朝日というエースの存在だけではない。16人の登録メンバー、当日変更を含む采配、そして10区間を走り切った選手たちの総合力こそが、今回の優勝を支えた最大の要因だった。

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