2026年のメッツを振り返るうえで外せない出来事が、シーズン途中の監督交代だ。
6月26日、カルロス・メンドーサ監督が退任メッツは2026年6月26日、カルロス・メンドーサ監督の退任を発表した。当時のチーム成績は34勝47敗。チームが期待された結果を残せていなかったことから、球団は指揮官の交代を決断した。
後任にはアンディ・グリーンが暫定監督として就任。球団公式発表では、グリーンが2026年シーズン終了までチームを率いることが明らかにされた。
その後、9月22日にはグリーンの正式監督就任と3年契約が発表された。シーズン途中の暫定起用から、翌年以降も見据えたチーム運営へと方針が変わった。
監督交代後の成績は40勝41敗2026年の監督別成績を見ると、次のようになる。
- メンドーサ監督:34勝47敗
- グリーン監督:40勝41敗
- シーズン通算:74勝88敗
グリーン監督就任後は勝率がほぼ5割まで改善したものの、勝ち越しには届かなかった。
この数字から読み取れるのは、監督交代によってシーズン後半の成績が一定程度持ち直した一方、前半に積み上がった負債を解消するには至らなかったということだ。
9月27日のナショナルズ戦でシーズン終了メッツは9月下旬、フィリーズやナショナルズとの試合を戦った。
特にシーズン最終カードとなったナショナルズとの3連戦は、次の結果だった。
- 9月25日:6対7で敗戦
- 9月26日:7対1で勝利
- 9月27日:4対6で敗戦
最終戦はナショナルズに4対6で敗れ、74勝88敗で162試合を終了した。最後まで勝率5割への復帰はかなわなかった。
【ニューヨーク・メッツの歴代順位】2022年から2026年までを比較

2026年の5位という結果を評価するには、過去の順位との比較も欠かせない。
メッツは毎年同じ順位にいる球団ではない。100勝を超えるシーズンもあれば、地区最下位に沈むシーズンもある。
直近5シーズンの順位推移- 2022年:2位/101勝61敗
- 2023年:4位/75勝87敗
- 2024年:3位/89勝73敗
- 2025年:2位/83勝79敗
- 2026年:5位/74勝88敗
出典のシーズン別球団記録によると、2022年は101勝を挙げて地区2位。2023年には4位へ後退したが、2024年は89勝まで回復し、ナ・リーグ優勝決定シリーズにも進出した。2025年は地区2位だったものの、2026年は74勝まで減少して最下位に転落した。
メッツの歴史的な実績は?は1962年に創設されたナ・リーグの球団だ。
球団の歴史を象徴するのが、1969年と1986年のワールドシリーズ制覇である。
- 1969年:初のワールドシリーズ優勝
- 1973年:ナ・リーグ優勝
- 1986年:2度目のワールドシリーズ優勝
- 2000年:ナ・リーグ優勝
- 2015年:ナ・リーグ優勝
球団はこれまで5度のナ・リーグ優勝と2度のワールドシリーズ制覇を経験している。地区順位が低迷した2026年も、こうした歴史を持つ球団にとっては立て直しが求められるシーズンとなった。
過去の実績を考えると、2026年の5位は単なる一時的な順位の変動として片付けられない。2022年の101勝や2024年のポストシーズン進出を知るファンにとっては、競争力をどのように取り戻すかが大きな関心事になる。
【プロの結論】2026年のメッツを評価するなら勝率だけでは不十分
2026年のメッツは74勝88敗、勝率.457で東地区最下位だった。
ただし、数字をもう一段深く見ると、チームの課題をより具体的に理解できる。
1. 得失点差から見える勝敗の偏りメッツはシーズンを通じて699得点、731失点を記録した。
得失点差はマイナス32。得点力と失点抑制の両面で、シーズン全体を通じて優位に立てなかったことが分かる。
一方、得点と失点から推計するピタゴラス勝率による期待成績は78勝84敗だった。実際の74勝88敗とは4勝の開きがある。
これは得点・失点の総量から計算した推計値と実際の勝敗が異なったことを示している。接戦での勝敗や試合展開を分析する際に参考になる数字だ。
2. 地区内で勝ち越しても最下位になる理由地区内対戦は27勝25敗だった。
それでも最下位になったのは、162試合の順位が地区内対戦だけで決まるわけではないからだ。
特に中地区との対戦は10勝21敗。西地区との対戦も14勝17敗だった。こうした地区外での成績が、最終的な勝率を押し下げた。
順位表を見る際には、地区内対戦の勝敗だけでなく、他地区との対戦結果も確認する必要がある。
3. 2027年に向けて確認したいポイント2026年の結果を踏まえると、次のシーズンでは以下の指標が注目される。
- 先発投手陣が安定して試合をつくれるか
- 救援投手陣がリードを守れるか
- 得点力を改善し、得失点差をプラスにできるか
- 地区外との対戦成績を改善できるか
- 新監督体制で勝ち越しを実現できるか
特にアンディ・グリーン監督の正式就任は、2027年以降のチーム編成や戦術を考えるうえで重要な転換点になる。
順位だけを追うのではなく、勝率、得失点差、地区別成績、ホーム・ビジター別成績を組み合わせることが、メッツの本当の競争力を判断する基準となる。
【ニューヨーク・メッツの順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ニューヨーク・メッツの2026年の最終順位は何位?
2026年のナ・リーグ東地区5位。74勝88敗、勝率.457でシーズンを終えた。地区首位のブレーブスとは20ゲーム差だった。
Q2:2026年のメッツはワイルドカードでプレーオフに進出した?
進出していない。ナ・リーグのワイルドカード枠はパドレス、カブス、フィリーズが獲得した。メッツは進出ラインから14ゲーム差だった。
Q3:2026年のナ・リーグ東地区で優勝した球団は?
アトランタ・ブレーブス。94勝68敗、勝率.580で地区1位となり、2位フィリーズに6ゲーム差をつけた。
2026年のニューヨーク・メッツは、74勝88敗、勝率.457でナ・リーグ東地区5位に終わった。
ブレーブスとは20ゲーム差、フィリーズとも6ゲーム差。地区優勝はもちろん、ワイルドカードからのポストシーズン進出も実現しなかった。
一方、地区内対戦では27勝25敗と勝ち越しており、すべての対戦で一方的に劣勢だったわけではない。地区外との対戦成績や得失点差を見ることで、低迷の構造も見えてくる。
2027年に向けた最大の注目点は、アンディ・グリーン新監督のもとでチームがどこまで立て直せるかだ。
かつて1969年と1986年に世界一に輝いたメッツが、再び地区優勝やワールドシリーズ制覇を目指すためには、まず勝率5割を安定して超えるチームづくりが求められる。
2026年の最終順位は、その課題を明確に示したシーズンの記録となった。