2026年大会のラジオ中継を担当した中心局はニッポン放送です。3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦から侍ジャパンの試合を実況生中継し、全国のラジオ局とネットワークを組みました。
ニッポン放送が公表したネットワークは合計30局。ただし、30局すべてが毎試合を同時に放送したわけではありません。実際の中継参加局数は試合ごとに異なり、17~25局で編成されました。
一方、文化放送はアメリカ・マイアミで開催される決勝トーナメントを担当。準々決勝の日本対ベネズエラ戦に加え、準決勝と決勝も実況生中継する特別番組を編成しました。
つまり、2026年大会では、ニッポン放送が日本代表戦を中心に担当し、文化放送がアメリカラウンドの注目試合を補完する形でラジオ中継を展開したのです。
【放送日程一覧】侍ジャパンの試合は何時からラジオで聴けた?
ニッポン放送の公式番組ページに掲載された放送開始時刻と、侍ジャパンの実際の試合開始時刻を整理します。すべて日本時間です。
| 日付 | 対戦カード・ラウンド | ラジオ放送開始 | 担当局 |
|---|---|---|---|
| 3月6日(金) | 日本-チャイニーズ・タイペイ | 18:30 | ニッポン放送・ネット局 |
| 3月7日(土) | 日本-韓国 | 18:00 | ニッポン放送・ネット局 |
| 3月8日(日) | 日本-オーストラリア | 19:00 | ニッポン放送・ネット局 |
| 3月10日(火) | 日本-チェコ | 18:30 | ニッポン放送・ネット局 |
| 3月15日(日) | 準々決勝・日本-ベネズエラ | 10:00 | ニッポン放送・文化放送 |
| 3月16日(月)または17日(火) | 準決勝 | 8:30予定 | 文化放送 |
| 3月18日(水) | 決勝 | 8:30 | 文化放送 |
1次ラウンドの日本戦はすべて19時開始でしたが、ラジオ番組の放送開始時刻は試合によって異なりました。試合前の解説や情報を聴きたい場合は、プレーボール時刻だけでなく番組開始時刻も確認する必要があります。
1次ラウンドは日本の4試合を完全生中継侍ジャパンはPOOL Cに入り、東京ドームで4試合を戦いました。ニッポン放送は全4試合を実況生中継しています。
日本代表はチャイニーズ・タイペイに13対0、韓国に8対6、オーストラリアに4対3、チェコに9対0で勝利。4連勝で1次ラウンドを突破しました。
ニッポン放送の解説陣には、里崎智也、内川聖一、谷繁元信、小笠原道大、AKI猪瀬らが参加。それぞれの試合経験や国際野球への知識を生かした解説が編成されました。
準々決勝から文化放送も実況に参加3月15日の準々決勝は日本対ベネズエラ。試合開始は午前10時で、ニッポン放送と文化放送の双方が生中継を実施しました。
文化放送の番組名は「文化放送スポーツスペシャル 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」。実況は斉藤一美アナウンサーが担当し、吉井理人と中村武志が解説を務めました。
日本はこの試合でベネズエラに5対8で敗れ、準々決勝で大会を終えています。その後の準決勝・決勝は日本代表が出場しない試合となりましたが、文化放送は当初の特別番組計画に沿って決勝ラウンドの中継も編成しました。準決勝の放送日は大会の進行状況によって調整される予定でした。
【全国30局ネット】WBCラジオ中継局一覧を地域別に整理
ニッポン放送の公式発表では、キーステーションであるニッポン放送とネットワークを結ぶ地方局として、以下の29局が公表されました。ニッポン放送を加えると合計30局です。
北海道・東北・関東甲信越周辺- STVラジオ
- 青森放送
- IBC岩手放送
- 東北放送
- 秋田放送
- ラジオ福島
- 山梨放送
- 北日本放送
- 福井放送
- 静岡放送
- 東海ラジオ放送
- 岐阜放送
- 京都放送
- 朝日放送ラジオ
- MBSラジオ
- ラジオ関西
- 和歌山放送
- 山陰放送
- RSK山陽放送
- 中国放送
- 山口放送
- 四国放送
- 西日本放送
- 南海放送
- 九州朝日放送
- 長崎放送
- 熊本放送
- 南日本放送
- ラジオ沖縄
これらの放送局は、ニッポン放送制作の番組をネットワーク経由で放送する局です。ただし、地域によって受信できる局が異なり、試合ごとの編成によっても放送局数が変わります。
特に押さえておきたいのが、全国30局ネットという表現と、毎試合30局で放送するという意味は異なる点です。公式資料では各試合の参加局数は17~25局とされています。
そのため、地元のラジオ局が一覧に掲載されていても、すべての侍ジャパン戦を必ず放送するとは限りません。実際の聴取時には各局の番組表を確認する必要があります。
【radikoの聴き方】無料で聴ける範囲とエリアフリーの違い
スマートフォンやパソコンでWBCの実況を聴く方法として便利なのがradiko(ラジコ)です。ラジオ受信機がなくても、インターネットを通じて対応局の番組を聴取できます。
radikoを無料で利用する方法radikoの基本機能は無料で利用できます。放送当時、対象局が自分の現在地の聴取エリア内にあれば、追加料金や会員登録なしでライブ放送を聴くことができました。
基本的な操作は次のとおりです。
- スマートフォンにradikoアプリをインストールする。
- アプリを起動して現在地の聴取エリアを確認する。
- 番組検索で「ニッポン放送」または対象の地方局を探す。
- 放送中の番組を選択して再生する。
パソコンの場合も、radikoのウェブサービスから同様に放送局を選択できます。
radikoエリアフリーは有料サービス注意したいのが、エリアフリー機能です。
無料のradikoでは、原則として現在地のエリアで放送されているラジオ局を聴取します。例えば、関西にいる人が東京のニッポン放送を聴こうとしても、通常の無料機能では対象外になる場合があります。
全国の放送局を聴きたい場合は、radikoプレミアムのエリアフリープランまたはダブルプランへの登録が必要です。
radiko公式ヘルプでも、エリア内の放送局は無料で聴取でき、エリア外の局については有料のエリアフリー機能を利用する仕組みが案内されています。
タイムフリーなら放送後も聴ける?radikoには、放送終了後の番組を聴けるタイムフリー機能もあります。
無料のタイムフリーでは、原則として過去7日以内の番組が対象です。再生を開始してから24時間以内、合計3時間まで聴取できます。
ただし、2026年3月のWBC中継はすでに終了しています。2026年11月現在、当時の放送を通常の無料タイムフリーで聴き直すことはできません。タイムフリー30も過去30日間が対象のため、3月の番組は対象期間外です。
過去の実況をもう一度聴きたい場合は、放送局が別途公開している音声コンテンツやポッドキャストがあるかを確認する方法があります。
【テレビとNetflixを比較】WBCは地上波で見られなかったのか?
2026年大会で大きく変わったのが、日本国内における映像配信の仕組みです。
Netflixは2025年8月、WORLD BASEBALL CLASSIC INC.との独占パートナーシップを発表しました。この契約により、2026年大会の全47試合が日本国内でNetflix独占ライブ配信されることになりました。
従来の大会ではテレビの地上波中継が大きな役割を担っていましたが、2026年大会の本戦では地上波・BS・CSの試合中継は実施されませんでした。
テレビで試合を見られなかった理由最大の理由は、日本国内の映像配信権がNetflixに独占的に付与されたことです。
読売新聞社の2025年8月の説明によると、前回2023年大会ではWBCIが読売新聞社を通じて国内放送局などに権利を付与していました。しかし、2026年大会ではWBCIがNetflixに直接、日本国内の全試合の放送・配信権を付与しています。
この変更により、従来のテレビ局が本大会の試合映像を独自に生中継する形は取られませんでした。
日本テレビは中継制作に参加していたここで混同しやすいのが、日本テレビの役割です。
日本テレビは2026年1月29日、Netflixが独占ライブ配信するWBC映像の中継制作を受託したと発表しました。東京プールの10試合と、準々決勝・準決勝・決勝の5試合を合わせた計15試合が対象です。
また、地上波では開幕特番などの関連番組やニュースで大会を取り上げる方針が示されました。
つまり、日本テレビが中継制作に関わっていたことと、日本テレビの地上波で試合を放送していたことは別の話です。
ラジオとNetflixの違い両者の役割を整理すると、ラジオは実況・解説を音声で届けるメディア、Netflixは試合映像をライブ配信するメディアです。
ラジオには画面を見続けなくても試合展開を追える利点があります。一方、投球や打球の軌道、守備位置、選手の表情などを確認したい場合は映像配信が適しています。
2026年大会では、この2つを併用することができました。映像を見ながらラジオの解説を聴くという楽しみ方も、選択肢の一つでした。
【プロの結論】2026年WBCラジオ放送で知っておきたい3つのポイント
今回の大会から見えてきたのは、スポーツ中継の視聴方法がテレビだけに依存しなくなっているという変化です。
1. 全国30局ネットは地域ごとの放送確認が必要全国30局という数字だけを見て、すべての地域で同じ番組が同じ時間に流れると考えるのは早計です。ニッポン放送の公式発表でも、各試合のネット局数は17~25局とされています。
地域のラジオ局の番組表を確認することが、確実な聴取につながります。
2. radikoの無料機能と有料機能を使い分ける自分の地域で放送されている局を聴くなら、無料のライブ機能で十分です。一方、遠方の局の中継を聴きたい場合にはエリアフリーが必要になります。
特に、地元局がネットワーク中継を編成していない場合には、別の局を聴く方法を事前に検討しておくと便利です。
3. 映像と音声は目的に合わせて選ぶ試合の細かなプレーを目で確認したい人にはNetflix、通勤・運転・家事などで試合を追いたい人にはラジオが向いています。
また、解説者の分析や実況の臨場感を重視する人にとっても、ラジオは独自の魅力を持っています。
ただし、映像が必要なプレー確認やリプレー視聴はラジオだけではできません。視聴環境や目的に応じて使い分けることが合理的です。
【WBCラジオ放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年WBCのラジオ放送はどこの局で聴けましたか?
A1:ニッポン放送を中心に、STVラジオ、東海ラジオ、MBSラジオ、九州朝日放送など全国のネットワーク局で中継されました。準々決勝・準決勝・決勝は文化放送も担当しました。
Q2:WBCのラジオ中継は無料で聴けましたか?
A2:自分の現在地のエリアで放送されている局なら、radikoの無料ライブ機能で聴取できました。エリア外の局を聴く場合は有料のエリアフリー機能が必要でした。
Q3:WBCのラジオ放送は全国30局すべてで聴けましたか?
A3:30局はネットワーク全体の参加局数です。試合ごとの実際の中継参加局数は17~25局で、すべての局が全試合を放送したわけではありません。
Q4:準々決勝・準決勝・決勝もラジオ中継がありましたか?
A4:ありました。ニッポン放送と文化放送が準々決勝の日本対ベネズエラ戦を生中継。文化放送は準決勝と決勝も特別番組として中継しました。
Q5:2026年WBCは地上波テレビでも見られましたか?
A5:本大会の試合映像はNetflixが日本国内で独占配信しました。地上波テレビでは試合そのものの中継はなく、関連特番やニュースなどで大会が取り上げられました。
Q6:2026年3月のWBCラジオ中継を今からradikoで聴けますか?
A6:2026年11月現在、通常の無料タイムフリーの7日間や有料タイムフリー30の30日間を大幅に過ぎているため、当時の番組は対象外です。別途公開された音声アーカイブがある場合は、放送局の公式サービスで確認できます。
2026年のWBCラジオ放送は、ニッポン放送を中心とする全国ネットと、文化放送によるアメリカラウンドの中継という2つの柱で展開されました。
ニッポン放送は1次ラウンドの日本代表4試合を実況生中継し、準々決勝も担当。文化放送は準々決勝から決勝までの特別番組を編成し、吉井理人、中村武志、辻発彦、福留孝介らが解説に参加しました。
一方、映像配信ではNetflixが全47試合を独占。地上波テレビでの本大会中継がなくなったことで、ラジオの存在価値が改めて注目される大会になりました。
2026年大会はすでに終了していますが、今回の放送体制は今後の国際野球大会を楽しむうえでも参考になります。次回大会の中継局や配信権は改めて公式発表を確認し、テレビ・ラジオ・インターネット配信を目的に応じて使い分けることが大切です。